みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

【原子力資料情報室声明】原発と戦争ーロシアは速やかにウクライナでの軍事作戦を中止する/【マニフェスト】フェミニスト反戦レジスタンスべき

2022-02-27 21:54:50 | 地震・原発・災害
コストコに行ったとき、カナダ産の三元豚ひれ肉を買ってきました。
大きなひれ肉が4本(2本×2袋)真空パックに入っていて、
100g118円で約1900円と格安でした。
一袋は近くに住むひとにおすそ分け。

うちの分は袋から出して、白い筋をていねいに取ってから、

両はしの部分をシチュー用に切り落として、
真ん中の太いところは薄切りにしました。
あとで小分けしてから、冷凍保存します。
  
夕ご飯は、ひれ肉のはしの部分を一口大に切って、シチューを作りましょう。

ミックスベジタブル、マッシュルーム、玉ねぎ、にんにくと、
トマト缶、赤ワインなどを入れて15分ほど煮込めばできあがり。。

柔らかいひれ肉と濃厚なうまみのトマトシチュー、美味でした。

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後半は、
ロシアの暴挙に反対の声をあげる、
【原子力資料情報室声明】と【マニフェスト】フェミニスト反戦レジスタンスを紹介します。

  【原子力資料情報室声明】原発と戦争ーロシアは速やかにウクライナでの軍事作戦を中止するべき
2022年2月25日
NPO法人原子力資料情報室

24日、ロシアのプーチン大統領はウクライナに対して事実上の宣戦を布告し、攻撃を開始した。おそらく1991年のスロベニア独立戦争以来となる、民生用原発が稼働する中での戦争が始まった[i]。私たちは、この戦争を強く憂慮し、速やかな停戦とロシア軍の撤退、そして紛争地域に近い稼働中原発の即時停止を強く求める。

ウクライナは電力供給の半分以上を原子力に依存し、電力供給を維持するために戦争中でも原発を稼働させている。原子力発電公社エネルゴアトムによれば、開戦前の23日時点で15基中リウネ原発1号機とフメルニツキ―原発2号機を除く13基の原発が稼働中だ[ii]。

ウクライナ政府の発表によれば、24日、戦闘の末、ロシア軍がチェルノブイリ原発を占拠したという。いまだ、大量の放射性物質を抱えているチェルノブイリ原発での戦闘も問題だが、より深刻なのは、稼働中の原発だ。戦争によって原発が事故に至る可能性は否定できない。たとえば、格納容器にミサイルが衝突すれば、大惨事に至る。冷却水の取水のための装置が打撃を受ければ、原子炉の冷却に支障がでる。送電網が破壊されれば、外部電源喪失に至る。運転員の避難や殺傷などが起きれば、原発の制御もままならなくなる。

攻撃や事故により原発が制御不能になれば、チェルノブイリ原発事故や福島第一原発事故の被害を大きく上回る事態に至ることも否定できない。ウクライナだけではない。ロシアの主要耕作地域、ヨーロッパ全土にも大きな被害が発生する。ウクライナの特に紛争地域に近い原発の運転は可能な限り速やかに停止すべきだ。早く止めれば止めるほど、事故を回避できる可能性は高くなる。

一方、原発を停止すれば、戦火の最中に市民生活のインフラ機能が停止し、多大な人命損失の可能性が生じる。そのため、欧州各国は資源価格高騰、電力需給がひっ迫する中ではあるが、ウクライナへの電力輸出を行い、ウクライナを支えるべきだ。日本も相応の貢献が求められる。

 プーチン大統領は他国が介入した場合、核兵器使用を示唆している。しかしこれは断じて許されない。核兵器の使用が許されるどんな大義名分も存在しない。それ以前に、原発のある国への侵略が自国への安全保障の重大なリスクにもつながりかねない現実を直視すべきだ。ロシア軍が早急に軍事行動を中止し、撤退することを強く要求する。 


  【マニフェスト】フェミニスト反戦レジスタンス

*ロシアのフェミニストたちへの結集を呼びかける反戦レジスタンスの立ち上げが宣言され、マニフェストが公開されたので以下に訳出しました。責任者はジェンダー研究者でジャーナリストでもあるエッラ・ロスマン、その他のメンバーは匿名となっています。以下、全文です。

2月24日、モスクワ時間の午前5時半頃、ロシア大統領ウラジーミル・プーチンは、「非ナチ化」と「非武装化」のためにウクライナ領土内での「特殊作戦」を行うと発表した。この作戦は数カ月かけて準備されたものだ――ロシア軍は何カ月もかけてウクライナとの国境へ移動している。その際、ロシア首脳部は、いかなる攻撃の可能性も否定していた。私たちがいま目にしているように、これは嘘だった。

ロシアは隣国に新たな戦争を宣言し、ウクライナから自決権も平和な生活も取り上げてしまった。宣戦布告は初めてのことではない。この8年間ドンバスではロシア連邦主導の戦争が続いており、クリミアの違法な併合という結果になったのだと私たちは認識している。ロシアやロシア大統領が、ルガンスクやドネツクの人びとの運命を心配したことなど一度もないし、今もしていない。8年後の両共和国の承認は、解放するのだとごまかしてウクライナへ侵攻するためだけに必要だったのだ。

政治勢力としてのフェミニズムは、戦争の側にいることはできない、とりわけ、占領のための戦争の側には。フェミニズムは、社会の発展のため、弱者を支援するため、さまざまな可能性と展望を大いに増やすためにある。さらに、周りにある暴力を減らし、人びとが互いに平和に共存するために。

戦争とは――暴力であり、貧困であり、強制的な移動であり、打ち砕かれた生活である、安全の欠如、未来の展望の消失である。戦争は、フェミニズム運動の本質と真っ向から対立している。戦争は、ジェンダーの不平等を強化し、何年も前に達成した人権を退けかねない。戦争は、肉体的な暴力だけでなく、性暴力をももたらす。歴史が示しているように、戦時にはどの女性にとっても性暴力の被害に遭うリスクが数倍に跳ね上がる。このためにも、そしてその他の多くの理由のためにも、ロシアのフェミニストたち、そしてフェミニズムの価値観を分かち合う人たちは、わが国の指導部によって開始されたこの戦争に、断固として反対する必要がある。

いま起きている戦争は、プーチンの呼びかけが示しているように、いまだに政治工学的な「伝統的な価値観」のもとで行われている。この価値観に同意しない者、あるいは、別の見解をもつ者たちに対しては暴力を用いつつ、ロシアは宣教師のようにそうした価値観を世界にもたらそうと決意したかのようだ。この「伝統的な価値観」が何なのかは、批判的に考える能力をもつ人になら誰でもよくわかる。その根底にあるのは、女性の搾取、そして、生き方や自己決定や活動が、家父長制の矮小な基準におさまらない人たちに対する闘いなのだ。隣国に自分の歪んだ基準とデマゴーグ的な「解放」をもたらしたいという欲望によって、占領を正当化すること――これが、ロシアじゅうのフェミニストたちが全力でこの戦争に抵抗しなければならないもうひとつの理由だ。

今日のフェミニストたちは、ロシアでは数少ない活動的な政治勢力のひとつである。当局は長いあいだ、私たちのことを政治運動とは理解していなかった。それゆえに私たちは一時期は、他の勢力に比べるとほとんど弾圧を受けることがなかった。ロシア全土には、カリーニングラードからウラジオストクまでに45以上のフェミニスト団体が活動している。私たちは、フェミニスト団体と個々のフェミニストたちへ呼びかけます、フェミニスト反戦レジスタンスへ加わり、戦争と戦争を開始した政府との闘いにおいて力をひとつにしましょう。私たちは大勢だ、私たちがひとつになれば多くのことができる。この10年間でフェミニズム運動は、メディアや文化的な面で相当に大きな力を蓄えてきた。その力を政治の力に変える時が来た。私たちは、戦争に反対する、家父長制に、独裁主義に、軍国主義に反対する。私たちは未来であり、私たちは勝利する。

2022年2月25日
(出典)https://doxajournal.ru/femagainstwar
(テレグラム)https://t.me/femagainstwar
(インスタグラム)https://www.instagram.com/fem_antiwar_resistance/ 


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