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今月1日からは必要不可欠以外の活動の停止や在宅を強く要請する「社会隔離」を実施し、一部に発生した集団感染も徹底追跡して抑え込みました。

2020-04-22 | 市民のくらしのなかで
活動制限一部緩和へ
ベトナム 5日間「感染例なし」


 【ハノイ=井上歩】新型コロナウイルスの感染拡大防止に力を注いできたベトナムで21日午前、「新たな感染例なし」の報告が5日連続を記録しました。23日にも社会・経済活動の制限を一部緩和する見通しです。

 ベトナムは2月初めの段階から早期発見・徹底隔離、先手を打つ活動制限などの政策を明確化。今月1日からは必要不可欠以外の活動の停止や在宅を強く要請する「社会隔離」を実施し、一部に発生した集団感染も徹底追跡して抑え込みました。

 21日までに約17万件を超えるPCR検査が実施されましたが、累計の感染者数は268人で、8日以降の増加は17のみ。16日朝に報告された1例以降、新たな感染者が出ていません。重症化する例もありましたが、懸命の治療で死者を出しておらず、215人がすでに回復しています。

 状況の好転を受けて首都ハノイやホーチミン市は、「社会隔離」措置の期間が終わる23日以降の制限緩和を政府に提案。ただし一般商業活動の停止や外出自粛要請などは当面継続する方針です。グエン・スアン・フック首相は20日、社会・経済活動を回復させる必要があるとしつつ、「(制限)緩和は徐々に行い、油断してはならない」と引き締めました。

 ベトナムでは現在も帰国者・接触者あわせて計約7万5000人が監督下での隔離(8割は自宅)を実施しています。

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