豪華客船での集団感染について 色々な見解が出されている
検疫を意味する英語は quarantine
イタリア語の40日間を意味する言葉が語源という
ペストが大流行した時 船を40日間海上に停泊させてから上陸を許可するという法律があったことに由来する
日本でも同じようなことを意味する「コレラ船」という言葉があり なんと夏の季語にもなっていたというから 驚く
今回のダイヤモンドプリンセス号も 同じように見えなくもない
ただし 私が感じているのはそんなことでない
私が在職していた会社は 零細企業ではありながら ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)を取得した
認証取得に関してはそこそこの費用が掛かる上に 社員の半数近くがメンバーとして参加する毎月の会議 大量な書類の管理(記録および適切な廃棄) 認証の更新に向けての整理と それでなくても残業の多い中 こんなことをする意味があるのかと思ったものだ
ただし 私個人としては学ぶところも多かった
ことに PDCAサイクル(管理業務を継続的に改善させていく手法: P=Plan「計画」D=Do「実行」 C=Check「評価」 A=Action「改善」)は 自分の生活に役立てることができると感じたものだ
今度の客船内での大規模感染は おそらく世界中で初めての経験であり だから残念ながら失敗も間違いもあっただろうと思う
しかし失敗や間違いをきちんと精査し 解決策を見つけ 世界中で共有して 今後に生かすことが一番大事だろう
事実を隠したり データの改ざんなどをすれば 正しい解決策にはたどり着けない
正しいと思っても これで良いと思っても 決して完璧ではないからこそPDCAサイクルは 永遠に続くサイクルとなる
責任の所在をはっきりさせることも大事だろうが どこが間違いだったのか どうすれば良かったのか 今何をするべきか 今後どのような対策を取れば良いのか
無駄な議論は不毛でしかないと私は感じている