キンリョウヘンが開花しました。
朝は一輪だけでしたが、
昼頃には10輪くらいに増えていました。
倒れている咲いている花茎には、
支柱を立ててやりました。
明日、ネットをかぶせて、
日本ミツバチの待ち箱においてやりましょう。
ランの植え替えように、水苔とヘラボンを買ってきました。
ヘラボンは、キンリョウヘン用。
水苔は、一晩水につけて
カトレアと胡蝶蘭の植え替えに使います。
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社説:財務次官辞任 幕引きにはならない 2018年4月19日 朝日新聞 目を覆いたくなるような国家行政の混乱である。財務省の福田淳一事務次官がきのう、辞任の意向を表明した。 「現状に鑑みると、職責を果たすのは困難」と理由を述べた。週刊新潮が報じた福田氏のセクハラ疑惑を発端にした騒動であり、麻生財務相も辞任を認めざるをえなかった。 報道が出た先週以降、麻生氏はじめ財務省と政権の対応は鈍すぎた。調査に腰を上げるのが遅れたうえ、調査の方法をめぐっても議論がおきている。 そのうえ公の場で説明を避け続けた福田氏の態度に、国民から広く疑問の目が向けられてきた。この間の混迷ぶりを見れば、福田氏が職にとどまれないのは当然だろう。 しかし、問題をこれで幕引きにしてはならない。 疑惑についての調査を徹底すべきである。福田氏はきのうも「記事は事実と異なると考えている」と否定した。一方、女性記者との会話の一部とされる音声については、「自分のものかどうかはよく分からない」と、あやふやだった。 疑惑が事実であれば、女性の人権を軽んじる行為であり、許されない。 記者クラブに加盟する報道各社に対し、財務省は協力を依頼した。被害を受けた女性がいれば、同省が委託した弁護士事務所に連絡するよう要請した。 そこには、被害者の立場や苦悩についての配慮が欠けている。この要請を出した矢野康治官房長が当面、次官の職を代行するというが、きちんとした調査ができるか疑問が残る。要請を撤回したうえで、適切な調査の態勢を再考すべきだ。 何よりも重いのは、麻生財務相の責任である。 報道後、調査も処分もしない姿勢を見せるなど、常識とかけ離れた対応を繰り返した。そもそも財務省では、森友問題をめぐり公文書を改ざんするという重大な過ちが発覚したばかりであり、全省をあげて調査を進めているさなかのはずだ。 しかし麻生氏は、理財局長として不適切な国会答弁を重ねた佐川氏について批判されても、国税庁長官への昇任は「適材適所」と受け流してきた。 佐川氏に続く次官の辞任。この失態についての責任を、麻生氏はどう考えているのか。 官邸の対応も後手に回った。今回の問題を財務省任せにした経過からは、管理責任を果たす政権の姿勢がうかがえない。 一部の官僚の不祥事ではない。政権の行政管理能力に大きな疑問符がついている。 |
社説:セクハラ疑惑 辞任で終わらせるな 2018年4月19日 中日新聞 「官庁の中の官庁」といわれる財務省の人権意識がこの程度であれば政権全体のそれも推して知るべしだ。セクハラ疑惑にあった福田淳一事務次官が辞任したが、それで終わりではないはずだ。 公僕、全体の奉仕者という言葉は財務省には死語なのか。 「セクハラの被害者がいれば名乗り出よ」という財務省の調査方法は、被害者に二次被害を生じさせかねず、セクハラ対応としては論外だった。 同省の顧問弁護士という身内に委ねるのも公平ではなかった。 それ以上に、税務調査権など強大な権力を持つ財務省が、会社組織に属する一市民を相手に「名乗り出られるものなら名乗り出てみろ」という態度では、力ずくの口封じととられてもおかしくない。 名乗り出れば、会社での地位が危うくなり職業すら脅かされるとの不安も抱こう。何をされるかわからない怖さを与えるのは、独裁者が市民の声を抹殺する手法を想起させるのである。 記者として取材先とのやりとりは明かすことができない規範であり、報道の自由にかかわる問題をも含んでいる。だが、麻生太郎財務相は「被害者の申告がない場合はセクハラ認定は難しい」旨の発言を繰り返し、調査に対して与野党から批判が高まってもかたくなに撤回しない姿勢を貫いてきた。 これでは、申告しにくい事情を逆手にとった手法だと断じざるを得なかった。そもそも麻生氏は福田事務次官について「実績を踏まえれば、あの一点をもって処分すべきでない」と話したように、有能であればセクハラは許されるかのような考えを示していた。 世界的にセクハラを告発する運動が広がる中、あまりに感覚がずれている。海外メディアもこの疑惑を報じ始めており、世界に恥をさらしているのである。 疑惑を否定してきた福田次官は「引き続き、身の潔白を明らかにしたい。だが、現在の状況を鑑みると職責を果たすことが困難だ」と辞任を申し出た。 これでは疑惑にふたをし、依然として真相はやぶの中だ。隠蔽(いんぺい)体質など政権が抱える問題はうやむやにされてしまう。 安倍晋三首相は「膿(うみ)をすべて出し切る」と口では言う。だが中央省庁で疑惑がこれだけ相次ぎ、疑いが晴れないものばかりだ。 「魚は頭から腐る」。財務省トップの麻生氏、そして行政の長たる安倍首相が責任をとらなければ、膿は出し切れないだろう。 |
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