どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

もしも・・・

2006年05月13日 | 日記
人とは面白いもので もしも なんていう無意味な事を考えたりする

もしもあの時こうしていたら もしもあの時こうしていなかったら なんてね

我が社のクライアントの社員で飛行機嫌いの人が居た

その人が 仕事で止むを得ず生まれて初めて飛行機に乗った

御巣高山に墜落した

勿論私が入社後に聞いた話だ

乗り遅れてこの惨事を間逃れた人もいただろう

運の悪さを笑うべきか 悲しむべきか

人の一生は こんな運命の悪戯で如何様にも変わってしまう

父は赤紙一枚で戦地に行った

軽い結核は無視された 

私が顔も見たことも無い父の兄は 南方へ行った

父の話では 家族を思い 兄弟を思う良い兄だったと

洋画に連れて行ってくれたのも この兄だったという

その人は南方で戦士した 

ハーモニカだけが 我が家のお墓に入っている

お骨さえ帰っては来なかった

父は上官に逆らう人で 転地になった

上官の部隊は全滅となり 父は生きて帰った

俺はついてるんだ それが父の口癖だった

もしも は 考えてはいけない世界

もしもあの時出会わなければ 見知らぬ二人のまま

そんな歌詞があったかと思うが 私は当たり前だと思う

人生を生きるのに もしもは禁物

運命の女神に遊ばれようが導かれようが それが人生だと割り切っている

それでも人はタフに生きる

それが私の美学
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良寛と東風と柳とカエル

2006年05月13日 | 日記
今週はハードだった

それでも今朝も早起き

テレビが5:15になると大音量で これが私の目覚ましなのだ

布団の中で既に始まっている番組を見出した

今朝は良寛の書の美についてだった

漢字も草書体のように書かれている

何しろ漱石が彼の書を 自分の悪筆の恥をさらしても欲しいと願った代物

私は実は漢字が好きだ

だから草書体は苦手である

漢詩なんかが好き 

楷書の世界である

良寛の書は 飄々としていて風通しが良い

細くてだが強い 

しなやかで柳の枝と言えばよいだろうか

あれ 柳といえばカエル 小野東風ではないか

なんと良寛が終生手本としたのがこの東風だとか

書は体を現すようであり 私には手の届かないものだと悟りながら 布団から這い出した

今日の一曲目は 会社の新人君が姐さんにと言って焼いてくれたCDから

ウィスパーズのニードル・インナ・ヘイスタック

干草の中の針…う~~ん捜せない~見込みなしってことかぁ~
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