どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

長閑な休日

2007年03月25日 | 日記
乳母車に乗っている1歳半くらいの おそらくは男の子の顔が チンパンジーにそっくりだった

ヒトとサルは 限りなく親戚に近い他人だと思いながら美容室に行く

前にも書いたが 美容師は二人だけ 

50代後半らしきマスターと30代の男性

若い美容師がジャラジャラと居て 聞き取りにくい日本語を聞かされるような店はゴメンだ

此処は 音のセンスが良い

今日は 誰かは判らない女性ジャズ・ボーカリストの曲が流れていた

ジェームス・テーラーの曲を唄っていた

うん!宜しい!

帰りに本屋に寄ったら すっかり夕闇

慌てて夕食の買い物をし 食事を作る

こうして 長閑な休日がやがて終わるのだ
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今日の日記は 老人の心の巻 

2007年03月25日 | 日記
我が社の会長は 難病指定されている潰瘍性大腸炎の罹病者である

食事制限はあるし お酒も飲めない

一日5時間 アルバイトの様に出社しては社員と話すのを生きがいとするような生活である

家に帰ったら会話は無いし失語症になる

家の中でやるような趣味も無いし外出も儘ならない PCも出来ないとボヤキが多い

口の悪い私は時々キツイ事も言う(実は構っているだけ これも愛情表現)

家ではかみさんにガミガミ言われ 会社では○○ちゃんにガミガミ言われ 私は何処に行ったら良いの

いっそ もう死にたいよ などと言う

そのくせ かみさんが先に逝ったら生きていけないなどと矛盾した事を言う

どうぞ どうぞ 止めませんから

じゃ 殺してよ

嫌ですよ そんな後味の悪い事 ご自分でどうぞ

こんな会話が毎日のように繰り返される



女性探偵小説のヒロインであるキンジーの隣人且つ友人且つ大家であるヘンリーは 独居老人である

私は 架空の人物であると思いつつも両者の大ファン

ヘンリーは 多少頑なくらいに自立した男性であり 何処かキンジーと似たところがある

時々二人は互いの生活に忠告し合い お節介は必要無いと険悪なムードにもなるが 実は認め合っている仲だ

最近ヘンリーにはロマンスがあったが 自分の生き方と同時に相手のそれも尊重して 破局に終わった

それで良いと自分の人生を受け止めている

誰かを失う事が寂しいのは判る

でも それで自分の人生そのものが寂しくなってしまうというのは 私には判らない

もっと年齢を経たら 判るのだろうか

独居老人 孤独の死 なんて勝手に決め付けるけれど 一人が孤独とは限らない

子供は皆 明るくあるべき っていう決め付けと同じで それこそ余計なお世話というものだ
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