内田洋子の『対岸のベネツィア』が 目下のバスタイム本
前に読んだことがあるが それは図書館の本だった
最近 ブックオフで見つけたので結局購入したのだ
やっぱり本は欲しい時に手に取って読める場所にあるべきだ とは思う(のだが そう言っているとあっという間に本の山ができてしまう)
好きな作品や作家のものは 特にだ
イタリアのいろいろな場所に居を構えてきた彼女が(船に住んだこともあるし ぽつんと一軒家に近い山の家に住んだこともある) あえて不便を承知でこの町とどっぷり付き合ってみようと思ったことから始まる
ベネツィア 水の都ベニス ベニスの商人 映画『ベニスに死す』や『旅情』
だが実際に彼女が住んだのは 水上バスでわずか5分の対岸にあるジュデッカ島だった
どこだどこだ
グーグルマップで調べる
島というか・・・大阪の中ノ島みたいじゃん
コンサートはともかく 教会を見るだけでも価値がありますから
借りた部屋の上階に住む老人からこう誘われて 教会で行われるコンサートに行くことになる
「サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂」
ティツィアーノが描いた祭壇画(「聖母被昇天」)があるというので これも検索
うわお~ こんな建物の中でこんな絵を見せられたら 神の存在を感ぜずにはいられなくなりそう
ベネツィアの旅は始まったばかり
水の都ならぬ湯の都に浸かりながら 毎朝 ちびりちびりと読み進めていく