高橋源一郎のラジオ番組で 上野千鶴子さんが「上野千鶴子基金」を設立したという話を紹介していた
私はフェミニズムに関して無学で無頓着である
一応これでも女性ではあるけれど 女性としての生き方にありがちな悩みの多くを避けてきたし(人間としての悩みはそれなりにあったが) きょうだいも姉しかいなかったせいか 良くも悪くも性差別のようなものをあまり意識せずに育ったように思う
その方面に関して本当は考えるべき問題があるのかもしれないが 私には他のことのほうがずっと大きな問題だった
私がこの話でいいなと感じたのは 上野さんの基金設立の動機が「恩送り」だという点(詳細は ここをクリック)
この言葉の意味はわかるが 言葉としてすでに江戸時代から存在していたことは知らなかった
英語では「Pay it forward(ペイ・イット・フォワード)」
映画『ペイ・フォワード 可能の王国』でこの言葉を知っている人も多いだろう
主人公を演じた少年が成長してすっかり変わってしまったのには驚いたが 映画はとても良かった(ちょっと悲しいラストに泣けてしまうけれど)
基金は作れなくても それぞれの立場で自分のできる「恩送り」を行っている人は 沢山いると思う
毎日は無理でも時々は「恩送り」を心がける そんな年齢に私もなってきた