金環日食を見るために、ウオーキングから帰って、
日食グラスの代わりに、ボール紙にキリでピンホールを開けました。
7時15分頃に穴の開いた箱を太陽にかざしてみたら、
なんと、すでに欠け始めた太陽が写ってていました。
感動!というか、とっても不思議、ふしぎ、です。
日食が始まるとともに、
なんか空気が冷たくなってきました。
ふとキンジュのかげを見ると、木漏れ日が丸く映っています。
お玉の穴も、金環日食。
7時35分くらい。
丸いリングのように見えます。
すこしたって見たら、反対側がかけていました。
世紀の金環日食を、ピンホールの影絵で見て、大満足です。
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家に戻って新聞を読み始めたら、中日新聞生活面で
友人の白井さんの書いた記事を見つけました。
非日常の天体ショーから、関心は、日常の放射性セシウムに、
引き戻されました。
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雨水利用の安全性は? 放射能汚染を調査 2012年5月21日 中日新聞 雨水をためて庭の水まきなどに使う雨水利用。福島原発事故の放射性物質による雨水への影響を福井工業大(福井市)の准教授、笠井利浩さんが調べたところ、「雨水タンクの底にたまる泥(底質泥)に放射性セシウムが蓄積しやすい半面、雨水そのものは安全」との分析結果が出た。市民グループは「正しい情報を基に、雨水の利用を進めたい」としている。 (白井康彦) 「雨水の放射能汚染は大丈夫でしょうか」。雨水利用を研究する笠井さんが十二日、福井市内の公民館で話した科学教室。終了後に、聴衆の一人が歩み寄って質問してきた。 「基本的に心配はいりません」。笠井さんがこう答えたのは昨年六月、自身も雨水タンクの放射能汚染に関心を抱き、全国六カ所の調査をしていたからだ。 雨水利用の仕組みは簡単。雨水を雨どいを通してタンクや貯留槽に集め、花壇への散水、洗車などに使う。水資源の有効利用などが目的だ。タンクや貯留槽の底には、雨とともに流れ込んだ泥がたまる。 笠井さんは最初に、福井市内の公共施設の雨水タンクから、雨水と底質泥を採取。福井工業大にある測定装置で放射性物質の濃度を調べた。雨水からは放射性セシウムは検出されなかった。底質泥からは関東などに比べれば少ないとはいえ、セシウム134と137の合計で一キロ当たり一一二・七ベクレルが検出された。 この結果から、原発事故による雨水利用への影響は、程度の差はあれ、広範囲に出ていると推測。昨年八月、知人などに依頼し、東京都墨田区の住宅、公共施設など、計五カ所の雨水タンクから試料を集めた。福井市の公共施設のタンクは内部を洗浄後、九月にも試料を採取した。 測定結果をまとめたのが表。六カ所のうち、雨水から放射性セシウムが検出されたのは二カ所。いずれも墨田区で、セシウム濃度はそれぞれ一キロ当たり二・八ベクレル、一三・七ベクレルとわずかだった。 雨水と比べると、底質泥のセシウム濃度は高い。墨田区の個人宅の底質泥からは一キロ当たり七一一〇ベクレルを検出。環境省が廃棄物について「一般的な処分方法で安全に処分できる」と説明している上限値の八〇〇〇ベクレルに近い。 雨水と底質泥の結果が好対照なことについて、笠井さんは「雨水中のセシウムが底質泥に吸着されるのが原因」と判断している。 安全性について、笠井さんは「原発事故による放射能汚染がひどかった地域を除けば、雨水を使っても問題はない」と強調。「ただ、タンク内で底質泥が舞い上がらないよう注意が必要」と付け加える。 汚染度が高い地域では雨水利用を見合わせるのも選択肢。雨水そのものが安全でも、底質泥の扱いには注意が必要だ。汚染度が高い底質泥は取り出しても保管困難。除去するなら、ビニール袋で何重にもくるんで庭の隅の土中に埋めるなどの対応が考えられる。 雨水自体は安全とはいえ、雨水利用をアピールしてきた市民団体などには悩ましいところだ。名古屋市のNPO法人「雨水利用と緑化を進める会」の理事長、臼井章二さんは「放射能汚染への懸念によって、雨水利用が低調にならないよう、正確な情報とともに雨水利用の意義を伝えたい」と話している。 ◆メリットさまざま 家庭で雨水利用に取り組むには、市販の雨水タンクを買うのが手っ取り早い。ホームセンターには三万円程度の商品も売っている。器用な人なら手作りも可能。雨水利用には、(1)水道代の節約(2)渇水時の水資源(3)地震など災害のときの水の確保-などのメリットがある。水道水は製造段階で大きなエネルギーを使っている。雨水に置き換えることで環境負荷も減らせる。 雨水利用に積極的に取り組み、日本の雨水利用を引っ張ってきたのが東京都墨田区。区内の廃校を利用して二〇〇一年にオープンした「すみだ環境ふれあい館」には雨水資料室があり、雨水利用を始めようとする人には参考になる。 |
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