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2010-08-18 | 市民のくらしのなかで

81歳置き去り死:

“老老送迎”の悲劇 施設に余裕なく

2010年8月18日 2時32分 こんな記事を見つけました。ひょっとしたら・・・

左の平屋がめぐみの家。手前の駐車場に止めた車内で宇田川さんは放置されていた=千葉県木更津市羽鳥野で
左の平屋がめぐみの家。手前の駐車場に止めた車内で宇田川さんは放置されていた=千葉県木更津市羽鳥野で

 千葉県木更津市で先月、デイサービスの送迎車の中に81歳の女性が置き去りにされ、死亡した。この日の同市の最高気温は34.6度。県警による と、体の不自由な彼女は車外に脱出できず、熱中症で亡くなったとみられる。サービスを行っていた同市の「めぐみの家」(新海絹恵理事長)は小規模ながら手 厚い介護をすると評判が高かったが、職員に余裕がなく、平均年齢71歳のNPOが送り迎えを手伝っていた。悲劇はそんな“老老送迎”の中で起きていた。 【黒川晋史】

 亡くなったのは木更津市の無職、宇田川美知子さん(81)。

 関係者によると、宇田川さんは週2~3回デイサービスを利用。7月24日午前8時45分ごろ、送迎車に乗った。車は3列シートのステップワゴン で、送迎人数は宇田川さんら女性2人と男性1人。いつもは助手席に1人、2列目に2人を乗せるが、その日は男性に妻が付き添ったため、男性運転手は夫婦を 2列目、宇田川さんを3列目、別の女性を助手席に乗せた。運転手は70歳。ほかに送迎を手伝う人はいなかった。

 車は午前9時15分ごろ、めぐみの家に到着。助手席の女性は自力で降り、2列目の夫婦も施設へ入った。運転手は「全員降りた」と思い込み、宇田川さんを乗せたまま車を駐車場に止め、その場を離れた。

送迎車内の状況
送迎車内の状況

 宇田川さんは自力で送迎車の外に出ることはできなかったとみられる。自宅近くの人によると、よく小柄な体で手押し車をつかみ、脇を家族に支えられて送迎車を待っていた。予定の通所日に来ないこともあり、職員は休みと思ったという。

 午後3時50分ごろにも、新海理事長がこの送迎車を運転し1人を家まで送り届けたが、誰も宇田川さんに気付かなかった。

 午後5時すぎ、宇田川さんの家族から「帰らない」と連絡があり、同40分ごろ、施設の職員が車の中でぐったりしている宇田川さんを発見した。県警によると、既に心肺停止の状態だった。

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 めぐみの家は00年に開所。宇田川さんが亡くなった当時は約30人が通所していた。大手の施設が「手がかかる」と敬遠する高齢者も受け入れ、職員 約15人が交代でケアし「手厚い」と評判だった。宇田川さんも以前は引きこもりがちだったが、職員が自宅を訪ね通所を働きかけたという。

 ただ関係者によると、介護以外の職員を抱える余裕はなく、同市のNPO「ライフサポート波岡」が送迎を手伝っていた。宇田川さんが亡くなった日の 男性運転手もメンバーの一人。書面で請負契約は交わしておらず、近藤弘代表は「新海さんがNPO設立時に協力してくれたので手伝っていた」と説明する。

 千葉県内の人口に占める高齢者(65歳以上)の割合は19.9%だが、木更津市は21.4%。5年前に発足したライフサポート波岡は小型バス数台 を平日1日4回巡回させている。「足が弱り、買い物や病院に行けない年寄りが大勢いる。ならば体の動く年寄りでバスをやろうと考えた」。そう話す近藤代表 は72歳。約20人いるメンバーの平均年齢は71歳になる。

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 宇田川さんを降ろし忘れた男性運転手の自宅を訪ねた。本人は現れず、家人が「何も答えられません」と言うだけだった。知人によると、男性は「なぜ降ろし忘れたのか、自分でも分からない」と話しているという。

 デイサービスなどを行っている施設では通常、利用者の送迎時に乗降者のチェックをする。めぐみの家はチェックをしておらず、県警は関係者を業務上 過失致死容疑で立件する方針だ。新海理事長は事故後「責任は自分にある」と謝罪し、施設の営業を停止した。利用者の多くはほかの施設に移った。

 しかし新海理事長らの元には「事業を続けて」という声も寄せられている。ほかの施設に受け入れを断られた数人は、今もめぐみの家の役員が預かっているという。

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