どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

嬉しいような 哀しいような

2007年12月16日 | 日記
昨日 髪を切りに行った

おかっぱ頭は前髪が眉毛の遥か上になり 戦中・戦後の子供かと^^

ここのマスターは私より幾分年上かなと思う年齢だが アウトドア派だ

どんな冬山も一人で行く

丘サーファーという言葉があったが 私は丘アウトドアに近い

っていうか 貧乏徘徊だね 情け無いことに^^


この店に行くと ラピタとかビーパルとか山渓なんかがある

勿論 女性が好むような雑誌もあるにはあるのだが 私が好まない事を知っている

で ささと 私が好む雑誌を手渡してくれる


バス旅行の話は何度かしている

安いし 目的地には早朝着く(場所にもよるが)

彼も興味津々のようだ(眠れたものじゃない事は はっきりと告げた)


中途半端な旅館に泊まりたいとは思わない

地元の人が来るような温泉に入り 地元の人が美味しいという居酒屋に行く

それが最高だよね 

ってな マスターなのだ

若いあんちゃんと じゃらじゃらした話が無いのが最高(こっちが気を遣うよ)


で この店は 線路を挟んだ我が家とは反対方向にある

ちょっと行かない間に ドラッグストアーがミスター・ドーナッツに変身していた

その道を10分ほど歩くと 大型スーパーがある

数年前まで よく行っていた

最後は 父の死亡による年金の停止を申し出る為 近くの事務所に行った時だ


2月の曇り空の寒い日 父は其処まで歩いて行くと言った

体調の不良を訴えていた頃で それでなくともいつもは車で行く父だった

歩いて数分の本屋にでさえ自分では行かずに母に頼んでいた 凡そ歩く事は戦地で十分果たしたという父だった

それなのに 自分の体力を試すかのように 父は歩いて出かけた

そして 帰宅するなり 疲れた と言った


それから2週間後 父は入院した


東京の典型的な冬といった今日は 風が強く 晴天

私は 久しぶりにその道を歩きながら 胸が押しつぶされそうだった

薄い胸が風力に負けたわけではない 念の為!


今も 母と同年齢 背格好の似た人を町で見かける度に 胸が高鳴り まじまじと顔を見たりしている

また 父が 一人 あの日 この道を歩いたのだと思うと 


一人が寂しいと思うことは全く無い

ただ この家にも町にも思い出が多過ぎる


そして それは 切ないほどいとおしく

また 心の深い場所をがっちりと掴んで 

嬉しいような 哀しいような 
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人生の収支決算

2007年12月16日 | 日記
昨日は家事の日だった

私なりにガンガンやっつけて まだ封筒に入れっぱなしだったボーナスと金一封も整理した

今回はそのまま貯金

毎月の給料だけでも充分やっていける(決して高給取りでは無い!貧乏には使う暇も無しだ)


会社の仲良し君はバツイチで 家賃も子供の養育費もあるとはいえ 貯金が出来ない性格

時々 ロレックスの時計が質屋行きになる

給料日一週間前に 私がお金を貸すこともある

かねてから 私は小額でもいいから貯金しなさいと言っているのだが あると使っちゃうんだよね と

だったら私が預かってあげる と言っていたのだが・・・


先日 ○ちゃん お金預かっててよ と言ってきた

来年早々 部屋の更新があるらしいのだ

今月はそこそこ裕福だが ハメを外して(また そんな機会も多い季節だ)使ってしまう前にと考えたのだろう

銀行の貯金なんていうのはいつでも下ろせる仕組みになっているから ダメなのだそうで


思えば 父方の祖母も財布の底に穴が開いているタイプだったようで 

嫁いでいるのに 実家に帰っては幾らか小遣いを貰っていたような人

親の遺産も大盤振る舞いをしたそうだが 独り占めしないところがなんとも可愛い


遺産で思い出したが 姉と山分けした僅かな現金は 結局ほとんど姉のもとにいった

私には今必要なお金では無いからね

お金は使ってナンボだし


私の計画的貯蓄は 実は子供の頃からである

馬を買いたかった

ここで笑った人! 反省しなさい!

幼少の頃 人生で大切な事は全てテレビの西部劇で学んだ と言っても言い過ぎでは無いほど

で 憧れだった

何処に飼うのだ エサはどうする 第一何処で乗るのだ なんてことは5,6歳の頭では考えられなかった

とにかく 利口であり生き物であり また乗り物でもある馬が最高に思えたのだ

それは 人生というものが朧気ながら判り始める頃まで続いた


今はといえば 悲しくもリタイアした後の生活の為だ

若い頃は暢気なキリギリス生活だった上 今のご時世 年金も当てにはならない

我が身一人だが 誰かの世話にはなりたくないし 人生の収支決算はゼロで終わりたい

だが 既に幾つかの計画も立てている

どうなるのか スリル溢れる人生になることだけは間違いなさそうだ
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