2024年12月16日(月)
民主主義の力、心から歓迎
韓国大統領弾劾決議 小池書記局長語る
日本共産党の小池晃書記局長は15日、北九州市内で行った街頭演説で、韓国国会が14日に尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領に対する弾劾決議を可決させ、同大統領を職務停止に追い込んだことについて、「韓国の国民が発揮した民主主義の力だ。心から敬意を表する」と述べました。
小池氏は、同大統領弾劾決議案は当初、与党が参加せず不成立となったが、弾劾を求める運動が全国に大きなうねりとなって広がり、2回目の採決では与党も参加し一部議員が賛成に回り可決したとして、「民意と運動の力」の結果だと強調しました。その上で、「民主主義は与えられるものではなく、みんなで力を合わせ勝ち取るものだということを韓国のたたかいは示してくれた」「日本でも真の民主主義を実現し、新しい政治をつくっていくため、日本共産党もがんばる決意です」と語りました。
小池氏はさらに、「この事態を受けて、『日韓関係は冬の時代を迎える』との意見があるが、これは的外れだと思います」と指摘。「韓国は変わりつつある。日本も変わらなければいけない」「来年は戦後80年、日韓国交正常化60年です。過去の植民地支配や侵略戦争に正面から向き合い、韓国とまともな外交関係を築くチャンス。日韓の本当の新時代を築いていく2025年にしなければいけない」と語りました。