みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

インド出身区議の挑戦 週のはじめに考える/アナベル、山アジサイ、ガクアジサイ・・・多彩なアジサイたち

2019-06-10 18:44:07 | ほん/新聞/ニュース
梅雨入りは、雨が大好きなアジサイの季節。
6月にはいってアジサイたちの開花が続きます。

開花してすぐはグリーンで
開くにつれて白くなっていくアナベル。



東の家の前庭に咲く山アジサイ。



うちの前のヤマアジサイ「クレナイ」も赤く色づいてきました。



庭のあちこちに咲くガクアジサイいろいろ。

鉢植えで買ってきて大きくなったら、庭に地植えしたアジサイたちです。




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きょうは新聞休刊日。
昨日の中日新聞社説、インド出身の東京都江戸川区議のことを
紹介していて興味深いです。

  社説:インド出身区議の挑戦 週のはじめに考える
2019年6月9日 中日新聞

 今春の統一選で、インド出身の区議が東京都江戸川区に誕生しました。古くて新しいこの国とのかかわりから日本の「国際化」のこれからを考えました。
 日本のインターネット銀行などで仕事をしていた愛称よぎ(本名プラニク・ヨゲンドラ)さん(42)は、江戸川区議選で六千四百票余を獲得し四十四人中五位で当選しました。
 区にはIT関係を中心に約四千人のインド出身者が暮らしますが、多くは有権者ではありません。訴えは日本人住民に支持を受けたのです。

公立学校を変えたい
 立候補した理由の一つは、教育を良くしたいという思いだったといいます。
 息子は小学校五年生から地元の公立小中学校に通いました。PTA活動にも積極的に参加し、日本の学校に対する疑問がいくつもわいてきたそうです。
 教科書通りに教えるだけで、実験をしたり立体模型を使ったりして自分の頭で考える機会が少ないのではないか。なぜその教科を勉強するのかを考えておらず、テストの前だけ知識を詰め込んでいるのではないか。授業で何かを成し遂げたという感情が満たされていないことが、いじめのまん延にもつながっているのではないか-。
 外国人労働者の受け入れ拡大に踏み切った今、公立学校も国際色豊かに変わっていくべきだといいます。「英語の授業は外国人の先生を入れた方がいい。理科や数学の授業も英語でやればいい」
 現在、インド出身の子どもはほとんどがインド系の国際学校で学んでおり、日本の公立学校に通う子はわずかです。独自の教育方針などに魅力を感じて子どもを国際学校に通わせる日本人の親もいます。「国際学校に通うには高額の授業料がかかる。公立学校のあり方を変えていけばいいと思う」

国籍問わず学びやすく
 教育にはそれぞれの国の歴史や背景もかかわっており、どのやり方にも長所も短所もあるでしょう。ただでさえ苦手な生徒が多い理系科目の授業を英語ですれば、落ちこぼれる子が増える心配もあります。
 ただ、例えば選択授業という形ならば、不可能ではないかもしれません。子どもの国籍を問わず学びやすい学校の姿について地域の実情を踏まえて議論していくことは、今後ますます大きな意味を持つようになるでしょう。制度や財政上の課題の整理が必要ですが、問題意識を共有する自治体が連携し、国も巻き込んで知恵を絞るのも一つの道です。
 現在、日本の中でインドの存在感が増している要因はITですが、かつても人々の心の中で存在感が大きかった時代がありました。二つの国を結んだのは六世紀に伝わった仏教です。
 東洋文庫ミュージアム(東京都文京区)では先月まで「インドの叡智(えいち)展」が開かれていました。そこで展示されていた一枚の図からは、いにしえの人々の世界観をうかがい知ることができます。
 江戸時代に描かれた「南瞻部洲萬国掌菓之図(なんせんぶしゅうばんこくしょうかのず)」。南瞻部洲は人間が住む世界。インドを中心に中国、日本の三国が描かれています。平安時代から「三国」という言い回しが文献でみられるようになりました。仏教を通じて他国を知り得た日本人にとってそれが世界のすべてだった時代が長く続きました。「三国一の花嫁」といえば、最高の褒め言葉になるわけです。
 戦乱や飢饉(ききん)、地震などが相次いだ平安時代末期から鎌倉時代にかけて、人々のインドへのあこがれは強まったといいます。その後十六世紀になるとポルトガル人などが訪れるようになり、日本人のインドへの関心はじょじょにではありますが薄れていきました。十八世紀作のこの図にはオランダ人からもたらされた情報によって「亜黒利加(アメリカ)」が右下に、「エウロパ」が左上に小さく描き入れられています。
 明治維新以降、その地図では片隅におかれていた欧米の背中を日本はひたすら追い掛けました。
 そして戦後とくに米国との関係に心を砕いてきたのは、先日のかの国の大統領が来日した際のこまやかな「おもてなし」にも表れています。

味わい深い社会に
 私たちは今を起点に物事の見方を定めていますが、過去も未来も、もっと長い時間軸でとらえれば違った国際化の姿も見えてくるかもしれません。さまざまな国の人々とのかかわりあい方次第で、社会をより味わい深い、豊かなものにしていける可能性もあるのではないでしょうか。
 移民元年ともされる今年、そんな頭の体操を始めてみたいと思います。 


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児童虐待 社会を根元から変える/児童虐待対応が大幅増 県内18年度、過去最多の1405件/無農薬初霜の田植え。

2019-06-09 21:26:32 | ほん/新聞/ニュース
昨日は無農薬初霜の田植えでした。

今年の苗はとても元気に育っています。

朝いちばんで、庭で育てている稲苗を田んぼに運びます。


  


生垣にはさつきが開花。


  
スカシユリも、

琉球朝顔も咲き始めました。

田植えはトラブルもなく、
お昼過ぎに済んだ、そうです。


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後半は、
児童虐待に関しての中日新聞の記事と社説です。

  社説:児童虐待 社会を根元から変える  
2019年6月7日 中日新聞

 親の体罰禁止を明記した児童虐待防止法などの改正案が今国会で成立する見通しだ。四月の本欄の連載で親が孤立して虐待に至らぬよう社会で支える必要性を訴えた。法成立を前に、繰り返したい。
 東京都目黒区の船戸結愛(ゆあ)ちゃんと千葉県野田市の栗原心愛(みあ)さん。幼い命が失われ、国は法改正に動いた。その事実を重く受け止め実効性のある取り組みを進めなくてはならない。
 法案には子どもの転居の際に児童相談所間の引き継ぎを徹底することや、学校の教員などが児童の秘密を漏らしてはならないことが盛り込まれた。事件の教訓がそのまま条文となった。
 だが中核市での児童相談所の設置の義務化は見送られるなど、具体的にどこまで安全網が強化できるか不透明だ。DV担当機関と児童相談所の連携強化も盛り込まれたが、国会審議では、DVの対応などにあたる婦人相談員の八割が非常勤であることが課題として取り上げられた。
 貧困問題なども影を落とし家族の問題が複雑化する中で、相談や対応にあたる人々にはますます豊かな経験が求められる。適切な待遇や人員が伴わなければ、法はかけ声倒れに終わるだろう。
 連載型社説「虐待なくすために」(四月九~十三日)では小児科医や保健師などが連携し、親が虐待に至らぬよう早期に支える高知県での取り組みを紹介した。法案は、子育てに困難を抱える保護者の支援について、法改正を含めて検討し、必要な措置を取ることを求めている。
 連載を読んだ読者からも提案が寄せられている。子育て支援センターで勤務する保育士は、自分の長所を見つけるために親同士が話し合うプログラムに手応えを感じているという。岐阜県大垣市で幼児教室を開いている柴田よしえさんは幼児教育無償化で預けられる子どもが増え、保育士の心身の余裕がなくなることを懸念する。
 愛知県で子育て中の女性は、企業が親子がふれあえる機会を率先して設けることを望む。
 夫が仕事で会話もままならない中、数年前までは、精神的に不安定な状態に陥るときもあったという。「今の子たちが何十年先の日本を支えます。それは未来の企業を支えるという事ではないかと思います」と手紙にはつづられていた。
 虐待をなくすためには、社会を根元の部分から変える挑戦が求められている。 


 岐阜・児童虐待対応が大幅増 県内18年度、過去最多の1405件
2019年6月8日 中日新聞

 県は七日、二〇一八年度に県内五カ所の県子ども相談センター(児童相談所)に寄せられた相談のうち、児童虐待として実際に対応したのは前年度から28・3%増え、過去最多の千四百五件に上ったと発表した。
 相談経路は「警察から」が四百六十五件で全体の33・1%を占めた。前年度から百十八件増えた。県と県警が協定を結び、一八年六月以降、すべての児童虐待案件を情報共有するようになった成果だという。
 「近隣住民や知人から」は次に多く、二百五十三件と、前年度から百四件増。身近な自治体である市町村が対応した事例は、九百五十四件と前年度から三百十五件増え、これも過去最多だった。
 県子ども家庭課の担当者は、一八年三月に東京都目黒区で五歳女児が亡くなった事件や、今年一月に十歳女児が亡くなった千葉県野田市の事件など児童虐待の報道が相次いだ影響を挙げ「関心が高まり、重篤化する前の段階で早めに通報する例が増えているのでは」と指摘する。
 相談後の対応としては、子どもと保護者を引き離さずにセンターや自宅などで面接指導するケースが年々増えており、今回は91・8%を占めた。施設への入所は4・6%、里親への委託は0・8%で、ほぼ横ばい。
 虐待の内容では、暴言や子どもの前で配偶者に暴力をふるうなどの心理的虐待が43・5%、直接的な身体的虐待が35・4%、保護の怠慢・拒否(ネグレクト)が19・4%だった。
 県は本年度、県内すべてのセンターで、虐待事案に対応できる弁護士が定期的に勤務するよう体制を拡充。先月には県総合医療センター(岐阜市)内に専門職員を置き、医療機関向けの虐待相談窓口を開設した。
 児童虐待を発見したり、虐待が疑われたりする場合の連絡先は、児童相談所全国共通ダイヤル「189(いちはやく)」。
 (杉浦正至) 


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パワハラ法規制  実効性の確保が必要だ/パワハラ防止法 罰則伴う禁止規定が要る/白地に赤の覆輪、手まりアジサイ「ミカコ」。ピンクの新緑「ハツユキカズラ」

2019-06-08 22:43:13 | ほん/新聞/ニュース
手まりアジサイ「ミカコ」が咲いています。
白地に赤の覆輪で、とってもかわいい花です。
  


なばなの里で一目ぼれして、わが家にやってきた品種です。
  


30センチくらいの大きなボール咲きになるはずですが、
たくさん花をつけているからか、20センチくらいです。


こちらも手まり咲きの青花。

道の下の畑と、  
 倉庫の前に咲いています。

ハツユキカズラの新葉は、
美しいピンク色と白の斑が入ります。
  
チューリップの花が咲いたみたいです。

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ところで、きょうは田植え。
とはいえ、わたしは後方支援だけで、
午前中は子守、午後は岐阜に出かけて三浦まりさんの講演会に参加しました。
三浦さんには、昨年のパリテアカテーミーの講師に呼ばれて以来、
一年ぶりにお会いしました。
10年ぶりの友人・友人、
わたしの本を読んでくださっていた市議さんたちもいて、有意義な1日でした。

夕ご飯は、マーサ21のサイゼリアで田植えのご苦労さん会でした。

  社説:パワハラ法規制  実効性の確保が必要だ 
京都新聞 2019年06月08日 

 職場でのパワーハラスメントの防止が初めて法制化された。
 地位や立場を背景にしたパワハラを「行ってはならない」と明記し、事業者に相談体制の整備など防止対策を義務付けた。大企業は2020年4月、中小企業は22年4月から義務化される見通しだ。
 企業の自主的な対応に委ねられてきた状況から一歩前進ではあるが、罰則を伴う禁止規定はなく、どこまで抑止力につながるかは疑問符が付く。
 厚生労働省は今後、どのような行為がパワハラに当たるか指針を定める。深刻化する被害を防ぐ実効性の確保に向け、具体的な基準や措置を明示する必要がある。
 企業自身も法制化の重みを踏まえて業務の在り方を含め働く環境を点検し、ハラスメント根絶への責務を果たさねばならない。
 今国会で成立した改正労働施策総合推進法は、パワハラを(1)優越的な関係を背景に(2)業務上必要かつ相当な範囲を超えた言動により(3)就業環境を害する-の三つの要件で初めて定義。企業に防止策をつくって取り組むよう義務付け、改善指導にも従わないなら企業名を公表する場合もあるとした。
 全国の労働局に寄せられたパワハラを含む「いじめ・嫌がらせ」の相談は、17年度に約7万2千件と02年度の10倍以上に増加。心身の健康を崩して休職や退職、自殺に追い込まれる被害者が後を絶たない状況からすれば、法制化は「ようやく」の感が強い。
 だが、労働側が求めた禁止規定は見送られた。「業務上の指導との線引きが難しい」と経営側が難色を示したためだが、強制力を伴わずに歯止めになるだろうか。
 セクハラでは07年に対策を義務付け、同様に禁止規定を設けなかった。17年の厚労省調査で、防止に取り組んでいる企業は7割、相談窓口担当者の研修実施は1割にとどまり、対策が浸透していないのが実態だ。
 10日からの国際労働機関(ILO)の総会では、仕事を巡るあらゆるハラスメントを禁止する条約が採択される方向だ。日本も遅れていた対策を加速させ、より踏み込んだ法整備を進めるべきだろう。
 指摘しておきたいのは、パワハラは個人の資質や指導法だけでなく、利益優先の過大な営業目標を現場に押しつけるなど企業体質による要因が少なくないことだ。
 従業員の働きがいを引き出す業務の内容、量は妥当か、何より健康と生命を守るための「働かせ方改革」も求められている。
[京都新聞 2019年06月08日掲載]


 【社説】パワハラ防止法 罰則伴う禁止規定が要る
徳島新聞 2019年06月7日

 職場のハラスメント対策の強化を柱とする「女性活躍・ハラスメント規制法」が成立した。

 注目されるのは、事業主に相談体制の整備などパワハラの防止対策を取るよう、初めて義務付けたことだ。これまでパワハラには法の規制がなかっただけに、一歩前進と言えよう。

 ただ、労働団体などが求めた罰則を伴う禁止規定が見送られたのは残念だ。国はより具体的な対策を打ち出し、実効性を高める必要がある。

 規制法はパワハラやセクハラ、妊娠出産を巡るマタニティーハラスメントを「行ってはならない」と明記した。

 その上で国、事業主、労働者に対し、他の労働者の言動に注意を払う責務を規定。事業主には、被害を相談した労働者を解雇するなど不利益な取り扱いを禁じた。

 パワハラは<1>優越的な関係を背景に<2>業務上必要かつ相当な範囲を超えた言動により<3>就業環境を害する―を要件とした。

 大企業には来年4月にも義務化し、その後2年以内に中小企業にも義務付ける。

 禁止規定を見送ったのは、「適正な指導との境界が曖昧」と主張する企業側に配慮したためだ。

 確かに、危険を伴う現場とデスクワークとでは取り巻く環境が違うなど、一律の線引きが難しい面はあるだろう。

 だが、防止策を義務付けただけで成果が上がるわけではない。

 2007年に対策が義務化されたセクハラでは、厚生労働省の17年の調査に対し「防止に取り組んでいる」と答えた企業は7割にとどまった。要因の一つと指摘されるのが、禁止規定がなく、強制力のある制裁ができないことである。

 国はパワハラの定義や該当事例、防止策の内容について、今夏にも労働政策審議会で議論を始め、指針で定める方針だ。

 どこまでが指導として許容され、どこからが許されないのか。業種や職種ごとに分かりやすく規定し、予防につながる対策を示してもらいたい。罰則を伴う禁止規定も、導入に向けて引き続き検討すべきである。

 企業に求められるのは、対策を実のあるものにすることだ。相談窓口の担当者の育成や防止方針の明確化、周知・啓発、加害者の厳正な対処など、事業主には労働者を守る責任がある。

 人の尊厳を傷つけるハラスメントは重大な人権侵害だ。職場の環境が悪化するだけでなく、被害者が休職や退職を余儀なくされ、自殺に追い込まれるケースも少なくない。

 厚労省の労働局に寄せられたパワハラを含む「いじめ・嫌がらせ」の相談は17年度、約7万2千件と、02年度の10倍以上になった。

 国や事業主、働く人たちそれぞれが、被害の深刻さを受け止め、根絶に努めなければならない。


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「イヤイヤ!」は自我の芽生え イライラせず向き合うには/梅花ウツギ「ベルエトワール」、クチナシ、ドクダミ、スカシユリの花。 

2019-06-07 21:54:45 | ほん/新聞/ニュース
梅花ウツギは清楚で美しい白花の八重咲、
ヨーロッパ原産の園芸種は「西洋バイカウツギ」。

なかでも香りの強いバイカウツギが「ベルエトワール」です。
  


中心がピンク色なので「日の丸バイカウツギ」とも呼ばれます。



枝は自然にしだれてアーチ状になって、
満開になるととっても印象的な花です。

香りのよいクチナシの花も開花。
一重咲きの実ができる在来種のクチナシです。



香は香りでも、好き嫌いの分かれるドクダミ。
白い花は愛らしいです。

スカシユリも開花間近です。


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明日は早朝から無農薬八ハツシモの田植え。
朝からお昼まで子どもたちを預かることになっています。

いちばん小さなゆずちゃんは、もうすぐ一歳半。
意志がはっきりしているので、そろそろ「イヤイヤ期」になるかもしれませんね。

  「イヤイヤ!」は自我の芽生え イライラせず向き合うには  
2019年6月7日 中日新聞

 大人が何を言っても「イヤ!」、何でも自分でやりたがって泣き叫ぶ…。一歳半から三歳ごろの「イヤイヤ期」。手を焼く親も多いが、専門家は「自我の芽生え」として前向きにとらえようと呼び掛ける。上手に付き合う方法を聞いた。
 「大人のやることをまねしてみたい気持ちが強まるのが、この時期」。長年、保育の現場で子どもと向き合ってきた臨床心理士の植松紀子さん(75)=横浜市=は言う。植松さんによると一歳半から三歳までに体は急速に発達。跳んだり走ったりといった基本的な運動能力が身に付くことから、行動範囲も広がる。
 「イヤイヤ期は、自立へ向け、赤ちゃんから成長している証し」。この時期の子どもが自分でやりたがるのが、服を着替える、食事の時に箸を使う、階段を上る、鉛筆やはさみを使う-など。うまくできなかったり、大人が手伝おうとしたりすると怒りだす。朝など急いでいると、親はついイライラしてしまう。
 「子どもは失敗しながら学ぶ。『危ない』と禁じるのではなく、やりたいという気持ちを大切にして」と植松さん。はさみなどけがをする恐れがある場合は、そばで見守りながら使わせるといい。何度か自分でやってできなければ納得して手放すことも多いという。
 一方、かんしゃくを起こして泣き叫んでしまったら何を言っても効果はない。迷惑にならない場所に移動するか気が済んで泣きやむまで待つしかない。「『次の予定があるんだから早く泣きやんで』などと思うと腹が立つ。臨機応変に予定を変え、子どもの気持ちに付き合ってほしい」
 何がかんしゃくのきっかけになるか分からない中、子どもとの間で約束を交わすことは、親ができる工夫の一つだ。例えば電車に乗る前、「電車の中では騒がないようにしようね」と約束をする。もし子どもが大声を出したら、「約束したよね」と注意、収まらないなら下車してもいい。反対に、約束を守れたら「できたね。ありがとう」ときちんと褒める。この繰り返しが子どもを育てる。
 本気で叱らないといけない場面も、もちろんある。道路に飛び出すといった命に関わること、人にけがをさせるなど、絶対にやってはいけない行動を取った時だ。植松さんは「その場ですぐ、『だめ』と強く言ってやめさせる。目を見てしっかり叱れば伝わります」。
 大事なのは、叱る時のルールを、祖父母ら普段から子どもと接する機会のある家族の間で徹底しておくこと。同じことをやっても、人によって叱られたり叱られなかったりすると、子どもは混乱してしまう。「イヤイヤ期は、長くても一年半」と植松さん。「大人への第一歩、『イヤイヤ期、来てくれてありがとう』くらいの余裕を持って接してほしい」

◆SNSで分かち合う
 SNSを使い、イヤイヤ期のつらさを全国のパパやママと分かち合おうという試みも。例えば、インスタグラムで「#イヤイヤ期」などと打ち込むと、イヤイヤ期真っ盛りの子どもの写真がたくさん出てくる。
 育児雑誌を出版する主婦の友社は二〇一六、一七年と「イヤイヤ期ラブラブコンテスト」を開催。インスタグラムとツイッターで、子どもの写真や動画を募集したところ、各回とも二百件を超える応募があった。
 地面にひっくり返って大泣きする写真に腕を振り上げて何かを訴える写真…。思わず笑ってしまう迫力に「大変なのは自分だけじゃない」「励まされる」などの反響があった。同社の担当者は「客観視することで冷静になれる」と話した。
 (河野紀子) 


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高齢者の事故 重層的な対策を早期に/免許返納の環境整えたい/玉ねぎの収穫、乾燥。ニンニクの素揚げ。

2019-06-06 18:12:18 | ほん/新聞/ニュース
明日ごろから雨模様になるというので、
収穫した畑に干してあった玉ねぎを運んできました。

家のあいだの通路に、風が通るようにして積み上げ、
業務用の扇風機で乾燥させます。

自家用の玉ねぎもたくさんあるので、
いろんな料理にふんだんに使えます。

先日収穫して日干ししていたニンニクも
通路に取り込んで、一緒に乾燥。
自家用のちびニンニクを素揚げしました。

アスパラガスはシンプルに茹でていただきます。

タチヤで買ったミズタコのお刺身。

ミズタコの吸盤はさっとゆでました。


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後半は昨日に続いて、
高齢者ドライバーの事故の問題です。

  社説:高齢者の事故 重層的な対策を早期に 
2019年6月6日 中日新聞

 高齢ドライバーによる重大事故が続く。免許の自主返納、安全運転策、地方での公共交通機関の充実、更新内容の再検討…。事故と犠牲者を減らすため、重層的な方策を早期に進めなければならない。
 福岡市早良(さわら)区で四日起きた多重事故の映像はすさまじい。猛スピードで逆走する乗用車による多重衝突。乗用車を運転していた八十一歳男性と同乗の妻が死亡し七人が負傷した。四月には旧通産省工業技術院の元院長(88)の乗用車が東京・池袋で暴走し、母子がはねられて死亡した。
 福岡の男性は事故の前、知人に「高齢者の事故が増えている。免許を返納しなければいけないだろうか」ともらしていたという。
 七十五歳以上の運転免許の自主返納率は、右肩上がりとはいえ、二〇一八年で5・2%にとどまる。都市部で高く、公共交通機関が都市部ほど発達していない地方で低い傾向がある。ただ、重大事故は人通りや交通量の多い都市部で起きている。
 高齢ドライバーが重大事故を引き起こすリスクは低くない。七十五歳以上が第一当事者(責任が最も重い)になった交通死亡事故は一八年、全体の15%に迫る四百六十件。割合は過去最高だった。
 行政などは、お年寄りが外出する機会を減らすことなく、免許の自主返納が進みやすい仕組みを一層進めるべきだ。
 市町村レベルで運行している格安のコミュニティーバスや乗り合いタクシーはそのひとつ。自主返納したお年寄りに、コミュニティーバスを無期限で無料にする市もある。国は、市街地で競合する複数のバス会社を共同運行にして経費を浮かせ、山間部の路線を維持させるアイデアを打ち出した。
 対策は返納以外でも。国は自動ブレーキのついた車に限定した新たな免許創設の検討を始めた。東京都はアクセルとブレーキの踏み間違いを防止する装置の購入費用を補助する考えを示している。
 免許更新時の検査にも一考の余地がある。七十五歳以上の運転者は、三年ごとの免許更新時などに認知症と診断されると免許取り消しや停止処分になる。この時に実車でペダルを踏むなどの試験も課せないか。専門家は「高齢者は股関節の可動域が狭くなり、姿勢を変えると踏み間違いが起きやすい」と指摘している。
 超高齢化は止まらない。お年寄りの移動の自由を保ちつつ、悲劇を繰り返さないため、官民であらゆる手だてを尽くしたい。
 


 社説:高齢者の事故 免許返納の環境整えたい
2019年6月6日 西日本新聞

 高齢者の運転による衝撃的な交通死亡事故が、今度は福岡市早良区で起きた。
 事故を起こした車を運転していた男性(81)と同乗の妻(76)が亡くなり、巻き込まれた7人が負傷した。知人らによると、男性は健康状態に問題はなかったものの、そろそろ運転免許を返納すべきかどうか、迷っていたという。
 男性の車は、前を走る車に1度追突した後、反対車線に入り、猛スピードで600メートル以上も逆走して交差点に進入、複数の車に激突した。目立ったブレーキ痕はなかったという。
 にわかには信じられない事故の状況だ。その時、男性に何が起きたのか-。捜査の進展を待つほかないが、免許の所有をためらう中で悲惨な事故を招いたことが悔やまれてならない。
 高齢ドライバーによる事故は、高齢化のさらなる進展で深刻さを増す社会問題である。
 警察庁によると、75歳以上を見た場合、免許保有者は540万人余と10年間で、実に2倍になった。死亡事故を起こした件数は年間400件台で高止まりしている。原因はハンドル操作ミスが最も多い。高齢になるほど視力など認知機能が低下し、運転するのが難しくなる。
 75歳以上は免許の更新時や、信号無視など一定の違反があった場合に、認知機能検査が義務付けられている。検査結果を踏まえ、医療機関で認知症と診断されれば免許が取り消される。
 実車講習などを経て免許を更新できた人でも、事故を起こすケースは後を絶たない。次の更新期を迎える3年後までに、認知機能が低下している恐れもある。検査の頻度を増すなど制度を改善していく必要があろう。
 75歳以上の免許返納件数は、年間25万件を超える。さらに返納しやすくする環境づくりを進めることが大切である。地域内を周回するコミュニティーバスの拡充や、バス、電車、タクシー利用時の補助充実などだ。
 ただ、公共交通機関が行き届かず、自分で車を運転しなければ買い物や通院ができない地域は多い。外出機会が減れば心身の健康への影響も心配される。
 自動車業界は、車の事故防止機能の強化にしのぎを削っている。完全自動運転や自動ブレーキ機能付きの車に買い替える際の補助金導入なども今後、有効になろう。
 現在の高齢者は、マイカー時代の先頭を走ってきた世代である。車の運転にプライドや生きがいを感じる人も多い。
 それでも運転に迷いが生じているようなら、家族や知人は、先に挙げたような具体的な代替え案を示した上で、積極的に免許の返納を勧めてみたい。 


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股関節・筋力の衰えも一因 車の高齢者踏み間違え/相次ぐ高齢ドライバーの事故…対処法はあるのか?/八重咲きのサラサウツギ。

2019-06-05 22:35:59 | ほん/新聞/ニュース
つぼみの時はピンクで、咲くにつれて真っ白になる、
サラサウツギが咲いています。



八重咲きなので満開になると、とてもきれいです。





更紗ウツギの近くの木にも、
白い小さな花が咲いています。

花がびっしり咲いて枝垂れるので、
離れて見ると更紗ウツギに似ていますが、

近づくと、ジャスミンのような芳香がします。

下の道から見ると、真っ白な雪をかぶったような木が
遠くからでもよく目立ちます。
どちらも好きな花です。


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このところ、高齢者ドライバーによる自動車事故が増えています。
車を運転する高齢者自体が増えているので、
事故も多くなめのかもしれませんが、
原因には、高齢者特有の身体機能の衰えがあるようです。

  股関節・筋力の衰えも一因 車の高齢者踏み間違え
2019年6月5日 中日新聞 

 各地で相次いでいるアクセルとブレーキの踏み間違えによる事故。踏み間違えは年齢を問わず起き得るが、高齢者は股関節が硬くなったり、太ももの筋力が衰えたりすることも、踏み間違えの一因となる恐れがあると、専門家は指摘する。

◆右後ろ向く時リスク大
 「高齢になると、股関節の可動域が狭くなる。すると、上半身を反転させて右後ろを振り向いた時に、一緒に足も右に動いてしまう。そのため、ブレーキを踏んでいるつもりでも、アクセルを踏んでしまうことが起こり得る」。福山大(広島県福山市)工学部准教授の関根康史さん(55)は言う。関根さんは元自動車メーカーのエンジニアで交通事故総合分析センター(東京)で働いた経験もある。
 こうした踏み間違えは、右後ろを向いてバックする時や、高速道路などで本線に合流する時、料金所での精算で窓から腕を伸ばした時などにも起きる可能性がある。踏み間違えた理由が不明な事故も多く分析は難しいが、関根さんは股関節の問題は、高齢者の踏み間違え事故の大きな理由の一つとみる。
 関根さんは二〇一七年に広島県警と、六十二~八十六歳の四十六人に、車を止めて右後ろを見ながらアクセルやブレーキを踏んでもらう調査を実施。右側に上半身をひねると、右足の爪先が右に動く傾向は全体に見られ、ブレーキを踏むように言っても、アクセルを踏んでしまう例もあった。
 「ブレーキとアクセルの間隔が近いと、踏み間違えのリスクは高まります」と関根さんは言う。二つのペダルの距離に関する定めは法律などには特になく、関根さんが任意に測定した二車種は五・五センチと八センチと、二・五センチの差があった。
 ペダルの位置の高低差にも注目すべきだという。多くの車種で、ブレーキはアクセルよりもドライバーに近い位置に付いている。段差が大きいとアクセルからブレーキに踏み替える時は足を引き上げて左にずらし、ペダルを踏むという作業が必要になる。
 日本転倒予防学会理事長で、東京大名誉教授の武藤芳照さん(68)は「ペダルの踏み換えで使うのは、太ももの筋肉。だが、太ももは筋肉が最も衰えやすい部位で、高齢者は素早く足を持ち上げる動作はしにくくなる」と指摘する。
 関根さんは「レンタカーなど普段と違う車を運転する際には、特に注意してほしい」と呼び掛け、自動車メーカーにも「こうした高齢者の特性に配慮した車の開発も事故を減らすには重要ではないか」と話す。

◆自動ブレーキに過信禁物
 近年は、障害物をセンサーやカメラなどで検知し、緊急時に自動でブレーキをかけるなどの先進安全装置付きの車が増えている。だが、国民生活センターによると、二〇一二年に三件だった先進安全装置に関する相談は、一六年は三十七件に急増している。
 一七年にセンターは、衝突時の被害を軽減するブレーキや、ペダルを踏み間違えた時の加速を抑制する装置、車間距離を制御する装置などの先進安全装置が付いた車に乗っている十九~七十九歳の二千人を対象にアンケートを実施した。
 「衝突被害軽減ブレーキが予期せず作動した・利かなかった」「急に加速した・減速した」など、想定外の出来事を経験したことがあると答えた人は、四百九十一人(24・5%)だった。
 安全装置が付いていても、他の車にぶつかるなどしたことがあるという人は百二十二人いた。「(自身が)装置の注意事項をよく理解していない」と感じている人も二割弱いた。
 センターは「子どもなど背が低い人や暗闇にいる歩行者らは、センサーが反応しなかったり、感知が遅れたりする恐れがある。安全装置が付いていても、過信するのは危険」と呼び掛けている。
 (細川暁子)


 相次ぐ高齢ドライバーの事故…対処法はあるのか?専門家に聞いてみた(2019年6月4日 fnn.jp)

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認知症リスク高める「難聴」 中等度なら早めに補聴器を/まん丸ズッキーニとわかめのサラダ。

2019-06-04 20:51:15 | ほん/新聞/ニュース
昨日はPCがネットにつながらなくて困ったので、
直っているかしら、と思って起きたら回復していました。
ルーターを元から切って一晩おいたら、治ったそうです。
ネットワークにつながっているPCが4台もあるので、
酷使したのが原因かな??
まずはよかった、です。

休日前のタチヤに買い物に行って帰ったら、
寺町畑から初物のズッキーニが届いていました。

まあるいかわいいのを、薄切りにしてサラダにしましょう。

薬味にミントと赤紫蘇も摘んできました。

わかめを戻して、ズッキーニと和えてサラダにしました。

メーンは、タチヤで買った生かつおのお刺身。

わたしは、石川県産の甘エビ。

どちらも新鮮でおいしいです。

こちらは、アミカのかつおのたたきのお刺身。
ガーリックソースと玉ねぎの薄切りで食べました。

コストコの王餃子も。

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中日新聞生活面は小中寿美さんの記事
「認知症リスク高める「難聴」 中等度なら早めに補聴器を」。
まだ耳の聞こえは大丈夫ですが、
こういう情報は貴重ですね。

  認知症リスク高める「難聴」 中等度なら早めに補聴器を 
2019年6月4日 中日新聞
 
 七十五歳以上の約半数が悩んでいるとされる加齢が原因の難聴。近年、認知症のリスクを高めることが分かり、「聞こえ」の重要性が注目されている。根本的な治療法はないが、補聴器を使えば生活の質は上がる。「年のせい」で済まさず、適切なタイミングで使い始めることが大切だ。六月六日は「補聴器の日」。
 国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)の耳鼻いんこう科が開く補聴器外来。「ア」「キ」「シ」「タ」…。CDから流れる言葉を補聴器を着けた七十代の男性が一つずつ復唱していた。「問題なく聞こえていますね」と、結果を見た医師で加齢性難聴が専門の杉浦彩子さん(45)はにっこり。
 男性は補聴器を購入してから初めての来院だ。「多少うるさく感じる」と話すと、「耳から入る音の情報や刺激が少ない状態に脳が慣れてしまったため」と杉浦さん。「一カ月から半年で違和感はなくなる」
 補聴器は医療機器だが保険は適用されず、十万円しないものから五十万円以上するものまでいろいろ。聴力や使う環境などによって種類はさまざまだが、杉浦さんは「家庭用なら十万円台で十分。重要なのは調整」と言う。
 音を脳に伝えるのは内耳という部分=図。「蝸牛」の中にある有毛細胞が音を感知している。加齢による難聴は、有毛細胞に生えている聴毛が抜けるなど細胞が傷むことで進行する。
 聴力の低下は三十代から少しずつ始まる。最初は高音域が聞き取りにくくなり、次第に低音域に広がる。軽度難聴=表=の人の割合は、五十代後半では一割前後。六十代は三割、八十代では八割に上る。
 認知症との関係が注目されたのは、二〇一一年、米国で約六百人に対して行われた研究。難聴のない人に比べ、認知症発症の割合は軽度難聴で二倍、中等度難聴では三倍だった。一昨年の国際アルツハイマー病会議では「難聴は認知症の最大の危険因子」とされた。音の刺激が減って脳の働きが弱まることが、理由の一つ。聞き間違いが増えるなどすることで、人との交わりを避け、孤立していくといった影響も考えられる。
 世界保健機関(WHO)が、補聴器を使い始める時機として推奨するのは中等度難聴。だが、長寿研センターが一〇~一二年、地元の二千三百三十人を対象に行った調査では、中等度難聴で補聴器を使う人の割合は27%にとどまっている。
 理由として日本補聴器工業会が挙げるのは「両耳とも高度難聴」など一定の条件を満たさないと購入への公的な補助がないこと。「使うことを恥ずかしいと思わせる社会的な偏見もある」と成沢良幸理事長は分析する。
 聴力の衰えを感じたら、早めに耳鼻咽喉科を受診することが大事。日本耳鼻咽喉科学会はインターネット上で、学会が認定した補聴器相談医を公開している。補聴器を買うなら、専門知識を持つ「認定補聴器技能者」がいる店がお勧めだ。
 学会は昨年、難聴の早期発見の重要性を知ってもらうためのサイトを設けた。早めに手当てをし、快適な「聞こえ」を長く維持したい。
 (小中寿美)


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黄色のキンシバイ(金糸梅)、ピンクのマツバギク、黄緑のセンダン・ライム

2019-06-03 22:51:26 | 花/美しいもの
キンシバイ(金糸梅)が咲きました。

初夏に咲く明るい黄色の花。
花の形がウメに似ていることから金糸梅の名がついています。

ピカピカのピンクのマツバギク。

去年、幹を背丈くらいのところでバッサリと切った
センダン・ライムの新緑。
黄緑色の葉が爽やか。

収穫したニンニクの日干し

3,4日ほど日光をあてて干してから、

さらに扇風機の風で乾燥させてから、
冷蔵庫で保管します。

PCがネットにつながらないので、
メールも届かず、ブログも見られず。

ノートパソコンを携帯のWi-Fiにつないで、
ブログの記事を作っています。

使い慣れないPCなので、文字を打つのも
画像をアップするのも一苦労。
ということで、
今日のブログはこれでおしまい。
明日には直っててほしいです。

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加熱式でも受動喫煙防止 改正健康増進法、紙巻きに比べ緩い規制/ヒペリカムとリシマキアの黄色い花

2019-06-02 21:20:17 | ほん/新聞/ニュース
ヒペリカムの黄色い花が咲きました。
春先に剪定して枝を切ったので、
いつもより花が咲くのが遅くて花も少ないです。

クランドカバーのリシマキアも黄色い花。

庭のあちこちにいろんなアジサイも開花。







花びらのように見えるのはガク(装飾花)で、
真ん中に小さな花が咲きます。

アマリリスの鉢はよく見えるところに移動。


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ところで、
5月31日は、世界保健機関(WHO)が制定した世界禁煙デー。
ちょっと遅れたのですが、中日新聞の
「加熱式でも受動喫煙防止 改正健康増進法、紙巻きに比べ緩い規制」の記事を紹介します。

  加熱式でも受動喫煙防止 改正健康増進法、紙巻きに比べ緩い規制 
2019年5月31日 中日新聞

 近年、喫煙者に広がる加熱式たばこ。受動喫煙対策を強化しようと、来年四月に全面施行される改正健康増進法では紙巻きたばこ同様、大規模な飲食店などでは原則禁煙となる。半面、専用の喫煙室内では吸いながら飲食もできるとされ、紙巻きたばこに比べて規制は緩い。受動喫煙による健康への影響が不確かなためだが、独自に紙巻きと同等の規制を課す自治体もある。三十一日は世界禁煙デー。
 加熱式たばこは携帯型の専用機器を使い、たばこの葉を加熱。発生した蒸気を吸い込む。葉に直接火をつけ、ニコチンなどを含む煙を吸い込む紙巻きたばこと異なり、燃やさず温めるだけ。燃焼による煙が出ず、においも少ないとして人気で、今では国内たばこ市場の二割ほどを占める。二年前に紙巻きから加熱式に切り替えたという名古屋市内の男性(35)は「周囲の受動喫煙の心配が少ないと思った」と理由を話す。
 一方、改正健康増進法では、加熱式たばこも「受動喫煙の恐れがある」(厚生労働省)として規制の対象に。一定の規模以上の店舗で加熱式たばこが吸えるのは、煙が漏れないように作られた紙巻きたばこの喫煙室、または加熱式専用の喫煙室に限るとしている。ただ、紙巻きたばこと違い、加熱式専用の部屋では飲食やパチンコなどはできるとした。
 理由は、加熱式たばこの受動喫煙による健康への影響が明らかでないこと。紙巻きたばこの受動喫煙は長年の研究で、肺がんなどの危険を高めることが科学的に証明されている。だが、加熱式たばこが国内で本格的に出回り始めたのは二〇〇一四年以降。長期的な影響に関する研究は途上だ。厚労省の平野公康たばこ対策専門官(49)は「影響が明らかになるまでの経過措置として、紙巻きたばことは扱いを分けた」とする。一方で「加熱式たばこの蒸気にもニコチンや発がん性のある有害物質は含まれる。健康へのリスクは否定できない」とも言う。
 愛知県豊橋市は三月、全国の市町村で初めて、加熱式たばこの喫煙室には飲食などを提供しないことを店側に努力義務として求める条例を可決した。飲食を認めれば、料理などを運ぶ従業員らの受動喫煙につながる可能性があるためだ。市健康政策課の大谷竜司主査(42)は「人への影響は未知数。少しでもリスクを減らしたい」と話す。
 加熱式たばこの受動喫煙については、たばこ会社も研究している。「プルーム・テック」を販売する日本たばこ産業(JT)は「加熱式たばこは燃焼による煙や副流煙が出ないので周囲の空気環境に影響を与えない」と説明。「アイコス」を出すフィリップモリスジャパンも、約四百人を対象に約二週間行った受動喫煙の臨床試験結果では「周りへの悪影響は認められなかった」としている。
 たばこ対策に詳しい大阪国際がんセンターの田淵貴大医師(公衆衛生学)は、原則屋内禁煙を定めた改正健康増進法について「意義は大きい」と評価。ただ、加熱式を例外扱いにしたことについては「紙巻きとは別物と受け取られ、これまで禁煙だった場所で『加熱式ならいい』と容認する例が増えている」と懸念。「公衆衛生の予防原則からすると、リスクがないと分かるまで紙巻きと同様に規制するべきだ」と話す。
 (山本真嗣)
 <改正健康増進法> 学校や病院、行政機関などの第1種施設は敷地内禁煙、会社や工場、飲食店などの第2種施設は屋内禁煙としている。第2種施設で喫煙するには規定の専用室などを設ける必要がある。既存の小規模店は経過措置として、客席面積が100平方メートル以下などの条件を満たしたところは、喫煙が可能であることを表示した上で店内での喫煙を許可。第1種は7月、第2種は来年4月施行。 


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3人産んで発言 政治家の責任放棄だ/桜田氏「最低3人産んで」発言に批判相次ぐ/ヤマアジサイが開花

2019-06-01 21:40:45 | ほん/新聞/ニュース
6月はアジサイの美しい季節。
ガクアジサイ、手まりアジサイより一足早く、
ヤマアジサイが咲きはじめました。

白から赤に花色がかわるクレナイ(紅)。

大株のヤマアジサイも色が変わります。


赤ソラマメと普通のソラマメが寺町畑から届きました。

今年の初物です。

さっそく茹でて食べました。
ホクホクしておいしいです。

実エンドウ、グリーンピースも。

メーンは、高知産の生かつおです。


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また自民党の政治家からトンデモ発言が飛び出しました。
失言防止マニュアルの効果もなし。
底が抜けていますね。

  社説:3人産んで発言 政治家の責任放棄だ
2019年6月1日 中日新聞

 自民党の桜田義孝前五輪相(69)が、三人以上の出産を促す発言をした。極めて不適切な内容だ。少子化問題への適切な対応を怠ってきた与党政治家としての責任を、全く感じていないのではないか。
 「またか」「いいかげんにしろ」というのが率直な感想だ。
 問題の発言は先月二十九日、千葉市で開かれた猪口邦子元少子化担当相の政治資金パーティーであった。あいさつに立った桜田氏は少子化問題に言及し「結婚しなくていいという女性がみるみる増えちゃった」「お子さんやお孫さんにぜひ、子どもを最低三人くらい産むようにお願いしてもらいたい」と言い放ったのだ。

 発言後、「子どもを安心して産み、育てやすい環境をつくることが重要との思いで発言した。誰かを傷つける意図はなかった」と釈明したが、国家権力の側にあるものが国民に対し、三人以上、子どもを産むよう促すのは、戦時の人口増加政策を想起させ、極めて不快である。時代錯誤も甚だしい。
 結婚や出産はあくまで個人の自由な意思に基づくべきだ。その上で、それを望む人たちが希望をかなえられるような環境をつくることこそが政治の責任であり、少子化対策の根幹ではないのか。
 そのためには出産や子育てがしやすい家庭や職場の環境整備や、保育、幼児教育の態勢づくりが欠かせない。子育てや将来の教育の費用など経済的な不安に対応する制度的、財政的支援も必要だ。
 なぜこうした対策が進まなかったのか。出産を巡っては「(女性は)産む機械」など不適切発言が相次いできた。女性は結婚して家庭に入り、子どもを産み育てるのが当然との家族観を持つ議員が政権中枢を占めてきたからだろう。
 子育て支援はようやく政治の中心課題になりつつあるが、少子化を「国家的な問題」(桜田氏)というなら、長年政権の座にありながら適切な対策を怠り、深刻な少子化を招いた自民党の非をまず認め、心を入れ替えて政策を実現する決意を示すべきではないか。
 桜田氏は四月、復興以上に自民党議員が大事と発言、大臣を事実上更迭された。自民党は夏の参院選を控え、失言を防ぐための注意事項をまとめた文書を配布したが、抑止効果は乏しかった。
 戦争発言の丸山穂高衆院議員の例を挙げるまでもなく、一度当選した議員を暴言や失言を理由に辞めさせるのは難しい。そもそもこうした議員を選ばないよう吟味するのは、有権者の責任である。 


  桜田氏「最低3人産んで」発言に批判相次ぐ 辻元氏「マニュアル効いてない」
毎日新聞2019年5月30日

桜田義孝前五輪担当相が少子化問題に関し「最低3人くらい産むように」と呼びかける発言をしたことを受け、30日、与野党から批判が相次いだ。夏の参院選を控え、与党は緩みを懸念し、野党は「自民党の体質だ」と反発している。
 桜田氏が所属する自民党二階派の会合では、河村建夫元官房長官が「一回口から出ると覆水盆に返らず。影響を及ぼさないように十分配慮してほしい」と引き締めた。同党の岸田文雄政調会長は自派会合で「緊張感をもって責任を果たし、選挙に臨むという大きな流れを大事にしたい」と指摘。公明党の斉藤鉄夫幹事長も党会合で「与党として緩み、おごりは選挙に直結する。他山の石として気をつけよう」と語った。
 自民党では昨年5月、加藤寛治衆院議員が細田派会合で「3人以上の子どもを産み育てていただきたい」と発言。今年2月にも麻生太郎副総理兼財務相が福岡県内の会合で「子どもを産まなかったほうが問題」と述べるなど、出産を巡って問題視される発言が続いている。下村博文元文部科学相は30日の細田派会合で「ちょっと昔の感覚だ。加藤氏で炎上したのを桜田氏は忘れていたのかもしれない」と述べた。
 一方、国民民主党の玉木雄一郎代表は記者会見で「人権とか、さまざまな状況にいる人への配慮を欠いた発言だ」と指摘した。立憲民主党の辻元清美国対委員長は党会合で「自民党の体質なのか」と批判。自民党内で今月、失言防止マニュアルが配布されたことに触れ、「マニュアルが効いていないことを証明してしまった」と皮肉った。【野間口陽】


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