労働者にとって 休日前の夜(概ね金曜日)は最高の時間である
金曜の夜が38時間くらいあったら と思うくらいだ
昨夜はビールも少量にしてPCも早めに落とした
寝る前に 読みかけの御気楽本を探したが 何せ部屋が素敵に荒れているので見当たらない
先日 友人が貸してくれた漫画を読むことにした
漫画は 滅多に読まない
子供の頃からそうだった
特に少女漫画といわれるジャンルは苦手で 白土三平なんかが良かったねぇ~
読破したのはたった一つ ジャリン子チエ
電車の中でマンガを読む大人がいるが(それも白髪混じりだったり) 見苦しさを覚える
気取るわけじゃないが 家で読めと言いたい
かといって漫画を見下しているわけでは無いし 文化的水準の高さも唸らせる作品があるのも知っている
読まないのは 単なる習慣に過ぎない
友人の貸してくれたものは 大阪ハムレットという本
短編集のようでもあり だが主人公達(子供が多い)がそれぞれ町の何処かで関っているといった設定
子供も大人も無い 男も女も無い
生きる者全てが それぞれに悩んだり傷ついたり 歪んでみたり真っ直ぐだったり
小説といった文字媒体を読むことは 絵を頭の中に想像する作業でもある
描写の一つ一つに意味があり 会話文もそれで生き生きとする
自分の人生で培ってきたものが どれだけその作品を味わえるかを決める
だからこそ 名作は読み返す毎に色を変える
漫画はストーリーとキャラクターも大事だが 当然絵が命である
小説にもスピード感というものはあるが 視覚に訴えるものには敵わない
ある意味 そのスピード感はとても日常的である
彼のうつむいた顔がパッと上を向いたかと思ったら さて・・・泣いているのか 笑っているのか
それは何故なんだろうか 心情や如何に?
漫画には其れは無い
次のひとコマで瞬時に判断出来るから
そして私達の日常は おそらくは こんな劇画タッチなものなのかもしれない
さぁ~ 今日もドタバタ漫画の始まり 始まり~