痩せたウサギ

ボーナス支給日だった

家族のいるものならば　マンモスでも仕留めた気分での帰宅かもしれない

それほどじゃなくても　それなりにやったぜ　っていうかね


親が健在の時　食費こそは別だったが　光熱費等は一切家には入れていなかった

その代わりと　両親に幾らか賞与のおこぼれを渡していた

金額ではなく　その気持ち　そのものを喜んでくれていた（と　思う＾＾　思いたい　思わせろ！）

今はもう誰も居ない


40周年の金一封は　税金はどうなるのかと思っていたら　今回のボーナスできっちり計算されていた

妻には内緒にしていた男は　大半を使ってしまっていて　大慌てで財布を確認

何とか帳尻を合わせたようだ


私はといえば　まだ祝儀袋に納めたまま

経済に疎い私は　使わないお金は無いのと同じと思っている

この日くらいと思ったが　外食もデパ地下も高級スーパーも　とにかく出来合いで欲しい物は無く

結局　台所に立つはめになった

5分間クッキングでも手料理が一番

貧乏性なのだろうか


マンモスは　いやマンモスじゃなくって　痩せたウサギ一匹であっても　持ち帰る家族があってこそ　

なんてね　ちょっと思った夜