みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

【中日社説】一票は銃弾より強い/1票の格差、「自称」議員…「違憲国会」が憲法改正?

2013-01-21 21:44:16 | ほん/新聞/ニュース
昨日夕方、バローーホームセンターに行ったら、
「カサブランカ(ピンク)」というラベルのついた球根が大特価。

定価980円のところ、なんと処分価格の150円。
おおきそうな3球を買いました。

さっそく10号鉢に3球を植えました。
   
カサブランカにピンクはないので、正式名称は、
「オリエンタルリリー・マルコポーロ」。
超大輪の淡いピンクのオリエンタル百合です。

鉢に入れる土を採っていたら、古い鉢の底にトノサマガエルが冬籠りしていました。
   
迷惑そうというか、つついても起きません。
そっと腐葉土のなかに入れてやりました。

玄関横の日本水仙。
1月下旬なのに、今年はまだ咲きません。
   

  

中日新聞の昨日の社説「一票は銃弾より強い 週のはじめに考える」。
読みでがあります。

  【社説】一票は銃弾より強い 週のはじめに考える  
2013年1月20日 中日新聞

 参院選の年です。一票の格差是正、選挙制度、定数削減、公選法改正、低投票率対策など民意をもっと反映できる仕組みへの改革を急ぐべきです。
 小選挙区比例代表並立制の下で六回目の選挙だった昨年の衆院選結果をあらためて分析して驚いたことがあります。三百小選挙区のうち約百区で二人当選が出ているほか中選挙区かと錯覚する三人当選区が栃木2区、神奈川9区、愛知12区など十区ありました。これは過去最高です(それまでの最高は一九九六年の七区)。
 比例代表との重複立候補が認められているので、小選挙区で落選しても「惜敗率」という救済措置で比例から復活できるからです。

惜敗率は違憲との主張
 さすがに四人当選区はありませんでしたが、「惜敗率」は小選挙区制導入直後から批判の的でした。首相になる前の小泉純一郎氏は「新選挙制度は憲法違反だ」と主張していました。「両議院は、全国民を代表する選挙された議員でこれを組織する」(憲法四三条)に照らして「小選挙区で落選した候補が比例で復活するのは違憲ではないか」というわけです。でも小泉内閣当時の二〇〇五年、郵政改革を争点にした衆院選で自民党は圧勝したのですから皮肉です。
 憲法前文には「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し」とあります。
 この表現は「一票の格差」是正要求の根拠にもなっていますが、前記の複数当選区には山梨県(1、2区は二人、3区は三人当選)も含まれています。前国会で成立した定数の「〇増五減」案では山梨県も定員減の対象ですから、選挙結果は格差是正に逆行する事態を招いたといえます。
 一方、七月に予定される参院選では「一票の格差」が最大五倍以上になっており、昨年衆院選の最大二・四二倍以上にひどい「違憲状態」です。

参院が先行した比例制
 このため昨年の国会では「四増四減」法を成立させました。しかし、これも衆院の「〇増五減」と同様に小手先細工で、抜本解決にはほど遠い内容です。
 参院では八二年に拘束名簿式比例代表制(後に非拘束式に変更)が導入されました。この背景には「従来の全国区が『銭酷区』といわれるほど選挙運動にカネがかかり過ぎる」「参院は『衆院のカーボンコピー』との批判が強い」などの指摘を踏まえて、初の政党名投票を導入することで参院の独自性を示す狙いもあったのです。だが逆に参院の政党化が進み、現憲法施行後の緑風会といった非政党・良識派の集まりや故市川房枝さんのような理想選挙を追求する議員など「党より人」の参院議員像は姿を消したのです。
 九四年、衆院の選挙制度が中選挙区制から小選挙区比例代表並立制に変わったことによって参院の独自性はまた薄れました。いま与野党に求められるのは最高裁の違憲判断をかわすための「一票の格差」是正策に限らず、衆参両院それぞれの独自性を生かす選挙制度を構築することではないでしょうか。最近、衆院に関しては中選挙区制復活論が政界だけでなく経済界、学界からも出ていますが、衆参バラバラの制度論議ではなく一体的に検討してほしいものです。
 時代の変化に伴って対応を急がなければならない公選法上の問題も浮上しています。
 一つはネット選挙の解禁問題です。お隣の韓国では先の大統領選でツイッターなど交流サイトの活用が選挙戦を盛り上げたと本紙ソウル特派員のリポートにありました。日本では昨年の衆院選で橋下徹日本維新の会代表代行(大阪市長)が公示後のツイッターを更新した問題で公選法の文書図画頒布規定に抵触するのではないかと話題になりました。
 緩和策としては選挙管理委員会が提供する公的サーバーの範囲内でネット選挙を認める案も浮上しています。
 もう一つは選挙権年齢です。世界的に見ても十八歳が多数派で、日本のような二十歳は少数です。〇七年に公布された国民投票法では投票権を十八歳と規定しています。高齢世代が急増していることから世代的バランスを考えると若い世代の声を政治により反映する必要性を感じます。昨年の衆院選では小選挙区の投票率が59・3%と戦後最低でした。選挙権年齢の引き下げで投票率向上も望めたら一石二鳥ですが。

リンカーンの「名言」
 「投票用紙は銃弾より強い」という名言があります。米国の第十六代大統領リンカーンの言葉ですが、戦争で明日を決めていた時代より、投票で決める民主主義政治を大事にすべきだという主張です。民意をより反映する選挙制度へ英知を集める時です。


応援クリック人気ブログランキングへ してね 
本文中の写真をクリックすると拡大します。

15日の毎日新聞夕刊の、特集ワイドもおもしろいです。

 特集ワイド:1票の格差、「自称」議員…「違憲国会」が憲法改正? 
毎日新聞 2013年01月15日 

 当選を果たし初登院する議員らでにぎわう国会議事堂前。しかし、その当選にも「違憲状態」という鎖が……=昨年12月26日、宮間俊樹撮影
拡大写真 「違憲国会」「違法国会」−−穏やかでない言葉を耳にする。一方、衆院選で大勝した自民党などからは「憲法改正を目指す」という威勢のいい声が上がる。今の国会が「違憲」だとしたら1カ月前、私たちは何に1票を投じたんだろう。この国で今、何が起きようとしているんだろう?【藤田祐子】

 「現状は明らかに違憲国会です」と断じるのは、1票の不平等是正を求める「一人一票実現国民会議」発起人の一人、升永英俊(ますながひでとし)弁護士だ。「何ら憲法上の地位を持たない人たちが国会議員を自称しているだけ。でたらめ、無法状態と言っていい」
 何ら憲法上の地位を持たない、と升永弁護士が言う意味はこうだ。居住地によって投じる1票の価値が異なる「1票の格差」問題で、最高裁は09年衆院選(1票の格差が最大2・30倍)については11年3月、10年参院選(同5・00倍)については昨年10月に、いずれも「定数配分規定が違憲状態にある」と判断した。「違憲状態」は、合理的期間内に是正されなければ違憲とみなされる。昨年12月の衆院選は、判決から1年半以上を経たにもかかわらず、違憲状態と認定された区割りのまま実施された。現在、衆参両院とも違憲状態という異例の事態となっているのだ。
 「憲法は国家の主権が国民にあると定め、国民は多数決によって主権を行使します。それなのに今の状態は、国会議員の選び方に国民の多数決が反映されていない。国民の主権が著しくゆがめられているのです」(升永弁護士)
 これまでの最高裁判決は、1票の格差が「合理性を有するとは到底考えられない程度に達している時」に初めて違憲とする、としたうえで「不平等は立法の裁量範囲内」と追認して合憲判断をしたり、「取り消すのは公共の福祉に適合しない」として選挙そのものは有効としたりする“甘い裁定”をしてきた。
 しかし、11年3月の最高裁判決は衆院選の格差2・92倍を合憲とした88年の判決から踏み込み、初めて3倍未満でも「違憲状態」とした。また昨年10月の判決は、参院については96年以来となる「違憲状態」判断で、裁判官15人のうち3人はさらに厳しい「違憲」という意見だった。
 長谷部恭男・東大法学部教授(憲法学)は「投票価値の平等は民主主義の根幹に関わる問題」と指摘。最高裁が厳しい姿勢へと転じたのは「権利の平等を求める世論の高まりが反映された」とみる。
 だが、当の国会側の反応は鈍かった。11年3月の最高裁判決は与野党の対立下、1年半以上も放置された。是正策の具体的検討は進まず、選挙区画定審議会設置法に基づく区割り改定案勧告も出せなかった。格差是正をはかった「0増5減」法案は解散の駆け引きの政争の具とされ、参院可決当日の昨年11月16日、衆院が解散した。当時の与党閣僚は法案が成立していれば、新しい区割りによる選挙ができなくても「是正に向けた立法努力とみなされ格差は容認される」との認識を示した。

 今回の衆院選で改憲を掲げる自民党と日本維新の会の議席は合わせて3分の2を超えた。憲法96条は(1)衆参両院で3分の2の賛成により憲法改正を発議し(2)国民投票で過半数を得て承認する−−と定めており、改憲が現実味を帯びる。安倍晋三首相は第1期政権時代の07年に「新憲法制定を07年の地方統一選、参院選の争点にする」と表明。再登板後の昨年12月にも、96条を改正し発議要件を3分の2から2分の1に緩和する意向を改めて示している。
 「現憲法下の65年間に日本の人々が共通財産として民主主義の理念を持ち得た功績を思えば、今盛んに出ている改正案に比べ、今の憲法をあるがまま生かしたほうが社会にふさわしい」。「九条の会」呼びかけ人でもある奥平康弘東大名誉教授は性急な改憲論を懸念する。
 「違憲状態が積み重ねられた中で成立したあってはならない内閣だが、法学者の立場からは、立法機関として法的に無効とまでは言えません。しかし政治的には、憲法改正という非常に重大な問題を、どさくさの中で成立した内閣に軽々に扱ってほしくない」
 「96条はハードルが高すぎる」という声に「なぜ改正要件を厳しくしているのかを考えるべきです」と異を唱えるのは長谷部教授だ。
 「憲法は特定のイデオロギーや利害関係を超えた長期的な社会のルールを定めたもの。それを変えるなら、社会を構成する多様な人々が納得できる共通の価値観に裏打ちされた変更であるべきだ。過半数でなく3分の2としたのは、与野党に広く受け入れられる改正であるべきことを想定しているためなのです」
 そして続ける。「国会議員自身が違憲状態にある状況下で憲法改正の議論をするとしたら、果たしてその改正が国民の意思を正しく反映したものと言えるのか、との疑問が出るのは避けられません」
 もちろん、国会発議の次には国民投票という次のハードルがある。だが昨年8月の毎日新聞の世論調査では「改憲賛成」が65%に上った。「違憲国会による憲法改正」は確実に近づいているのだ。
 違憲状態で選ばれたからといって、既にいる国会議員をやめさせる方法などないのでは−−。だが長谷部教授ら専門家の間では、今回の衆院選について既に起こされている「1票の格差」訴訟で「違憲であり選挙結果は無効」との判決が出る可能性は低くないとの見方が出ている。「昨年10月の最高裁判決の反対意見を参考にした私見ですが」と前置きして長谷部教授が言う。「違憲判決が出て、ある選挙区の選挙が無効になったら、その選挙区には人口比に即した定数を臨時に割り振り、再選挙すればいい。そうして選ばれた議員も含めた国会で抜本的是正策を立法化すればいいんです。決して不可能ではありません」
 升永弁護士はさらに過激かつ明快だ。「比例代表制度というものがある。こちらは1票の価値が平等です。違憲判決が出たら小選挙区をなくし、全議員を比例代表制で選び直せばいいのです」。最高裁が違憲と認定しても国会が動かなければ、立法の不作為で有権者が精神的苦痛を受けたとして議員自身が国家賠償訴訟の対象になるという。「憲法はそれだけ重いんです」
 有権者の意思を正当に反映した議員ばかりになれば、政治は変わるのか。升永弁護士が言葉に力を込める。「変わらないわけがない。自明のことでしょう」

 ◇衆院の「1票の格差」
2009年 8月 衆院選
2011年 3月 衆院議員選挙区画定審議会設置法(設置法)に基づく審議会が、人口比率に基づいた区割り改定案の策定作業開始
       同 最高裁が、09年衆院選の1票の格差(最大2.30倍)を「違憲状態」とする判決。激変緩和措置として47都道府県に1議席ずつ割り振った「1人別枠方式」の撤廃を求める
        最高裁判決と設置法が矛盾するとして審議会が作業中断

2012年 2月 設置法の期限切れ。区割り改定案の勧告ができず違法状態に
     10月 「0増5減」法案国会提出
     11月 「0増5減」法案、衆参で可決・成立
     12月 衆院選。「0増5減」は間に合わず

 ◇参院の「1票の格差」
2009年 9月 最高裁が07年参院選の1票の格差(最大4.86倍)を「大きな不平等がある」と指摘しながらも「合憲」判決
2010年 7月 参院選
     12月 西岡武夫参院議長(当時)がブロック選挙区制などの抜本改革案を提案するが採用されず
2012年 7月 「4増4減」法案に民主、自民両党が合意
     10月 最高裁が10年参院選の「1票の格差」(最大5.00倍)について「違憲状態」と判断。衆参両院が「違憲状態」となる
     11月 「4増4減」法案、衆参で可決・成立
==============



最後まで読んでくださってありがとう
人気ブログランキングへ クリックを

 記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね
  


P-WANのバナーのトップページのリンクはこちらから。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1月20日(日)のつぶやき

2013-01-21 01:23:11 | 花/美しいもの

『原発をつくらせない人々―祝島から未来へ』(山秋真・岩波新書)/原発の呪縛・日本よ!上野千鶴子さん goo.gl/JdNRn


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『原発をつくらせない人々―祝島から未来へ』(山秋真・岩波新書)/原発の呪縛・日本よ!上野千鶴子さん

2013-01-20 21:26:35 | 地震・原発・災害
きょう1月20日は二十四節気の一つ「大寒(だいかん)」。
立春の前日までの二週間は一年で寒さが最も厳しくなるころ。
『暦便覧』では「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」とされています。

大寒にあわせるように満月ロウバイが咲きました。

   
いつもなら1月の初めか中ごろには咲いているのですが、
今年は開花が少し遅いようです。

ピンクの大輪の椿も咲きました。
  

畑の無農薬野菜たっぷりの野菜炒め。
   


応援クリック人気ブログランキングへ してね 
本文中の写真をクリックすると拡大します。

友人の山秋 真さんの二冊目の本、
『原発をつくらせない人々』(山秋真・岩波新書)を読みました。

紀伊半島、能登、原発をつくらせなかった各地の闘いを丹念に取材し、
メーンは通い続けた山口県の「祝島」。

とても良い本です。
『原発をつくらせない人々』(山秋真・岩波新書) 


山秋真さんは、最初に書いた『ためされた地方自治』(桂書房)で「やよりジャーナリスト賞」も受賞されています。
 『ためされた地方自治
原発の代理戦争にゆれた能登半島・珠洲市民の13年』(山秋真/桂書房/2007) 
 
「珠洲市民の《失われた時間》は、同時に、闘って自治を手に入れる貴重なプロセスであった
 上野千鶴子 (東京大学大学院教授)」


  『原発をつくらせない人びと―祝島から未来へ』 
山秋 真著
(新赤版1399)

 みんなの海じゃから、守らんといかん
 毎週月曜日の夜、西瀬戸内海の祝島ではおばちゃんたちが中心になって、島の中を30分ほど、デモをします。島独特の練塀(ねりべい)のあいだの細い路地を、みんなで歩くのです。2012年の11月までに、1150回をこえました。
 30年以上、〈非暴力〉によって大きな力にあらがいながら、「原発はいらない」と言い続けてきた祝島の人びと。文化や祭りを守り、海や山での日々を大切にしながら生活している姿を、彼ら/彼女らの声とともに伝えます。
(新書編集部)

■著者からのメッセージ
 世界地図を眺めると実に小さな列島に、いつのまにか17カ所に54基もの原発が林立していました。長らく原発が国策として強力に進められてきた結果です。そして、福島のおおきな犠牲の末に、原子力政策がようやく国政選挙の争点になりました。国の政策を変えていくことは、一筋縄にはいかないかもしれません。
 実は、原発をつくらせなかった地域が、日本には30カ所以上もあります。その経験を共有し学びたいと思い、この『原発をつくらせない人びと―祝島から未来へ』では、原発をつくらせまいとあらがいつづける祝島を中心に、人びとの経験と声を綴りました。そうした人びとの姿を知ることが、この激動期に社会を変えることを迫られる大人たちや、そうした大人を見ながら成長してゆく子どもたちにとって、未来への希望を持ちつづける力になることを願っています。

■著者紹介
山秋 真(やまあき・しん)神奈川県出身。米国交換留学中に、79年に事故があったスリーマイル島原発の地元、ミドルタウンを訪問。ホームステイをする。それをきっかけに、原発計画にゆれた石川県珠洲市と、その関連裁判へ通って取材し、記録をとる。2003年の同計画凍結後、東大大学院の上野千鶴子ゼミへ通い、『ためされた地方自治―原発の代理戦争にゆれた能登半島・珠洲市民の13年』(桂書房、2007年)を執筆。この本で松井やよりジャーナリスト賞(08年)、平和協同ジャーナリスト基金賞 荒井なみ子賞(07年)を受賞。現在は祝島に通い、滞在して、上関原発計画の状況と計画にあらがう人びとを取材・発信し、『週刊金曜日』『DAYS JAPAN』などに執筆している。
 
■目次
序 章 原発ゼロの地
日本の原発は、どこに/原発ゼロの地、紀伊半島/熊野の漁師たちの活躍/能登半島の珠洲市/日本海沿岸の交易の拠点/敦賀からのメッセージ/そして選挙は/計画の凍結へ
第一章 おばちゃんたちは、つづける
祝島と原発/みずからの声で「原発反対」へ/「一心会」の誕生/おばちゃんたちが始めた週一回のデモ/「なぜ30年つづけられるのですか」/「たまげる」日々/一年中ズボンに/祝島の女性たち/素人選挙、はじまる/神舞神事の見合わせ/船を見張る/上関原発音頭/町長、原発誘致を申し入れ/「島民の会」
 
第二章 祝島 その歴史と風土
海の関所 上関/農村とは異なる集落/海上交通の要衝/神に直属する人の地 祝島/貴重な五穀の種/神人の特権/祝島と杖/神につながる「海の領主」/祝島の底力/練塀の集落/「ジンギ」が生きている/石垣棚田にみる技術力/祠のような暗渠/水が足りないわけ/水が溜まらなくなった/独特の生態系/生物多様性の宝庫
 
第三章 陸でたたかう
四代地区 田ノ浦/「国内最後の新規立地」/反原発地主の会と立木トラスト/入会地は誰のもの/入会権とは/宮司解任/田ノ浦へ通う日々/「カパッとわれちょる」島で/原発は人のこころを……
 
第四章 海でたたかう
女漁師民子さん、豊かな海へ/ひじきをつくる/火の神様のために/祝島の漁師、反対の決議を重ねる/共同漁業権/漁業権の切り替え時期/共同漁業権の分割へ/つづく「祝島はずし」が逆に力に/環境影響調査の範囲を縮小/幾重もの布石/「原発のカネは受けとらん」/祝島漁協、合併へ/祝島の船、ボーリングの台船へ/海の埋め立てはじまる/「体力がもたん」/「虹のカヤック隊」誕生/“着工”/暗い海に飛び交う怒号/けが人発生/スラップ訴訟/「外部の人」攻撃を超えて/「あやしい台船は通さん」/経産省の答え/潮と風と船と/年が明けて再び
 
第五章 田ノ浦と祝島沖の2011年2月
台船が来ることが日常的に/“事件”/海上保安庁による全船立ちいり検査/必死の抗議/転覆の危機/全船とめて/立ちいり検査つづく/中電にも指導が/海上保安庁との会話/緊張も活気も不安も/陸の2・21/田ノ浦の浜に、スクラムをくぐって/祝島に休みはなし/海の2・21/いのちがけで台船をとめる/身体にロープを巻きつけて/増える海上保安庁の船
 
第六章 東電の原発事故のあと
田ノ浦でむかえた3月11日/町長、知事、「慎重に」/中国電力「一時中断」が/「宝の海」にはぐくまれて/海の森と山の森/イカス漁/近隣地域への広がり/埋め立て免許の延長は認めず/本当に中止になるのか/安全を言うチラシ/「海賊船」を再現/全国の署名が100万超える/しかし、つづく漁協ゆさぶり/二枚潮と潮の目/選挙の争点にならない原発/福島の漁師の声

終 章 未来へ
ビワの葉とともに/故郷へ戻ってくる/人びとのあいだの「亀裂」がなくなる日へ/島に帰ってきて/「無関心層」の可能性と鍵/日々生きていくのは大変、ならば「原発なし」で/祝島の神舞年

 あとがき
 主要参考文献等
 本書関連年表  


12月に毎日新聞に載った上野千鶴子さんの「特集ワイド:原発の呪縛・日本よ!◇「弱者のまま」選択を」も再掲します。

 「ジェンダー平等政策」リスト7政党の回答書/日本よ! 社会学者・上野千鶴子さん◇「弱者のまま」選択を
 特集ワイド:原発の呪縛・日本よ! 社会学者・上野千鶴子さん
毎日新聞 2012年11月30日 東京夕刊

<この国はどこへ行こうとしているのか>
 ◇「弱者のまま」選択を−−上野千鶴子さん(64)

 「私たちが地球と命を汚しました。私たちは汚れました。もう、たくさんだ。もうこんなこと、やめましょう」
 1月、国際交流NGOピースボートなどが中心となり、市民の手で原発に頼らない社会を築こうと横浜市で開かれた「脱原発世界会議」。ゲストに呼ばれ、2日間の会議の締めくくりにスピーチに立った上野千鶴子さんが呼びかけた。そして、東京電力福島第1原発事故以降の日本の先行きを見据え、次のように言い切った。
 「大丈夫。私たちは原発がなくてもやっていける」
 「大丈夫。原発に代わる代替エネルギーや再生可能エネルギーは確実に手に入る」
 だが、三つ目の「大丈夫」だけはニュアンスが違った。「大丈夫かどうかちょっとわからないのは私たちがそれを決めることができるのかどうか」
 汚した「加害者」を自覚するとともに、これからの社会のあり方を決めるのは自分たち一人一人、人ごとではない、と覚悟を促すと、会場を埋めた約1000人から拍手がわき上がった。
 「深い深い後悔からです。環境問題を考え行動していた周囲の仲間は原発は危険、事故は必ず起きるとずっと前から言っていた。それを私は聞いていたのに、何もしてこなかった。こんなことになるとは知らなかったと申し開きはできません」。スピーチの動機をそう話す。
 性差別をなくし女性の権利を広げようと訴えるフェミニズムを通じて「こんな世の中に誰がしたのか」と問い、「おやじ、うざい、はた迷惑」と言い続けてきただけに、自分が「加害者」の側にいたことは「痛恨の思い」だった。
 「母を反面教師にして育つ娘たちがいます。ああはなりたくないと、母の不幸を見て育つんです。そういう娘の一人でした」。自らの母娘関係をきっかけにフェミニズムの世界に入った上野さんにとって、原発問題は遠くにあった。
 昨年3月15日、東京大学退職の節目に予定されていた最終講義の演題は「不惑のフェミニズム」だった。女性の解放運動であるウーマンリブが日本で社会的注目を浴びた1970年10月の国際反戦デーから約40年。誤解と偏見のなかで、女性学という新しい学問分野をつくり出した一人である上野さんたちの取り組みを振り返るつもりだった。運動のバトンを後輩に手渡すためでもあった。「フェミニズムは偏った思想に過ぎず学問とは違う、といまだに考えられています。最終講義の演題は看板に書かれて東大の構内に立てられます。『フェミニズム』と大書された看板が立つのをこの目で見てみたいと思っていました」。そんな看板が立ったことは一度もなく、以降もおそらくないだろう、とのいたずら心があった。
 あと4日というときに東日本大震災が起きた。「学究生活の中でただ1回」の講義はキャンセルに。このことが上野さんを原発問題に向かわせた。世の中がやや落ち着いた7月9日。最終講義は「震災復興支援特別公開講演」に変わり、「生き延びるための思想」を演題に行われた。「フェミニズムは女が男並みに強くなりたいという思想ではなく、弱者が弱者のままで尊重されるための思想です」と前置きしたうえで、公開講演で訴えたかったことをこう語る。
 「原発は強者の思想。強者になりたいという志向の産物です。日本が原発を捨てられないのは、核武装の潜在能力を捨てたくないためであり、国際社会で列強諸国と肩を並べるためです。支配者になりたい、抑圧者になりたい……それは明治維新以来の悲願。そして、その通りになった」。強者の思想のつけが原発事故であり、いまだに多くの被災者を苦しめる。
 事故は「人災」でもある。「東電では、戦略を立てる人が意思決定の過程で現実をきちっと把握していない、現場からの報告に耳を傾けない、希望的な観測しかしない。都合の悪い情報は隠蔽(いんぺい)する。誰も責任を取らない。敗戦の構造とそっくりです。太平洋戦争時の日本軍の組織体質が、戦後の日本企業にそのまま引き継がれています」
 「奇跡のときは終わったのです」と語気を強める。「人口減少、高齢社会のなかで再分配の政治・社会を目指すときです」。強者の思想に基づく社会ではなく、弱者が弱者のままで尊重され、生きていける社会づくり。「女を主題にやってきたことが、高齢社会で介護や障害と結びつきました。環境とかエコロジーとは距離を置いてきましたが、原発事故でつながりました。バラバラにあったものが今、ひとつながりになってきたという実感があります」。原発問題と寄り添ったことで、上野さんの運動の動機に「子どもたち未来世代への責任」が加わった。
 民主党政権は「2030年代に原発ゼロ」を決めた。「財界の顔色をうかがうならばそうはしたくなかったのでしょうが、国民の意思に抗しきれなくなったという妥協の産物。ぎりぎりの選択をしたという意味では評価できます」。しかし、「原発ゼロ」の閣議決定を見送ると同時に、大飯原発の再稼働や原発建設の再開と、ぶれ続けた。
 「再稼働問題では、立地県の知事が国の判断に頼るなど自分たちの意思決定を棚上げすることがあった。ひと任せ政治極まれりという感じです。国民の間にも、原発問題を人ごとのように捉えている空気がまだある。一人一人が『当事者意識』を持つことが必要です。そのためにも、原発是非を問う国民投票をやった方がいいかもしれません。自分の運命を自分で決める実感が持て、責任を意識することにもなりますから」
 12月15、16日、「脱原発世界会議」が東京と福島で再び開かれる。上野さんが理事長を務めるNPO法人WANは今回、実行委員会に参加する。東京・日比谷公園で集会、官邸前でデモ、また福島県郡山市では日本政府・国際原子力機関共催の「原子力安全福島閣僚会議」に合わせる形で「脱原発をめざす首長会議」−−と、2日間にわたり同時多発的に行動する。
 16日は衆院選の投開票日と重なる。実質的に、上野さんが言う原発国民投票になるかもしれない。「今回の選挙では、WANを中心に女性問題に取り組む団体と個人が連携して『ジェンダー平等政策を求める』全政党アンケートを実施しました。原発問題を含め、女の声が政治に届かない……それが、今日の社会の行き詰まりをもたらしたと思えてならないからです」
 そう、ひと任せではなく、自分たちで新たな社会を築くときなのだ。【内野雅一】
■人物略歴
 ◇うえの・ちづこ
 1948年生まれ。女性学、ジェンダー研究のパイオニアの一人。2009年NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN、http://wan.or.jp/)設立、11年4月から理事長。

==============

 ◇「特集ワイド」へご意見、ご感想を
t.yukan@mainichi.co.jp

ファクス03・3212・0279

==============


最後まで読んでくださってありがとう
人気ブログランキングへ  クリックを

 記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね
  


P-WANのバナーのトップページのリンクはこちらから。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1月19日(土)のつぶやき

2013-01-20 01:23:48 | 花/美しいもの

女性は、もっと活躍できる! ~「女性のエンパワーメント原則」(WEPs)を手がかりに★「女性の活躍シンポジウム&交流会」女性は、もっと活躍できる!「女性の活躍シンポジウム&交流会」 | WAN:Women's Action Network wan.or.jp/information/in…

寺町みどりさんがリツイート | 2 RT

小学校の給食でショック死   マニュアル頼み、ひそむ危険 /アナフィラキシー 迷わず症状緩和注射を goo.gl/qgTy2

1 件 リツイートされました

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小学校の給食でショック死   マニュアル頼み、ひそむ危険 /アナフィラキシー 迷わず症状緩和注射を

2013-01-19 21:33:35 | ほん/新聞/ニュース
市民派議員塾の打ち合わせをするために名古屋のホテルに泊まりました。
2人で講師をするので内容の詳細や時間配分に集中するために
勉強会の前にはいつも外で相談することにしています。

   
名古屋城
   

ストロベリーパフェ
   

雪雲に沈む夕日
   

   

お昼に食べたお好み焼き。
   

お互いのイメージを出し合って調整し、
明日からは分担したセッションの準備をすすめます。


応援クリック人気ブログランキングへ してね 
本文中の写真をクリックすると拡大します。

ホテルで読んだ中日新聞の生活面に、稲熊さんの記事が載っていました。

先日起きた給食の食物アレルギーでショック死した事件を検証した記事です。

  小学校の給食でショック死   マニュアル頼み、ひそむ危険  
(2013年1月18日) 【中日新聞】
アナフィラキシー 迷わず症状緩和注射を

 東京都調布市の小学校で昨年12月、重度の乳アレルギーの5年女児(11)が給食を食べて、複数の臓器に重篤な症状が出る「アナフィラキシーショック」となり、死亡した。専門医は「何度か救えるチャンスがあった」と指摘する。死を防ぐために、何ができたのか。小学生の1000人に1人以上は重いアレルギー患者。事故から学び、事故を食い止めたい。 (稲熊美樹)

 ❶当日の給食のおかず「じゃがいものチヂミ」は粉チーズ入りで、女児には除去食が用意された。女児は調理員から専用のトレーに載った給食を受け取り、食べた。
 市教委によると、女児の給食は除去食かどうかに関係なく、毎日専用のトレーに載せられ、名前が書かれていた。あいち小児保健医療総合センター(愛知県大府市)の伊藤浩明内科部長(アレルギー科)は「対応が完璧になると除去食の意識が薄れる。本人も除去食かどうか認識した方がいい」と話す。「チヂミは粉チーズを抜いてあるよ」などの声掛けが望ましい。

 ❷担任教諭がチヂミのおかわりを配布。担任は「大丈夫か?」と尋ねた。女児は、食べられない物に保護者が印を付けた献立表を確認。印はなく、おかわりを食べた。
アナフィラキシーの可能性がある子どもが携帯しているエピペン  藤田保健衛生大坂文種報徳会病院(名古屋市)小児科の宇理須(うりす)厚雄教授は「児童に判断させるのは難しい。先生も確認した方がよかった」。学校では、おかわりしてはいけないメニューに「×」が記された一覧表を、担任が確認してから渡すルールだったが、担任は確認しなかった。宇理須教授は「事故はおかわりの時によく起きる。『除去食の子は、おかわりなし』にした方がいい」と提案する。

 ❸「ごちそうさま」の約30分後、女児が「気持ちが悪い」と担任に申し出た。いつもの具合が悪い時よりつらそう。担任は他の児童に養護教諭を呼ぶよう頼み、症状を緩和するための自己注射器「エピペン」を取り出し「これ、打つのか?」と尋ねた。女児は「違う、打たないで」と答え、担任は打たなかった。
 エピペンの注射は医療行為だが、教員も使用できる。学校では事故の2カ月前に講習があった。伊藤部長は「よほど悪い状態だったのでは。拒否されてもエピペンを打つべきタイミングだ」と指摘。エピペンは「迷ったら打って」と伊藤部長。

 ❹養護教諭が担任に救急車を要請。女児が「もれそう」と言ったため、おんぶでトイレへ。便座に座らせた。名前を呼んでも返事をしない。表情は青くなり、自動体外式除細動器(AED)を指示。
 この場面でも「救急要請やAEDを思い浮かべる状態ならエピペンを」と伊藤部長。宇理須教授は「アナフィラキシーで血圧が下がっているときに体を立てると、脳や心臓に血液が届かなくなる。足を上にした方がよかった」と分析する。

 ❺③から約10分後、校長がエピペンを打った。4分後、救急車が到着。病院に運ばれたが、3時間後に死亡した。

「ひやりはっと」事例知り、疑似体験を
 伊藤部長は「マニュアルを整備しても、防ぎきれない事態は必ず起きる。そのときどうするか、想定を」と話す。教員には「マニュアル頼みにならず、肌身で直感的に感じられるようになってほしい」と願う。
 事故を防ごうと、宇理須教授は昨年、冊子「食物アレルギーひやりはっと事例集2012」を作成。「事例を知り、疑似体験してほしい」と話す。インターネットで同タイトルで検索し、ダウンロードできる。また、NPO法人アレルギー支援ネットワーク(名古屋市)が開く「アレルギー大学」も、事故例から学ぶ講座を開いている。



 お代わり欄にバツ印 担任がチェック怠る アレルギー女児死亡 

(2013年1月9日) 【中日新聞】 
 東京都調布市の市立富士見台小で昨年12月20日、乳製品アレルギーがある5年の女子児童(11)が給食を食べた後、急性アレルギー反応を起こし死亡した問題で、市教委は8日、担任の男性教諭(29)が誤って粉チーズ入りのチヂミを女児に渡していたと発表した。混入食材のチェックを怠ったことが女児の死亡につながったとみられる。
 海東元治教育長らが記者会見し、学校側の責任を認めて遺族に謝罪した。担任教諭は精神的ショックで病欠中という。
 当日の給食の献立には粉チーズ入りチヂミがあり、学校側は女児のため特別に粉チーズを除いた「除去食」を提供した。女児は完食し、お代わりを要望。担任教諭は、あまっていた一般児童向けの粉チーズ入りチヂミを女児に渡した。
 女児がお代わりを求めた場合、担任教諭は学校が用意した「除去食一覧表」をチェックすることになっていた。一覧表は当日のチヂミのお代わり欄にバツ印が記されていたが、担任教諭は確認していなかった。


食物アレルギーに理解を「食物アレルギーひやりはっと事例集2012」/甘酸っぱい紅玉リンゴジャム(2012-12-20)

  



最後まで読んでくださってありがとう
人気ブログランキングへ  クリックを

 記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね
  


P-WANのバナーのトップページのリンクはこちらから。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1月18日(金)のつぶやき

2013-01-19 01:23:00 | 花/美しいもの

沖縄タイムス | 「非婚母に寡婦控除を」日弁連が要望 article.okinawatimes.co.jp/article/2013-0… @theokinawatimesさんから 出ました!日弁連に人権救済申し立てを出した成果です。3人の非婚の母たちの。

寺町みどりさんがリツイート | 17 RT

NHKETV「日本人は何を考えてきたのか」全12回中最終回にようやく女が!平塚らいてうと市川房枝。ガイド役は田中優子さん。家族の歴史をさらして覚悟の出演だ。スタジオトークの相手に、上野を指名してくださった。

寺町みどりさんがリツイート | 44 RT

田中優子さんとの対談をNHKで収録。優子さんの挑発に乗って踏みこんだ発言をしてしまった。どんな編集になっているか、たのしみ~。「第12回女たちは会報をめざす」放映は1/27日ETV22-23時半。ご予約しておこう。

寺町みどりさんがリツイート | 44 RT

ブログ開設から9年目。毎日記事をアップし続けた過去8年の1/18の記事を紹介。 blog.goo.ne.jp/midorinet002/e…


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブログ開設から9年目。毎日記事をアップし続けた過去8年の1/18の記事を紹介。

2013-01-18 08:23:26 | Weblog
「みどりの一期一会」は2005年1月18日に開設しました。
そのころはまだブログ自体を知っている人が少なくて、
「ブログはじめました」っていうと、「ブログって何?」とよく聞かれました。

「ブログってなんだろう」と調べようと本屋に行くと、解説本は1,2冊あるだけ。
gooブログも、いまでは1,813,396ブログありますが、
わたしが始めた時はまだ10万くらい。
ブログを始めたきっかけは、岐阜で開催する上野千鶴子さんの「当事者主権」講演会のPRをしたかったことと、
わたしのみぢかにある花や木や自然の美しさを遺しておきたかったこと。

読み返してみると、上野千鶴子さんやジェンダー、市民運動関連の記事は多いし、
お花の記事も同じくらい多くて、硬軟取り混ぜたブログになりました。

ブログを始める前は、親しい人以外にはパーソナルなことを明かしていなかったので、
「みどりさんて何者?」状態(笑)。

雨の日も風の日も、どこにいても毎日欠かさずブログを更新してきた効果は大きく、
いまでは「ブログ見てます」という初対面の人もいるくらいです。
石の上にも8年。
ブログ、おそるべし。

1年目からの1月18日のブログ記事を紹介します。
興味のある方はご覧ください。

2005-01-18 1年目。
 上野千鶴子さん「当事者主権」講演会のお知らせ 
2005-01-18 15:05:31 | ジェンダー/上野千鶴子

上野千鶴子さんの講演会を、3月26日(土)午後に岐阜市内で企画しています。
主催は上野さんの著書を読む「女あそびの会」。
わたしもこのメンバーで、昨年は『当事者主権』(岩波新書)を音読しました。

「当事者主権」と言えば、
めったにテレビに登場されない上野さんが、
年末にNHK教育の「福祉ネットワーク」に出演されて、評判になった。
「ないしょで出た」そうだが、わたしの回りでも見ていた人は多かった。
友人が、さっそく書店に『当事者主権』を買いに行ったら売り切れ。
版元にもないそうだ。

上野さんとは、『市民派議員になるための本』(学陽書房)と
『市民派政治を実現するための本』(コモンズ)をいっしょにつくった仲。
念願の講演会が実現できてとってもうれしい。・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(以下略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


2006-01-18  2年目。
 ブログ1周年!「毎日アップしましたぁ」。
2006-01-18 18:16:17 | Weblog

2005年1月18日。
ブログをはじめた、記念すべき日。

あれから一年。
雨の日も、風の日も、雪の日も、
ブログネタにしながら、
毎日記事をアップしました。

デジカメもブログのために覚えて、
画像の枚数は、365日で5050枚。
拡大縮小があるとしても、
一日にすると10枚以上。
われながら、おどろいています。

1年前、プログを始めるときに参考にしたのは、
増田真樹さんの『超簡単!プログ入門
-たった2時間で自分のホームページが持てる』でした。・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(以下略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


2007-01-18 3年目。
 報!「フェロシルト」関連の情報公開訴訟「全面勝訴」/「無党派・市民派議員になにができるか?」 
2007-01-18 16:11:41 | 市民運動/市民自治/政治

今日はブログ2周年記念日。
あらたな3年目がはじまる、ということで、
気分一新《人気ブログランキング》を、
お花から、「社会・経済」全般に変えた。

2周年の記事はあとでじっくり書くとして、
「フェロシルト」関連の情報非公開取消訴訟で、
三重県と争っていた行政訴訟の判決日で、
三重地裁にいってたともちゃんから、携帯に電話があり、
判決は「全面勝訴」とのこと。
おめでとう!やったね!・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(以下略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



応援クリック人気ブログランキングへ してね 
本文中の写真をクリックすると拡大します。


2008-01-18 4年目
 「ボーナス加算廃止の直接請求」をしようと思ったら「廃止」/ブログ開設4年目 
2008-01-18 18:33:40 | 市民運動/市民自治/政治

議員の期末手当(ボーナス)の「特別職加算」の条例を廃止させたいと、
直接請求に向けて印刷やら印鑑押しやら準備していた。

提出日の昨日の朝刊に、なんと
「山県市議の政務調査費・期末手当加算、廃止へ」の記事。

議会が自主的に廃止するのはけっこうなことだけど、
直接請求をされるのが嫌で、あわてて廃止することにしたのが見え見え。
そうならもっと早くしてよね、というのが市民の気持ち。
頭かくして尻隠さず、というべきか。
その心は? 「尻尾が見えてるよっ」

とはいえ、
いままでの「実績!」でオオカミ爺さんばかりの議員たち、
本会議で条例が改正されるまでは信用できないから、
直接請求も予定通りすることにして、手続きを開始した。・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(以下略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


2009-01-18  5年目。
 白菜漬けと沢庵漬け、つけました。「そろそろ食べごろかしら」。
2009-01-18 18:59:51 | 有機農業/野菜&ハーブ

4年前のちょうど今日、ブログをはじめました。
それから、毎日毎日、欠かさず更新して、
「みどりの一期一会」は明日から5年目に入ります。

ときどきは、更新がめんどくさくなりながら、
旅行のときは、難儀やなぁ、と思いながら・・・
それにしても、よくぞ続いたものだと、われながら感心(笑)。

で、今日の記事は何にしようかと考えているうちに、
暗くなってきたので、あわてて記事を書いています。
こんな風にして記事をアップすることの多い今日この頃です。

飽きずに見に来てくださってっている皆さま、
ありがとうございます。  

年末に、最初に蒔いた無双白菜を全部収穫して、
「白菜漬け」をつけることにしました。・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(以下略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 


2010-01-18  6年目。
  自治法改正「議会の住民参加」「議員定数上限撤廃」/名古屋市議会、費用弁償廃止へ/あなたのまちは?
2010-01-18 13:35:08 | 市民運動/市民自治/政治

鳩山内閣初の予算審議である「第174通常国会」が、きょう召集されました。

直前に、小沢一郎幹事長の元秘書・石川知裕衆院議員と大久保秘書が逮捕されるという、
「政治とカネ」をめぐる事件があり、波乱の幕開けです。
民主党は、「政治とカネ」問題に口をつぐまずに、説明責任を果たしてほしいものです。

とはいえ、政権が変わって、地方自治法抜本改正の論議が、
一気にすすんできました。
憲法制定と同時に、憲法付帯法として制定された地方自治法は、
いまや現実の地方自治や議会に合わなくなっていると
ずっと前から言われてきたのですが、今までは、既得権を守りたい人たちの抵抗もあり、
なかなか改正まではいたりませんでした。

特に、自治法で謳っている「地方自治の本旨」が、
「団体自治」と「住民自治」と言われてきたのに、
議論されるのは、地方分権などの「団体自治」ばかりで、
「住民自治」はすみのほうに追いやられ、忘れられてきました。・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(以下略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


2011-01-18 7年目。
  17日住民投票告示/【名古屋の乱】徹底討論ナゴヤ住民投票・詳報(1)(2)  
2011-01-18 13:17:53 | 市民運動/市民自治/政治

昨日1月17日、名古屋市議会のリコールの住民投票が告示されました。
20日に知事選、23日には市長選と告示が続き、いずれも、投票は2月6日(日)。

昨日から東海地方の新聞各社は、この話題一色の感があるのですが、
まずは名古屋市に本社のある中日新聞の記事を紹介します。

 市長と議会、論戦火ぶた 名古屋で解散問う住民投票告示(2011年1月17日 中日新聞)

 【社説】自治を考え直す好機に 名古屋・トリプル投票へ 
2011年1月17日 中日新聞 ・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(以下略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


2012-01-18  8年目。
 DV防止を考える 岐阜市でフォーラム/名古屋市男女平等参画推進センター・伊藤静香さん
2012-01-18 21:51:17 | ジェンダー/上野千鶴子

横浜で二日間にわたって開催された脱原発世界会議に参加し、
翌日からは東京に二泊して帰ってきました。
東京滞在中は、もっぱら友人宅でおうちごはん(ブランチ)。 

帰りには、東京駅グランスタダイニング・ノースコートで見つけておいた、
パティスリーキハチのキハチロール(1,280円)をお土産に買いました。   

わたしが横浜に出かけた日に、岐阜では、
前にお知らせした「DV防止フォーラム Gifu2012」が開催されました。
こちらも行きたかったのですが、新聞記事のみ。

 DV防止を考える 岐阜市でフォーラム、講演や分科会・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(以下略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 



最後まで読んでくださってありがとう
人気ブログランキングへ  クリックを

 記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね
  


P-WANのバナーのトップページのリンクはこちらから。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1月17日(木)のつぶやき

2013-01-18 01:23:49 | 花/美しいもの

色川大吉『追憶の人々 同時代を生きた友とわたし』「50人中女性は8人。どうして少ないのかと尋ねたら、『女は長生きするから』。なるほど。色川さんの苛烈で忌憚のない人物評を聞くためなら、先に死んでもよいと思えるぐらいだが、問題は死んだらそれを読めないということだ」とは上野の帯の文句。

寺町みどりさんがリツイート | 13 RT

日本学術会議複合領域ジェンダー分科会他主催「震災復興とジェンダー」2/23開催です!ようやくちらしがアップ。詳細はこちらへscj.go.jp/ja/event/pdf2/…

寺町みどりさんがリツイート | 18 RT

リアル30’s:選べてる?(毎日新聞)インタビュー◇上野千鶴子さん/竹信三恵子さん goo.gl/EMpPi


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リアル30’s:選べてる?(毎日新聞)インタビュー◇上野千鶴子さん/竹信三恵子さん

2013-01-17 20:22:21 | ジェンダー/上野千鶴子
きょう1月17日は、阪神大震災から18年目。
なぜか朝5時40分に目が覚めて起きてきて5時46分を迎えました。

1時間ほど後、ウォーキングを終えて帰ってきて、新聞を読みました。

いつも最初に読むのは中日新聞。
一面にも社会面に生活保護の記事。
さらになかを開いていくと、生活面に白井さんの生活保護支給切り下げ問題の記事。
webにないので、紙面で紹介します。


中日新聞 2013年01月17日

次に毎日新聞を読むと、こちらも生活面に上野千鶴子さんのインタビュー記事。
続けて知ってる人の記事で、うれしい気分です。


毎日新聞 2013年01月17日

  リアル30’s:選べてる? インタビュー/下 
毎日新聞 2013年01月17日 

 ◇自分を追い込む「二重負担」−−NPO「WAN」理事長・上野千鶴子さん(64)
 30代女性の生きづらさの原因の一つに、ネオリベことネオリベラリズムの内面化があります。ネオリベラリズムは新自由主義、市場原理主義と訳されますが、一言でいえば自由な競争のもとでの優勝劣敗の原理。社会全体が、成績で優劣をつけられる学校のようになった、と言えば分かりやすいでしょうか。学校化世代の両親に育てられた30’sは、こうした競争のルールを一層強く内面化しています。
 こうした女性がトラブルを抱えると、「私の努力や能力が足りなかった」と自分を責めてしまいます。自分にナイフを突き立てているようなもの。「オヤジが悪い」「社会が悪い」と言えるほうがラクかも。私たちの世代は立ちはだかる壁が目の前にあり、石を投げることができた。困難に直面して、敵が外にあると思えるか内にあると思うかは大きな違いです。
 メディアなどを通して、キャリアも家庭も余裕も、何もかもを手に入れたようなモデルが描かれますよね。結果、「あれもこれもゲットできるはずなのに、どうして私はできないの?」という不満や自責が生まれます。「専業主婦だけで終わりたくない」「仕事だけの人生はイヤ」という欲求不満を抱え、どちらも合格点を求めてがんばってしまうのです。そして追い詰められて、その閉塞(へいそく)的な状況は自己責任だと落ち込む−−堂々巡りです。
 困った状況を自己責任と思ってしまうから、他の人たちと連帯することも闘うことも思い付けない。交渉術もなく、会社からハラスメントを受けても自分に落ち度があったかもと引いてしまう。ストレス耐性がなく、しぶとさや粘りに欠ける。
 男女雇用機会均等法は、性別を理由に差別的な処遇をしてはいけないと定めています。ですが、それも男性と同じ雇用区分で採用された女性だけの特権。一般職や非正規には無縁です。
 携帯電話もインターネットもなかった時代、女たちは喫茶店や町の公民館に集まって思いのたけを語り合いました。共感し合い、連帯できた。今は公設の女性センターがあちこちにあるのに若い女性が来ない。自分の状況が他人とつながっていると思えないからでしょうね。フェミニズムが40年間闘ってきたのに、状況は変わらなかったどころか悪化しています。私にはそれがつらい。
 仕事か家庭か二者択一を迫られた時代、女はどちらか一つを選んで他方をあきらめるしかなかった。そんな私たちの世代に比べて、30’sは選択肢が多様化したと思える点はラッキーかもしれません。でもすべてを手に入れられる人はスーパーウーマン。なのに「なぜできないの?」と自分を責め、他人にも責められる。私はこれを「二重負担」と呼んでいます。昔よりきついかもしれません。【聞き手・中村かさね、写真・須賀川理】


応援クリック人気ブログランキングへ してね 
本文中の写真をクリックすると拡大します。

「リアル30’s:選べてる?」は昨年からの連載で、今は専門家のインタビュー。
一昨日は、竹信三恵子さんの記事でした。

 リアル30’s:選べてる? インタビュー 竹信三恵子さん
2013年01月15日 毎日新聞

 仕事、結婚、出産など、女性は30代で男性より多くの決断を迫られます。どうすれば女性は生きやすくなるのか、専門家に聞きました。

 ◇ 「よーい、どん」でみんな一斉に走る時、女性だけ足に育児や介護などの重い球をくくりつけられている。それが日本の現状。速く走れないと「遅い!」とられ、女性も「自分が悪いんだ」と必死になる。女性は最初から重い球があることを意識させられていないんですね。
 社会に「重い球」が必要なら、みんなで少しずつ負担するとか税金で支えるなどの方法がある。例えばノルウェーの「パパ・クオータ」制は男性が育休の一部を取るよう誘導する仕組みです。1年の育休を夫婦で半分ずつ分け合えば、夫と妻の会社はそれぞれ半年の休業期間をしのげばよい。妻だけが1年取る前提では、女性社員を採用した会社は損になると考えます。
 確かに男女雇用機会均等法ができて女性が働くのは当たり前になった点は良かった。私のころは出産後働く女性は変人扱いされましたから。でも均等法と引き換えに女性も残業が野放しになり、男並みに働く「おやじ女」でなければ正社員として働き続けられなくなった。その結果、「重い球」を抱えて「おやじ型」の働き方についていけない女性は、低賃金の非正規労働に就くしかなくなった。
 女性に家事と育児と介護を任せる仕組みが変わらず、女性が夫に扶養されることを選ぶよう誘導する「第3号被保険者制度」も続いています。男女共に働かないとやっていけない社会になったのに、今も社会保障や労働時間は男性が1人で稼ぐことを前提としています。
 私は3歳で父を亡くし、薬剤師の母から「男の経済力をあてにして生きるな」と言われてきた。女性が働きやすい社会は男性の選択肢も増え、誰もが生きやすい社会につながります。けれど今、圧倒的にそのリソース(資源)が足りていません。
 欧州諸国が、仕事が同じならフルタイムでもパートでも賃金は同じという「同一(価値)労働同一賃金」や、長時間労働規制を進めたのに対し、日本では逆に、低賃金で不安定な非正規を増やし、正社員を削り続けた。正社員1人当たりの負担がさらに重くなり、仕事が過酷になってうつなども増えた。
 日本でも同一労働同一賃金、残業規制、保育園整備、職業訓練をしっかり進めることが絶対必要。男女が働きながら安心して子育てできる社会にしなければ少子化は止まりません。こうした仕組みがないまま女性に活躍を求めても限界がある。仕組みのどこに問題があるのかを見極め、「選択肢」を増やせるよう自ら動き出さないと先には行けません。30’sはこうした社会の転換点にちょうど居合わせたわけで、変化に合わせたモデルを自力で設計する面白さもある、と考えてはどうでしょうか。【聞き手・鈴木敦子、写真・中村かさね】



「女性と労働」、昨日の中日新聞社説もこのテーマでした。

   【社説】女性の賃金 戦力外扱いは許されぬ 
2013年1月16日 中日新聞

 働く女性の男性との賃金格差が解消しない。社会の一線で働きたいと考えながら出産を機に退職する女性も少なくない。女性の低賃金は将来の低年金にもつながる。是正に取り組むべきだ。
 韓国に初の女性大統領が誕生する。今後は女性の社会進出にも関心が高まるだろう。
 一方、安倍政権では党三役と閣僚に四人の女性が起用されたが、衆院選で当選した女性は三十八人で全体の7・9%だ。解散前より減った。指導的立場で活躍する女性の比率を二〇二〇年までに30%にする政府目標には程遠い。
 賃金の格差もある。選挙直後に経済協力開発機構(OECD)が発表した報告書では、子育てしながら働く女性と男性の格差は比較できる三十カ国中最大だった。
 厚生労働省によると、正社員では女性の賃金は男性の約七割程度しかない。男性に比べ管理職が少なかったり、出産などで辞めてしまうため勤続年数が短いからだ。
 しかも一度退職すると正社員の再就職先は限られる。多くが非正規雇用になりがちである。OECDも「職場復帰を望んでも難しいため、低賃金の職に追いやられてしまう」と指摘している。この雇用環境も賃金格差の原因だ。
 働く女性の二人に一人は第一子出産の前後に退職している。その割合は以前より減ったが、うち四割弱が仕事と子育ての両立が難しく断念している。さらに問題なのは、解雇されたり退職を勧められた人が一割いることである。
 「使いづらいから辞めてもらう」では人材の生かし方が間違っている。出産や育児を抱える女性を戦力とみないことは許されない。
 低賃金では納める年金保険料も低く低年金や高齢後の貧困につながる。人口減の社会では女性も重要な労働力だし、社会保障の支え手でもある。企業は仕事と子育てを両立させ女性を貴重な戦力に育てることに知恵を絞るべきだ。
 取得率が2%と低い父親の育児休業を取りやすくすれば、妻は働きやすくなる。企業には男性の長時間労働を減らし短時間勤務など働き方の多様化を進める責任がある。育休がハンディにならない人事評価や昇給・昇格基準の明確化も求められている。非正規雇用の待遇改善も課題である。
 日本が世界最速で進む少子高齢化社会をどう乗り切るか国際社会は注視している。国は男女間の格差をなくし、女性が能力を発揮できる社会の実現を目指すべきだ。



最後まで読んでくださってありがとう
人気ブログランキングへ クリックを

 記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね
  


P-WANのバナーのトップページのリンクはこちらから。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1月16日(水)のつぶやき

2013-01-17 01:23:49 | 花/美しいもの

信田さよ子さんのWeb連載「コミュニケーション断絶のすすめ」を更新しました。第18回の今回は「パロディとしての尼崎事件」。akizero.jp/archives/5466

寺町みどりさんがリツイート | 12 RT

根来祐(映画監督) 「回復とは何か、尊厳と自尊心を取り戻すとは何か」と問いかける | WAN:Women's Action Network wan.or.jp/art/?p=5610


☆「ジェンダー平等政策を求める」キャンペーンの結果のご報告とお願い blog.goo.ne.jp/midorinet002/e…

2 件 リツイートされました

東京新聞:女性の賃金 戦力外扱いは許されぬ:社説・コラム(TOKYO Web) tokyo-np.co.jp/article/column…

2 件 リツイートされました

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする