6月は健康診断の案内だの 固定資産税や都霊園使用の納付書だのが届くし 年金額の通知書も来る月である
今日はその年金額のお知らせが届いた
わずかに増えたのは 物価高騰と給料所得の増額によるものだが 実質賃金は下がりっぱなしという労働者と同じく 実質年金?は目減りしている
20代の頃 年金のことなんてこれっぽっちも考えなかった
老後のことよりも 今のことと少し先の未来のことだけが問題だった
自分の老後はおろか 両親の老後でさえまだまだ思い至らないたわけ者だった
高齢者の年金は若者を苦しめているように捉える人もいるかもしれない
私は年金は自分のためというよりも 相互扶助のための制度だと思っている
自分が納めた分は取り返してから死にたいなどと日頃は冗談を言っているが 私は 私が納めている分は誰かの(もちろん自分のでもあるが)祖父母だったり両親だったりの年金に回るのだと考えてきた
年金のおかげで 子供は親への経済的扶助をしなくても済むとしたら(私もそうだったが)
そして その年金が減ったために子や孫への色々な援助が減るとしたら
年金を増やせと言っているわけではない
ただ 相互扶助なのだと誰もが思えるような制度であって欲しいと思う
最近では自分で老後の資金を管理する制度が定着しているが それも大事ではあるけれど すべてが自己責任となると そこからこぼれた人には救いの無い世界になってしまうのではないかと 心配になる