どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

二十四節気七十二候―啓蟄も近し

2007年03月04日 | 日記
啓蟄という言葉を知ったのは何時だったろうか

これがよく知った春分や秋分 大寒や冬至等と同じ二十四節気の一つだと知ったのは 更に後だったと思う

最近の洒落たカレンダーにはこの記載が無いものが多いが そういう時には自分で書き込む事にしている

これには更に七十ニ候というのがあって この二十四節気の一つを更に五日ずつ分けたものの名称である

俳句に触れている人ならお馴染みのものだろうが 細やかな季節の動きと自然を感じて心が和む

啓蟄で思い出すのは 奥本大三郎さんだ

仏文の先生にして虫大好き

その彼が自慢のように?啓蟄生まれとプロフィールに書いておられる

それにしても学者に虫好きが多いのは何故なのかな

子供の頃は何のためらいもなく手で虫を捕まえた私も いつしか触れなくなった

ひゃぁ~ひゃぁ~言いながら逃げ回ることもある

向こうが 貴方のほうがよっぽど怖いって言ってるわよ なんてよく母に言われたものだ

それでも 今でも庭でカマキリやアゲハチョウの幼虫に出会うと なんとなくホッとしたりしている

お~お前たち ネコの額のような東京の庭でしっかり生きておるか なんて思って顔がほころぶ

二十四節気は書簡に記すこともあるので 多くは馴染みのあるものなのだが この啓蟄は格別好きである

おそらく春の到来と共に 新生の産声を耳にするせいであろう

何だって始まりっていうのはワクワクするものだしね

この年になっても 始動開始のホイッスルの音には自然とエンジンがかかる(中古品にはなってきているが)

一年の始まりとしては 元日よりもこの啓蟄のほうが私にとっては遥かにその実感があるのだ

気温18度になるという今日 啓蟄を前にして少し徘徊してみますか

再生の 息吹にふかれ 地虫一匹 (粗忽)   
コメント
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