論文試験勉強について書いてみたいと思います。
私が最も苦労したのは論文試験です。短答試験は比較的得意にしており、合格基準点を10点近く上回って合格していましたが、論文試験は対照的に不得意でした。特許は何とか○を取ることができましたが、意匠、商標は、AまたはBで、3科目総合しても平均点60点には及びませんでした。
この原因は、自分でも分かっていたのですが、要するに問題とは離れて自分の書きたいことを書いていたのです。論文答練の添削では、「知識は十分にあるのですが、論点の記載が厚すぎて、その他の部分が薄くなり、全体として流れの悪い答案になっています。」と指摘されることが多く、他の受験生の書く答案と少し異色の答案だったようです。
そこで、合格した年は、論点への指摘を少し抑え、問題文の文章に沿って、問題文の表現をそのまま用いるようにしました。結果として、それが良かったようです。
具体的な勉強方法は、皆さんとそれほど相違はないと思いますが、年内は、改正法の勉強と受験期間の論文テキスト(Lのアドバンステキストを使用しました)の熟読をして、1月から3月末まで受験機関の答案練習会に参加しました(当初はWでしたが、合格した年はLでした)。
短答試験終了後から再びアドバンステキストを熟読して論文の勘を取り戻し、その後、事例演習(法学書院の論文事例問題集を使用)を集中的に行いました。これは、題意把握と論文書き込み力を向上させることが目的でした。この事例演習により論文合格に一歩近づいた言えます。
論文本試験直前は、論文公開模試を受け、重要基本レジメと最高裁判決文の読み込みを行いました。最高裁判決文は、大学院の授業で嫌というほど勉強しましたので、判決文をざーとみれば理解できるため、それほど時間をとられることがなく、重要基本レジメの熟読に時間を割くことができました。この重要基本レジメの熟読も論文合格の要因の一つだと思います。
結局、基本が大事だということですね。
論文試験勉強をして分かったことは、短期合格を意識するあまり、短期合格のノウハウをそのまま取り入れて勉強することは、結局合格が遅れてしまうということです。
私は、短期合格を意識していなかったので、上記のような勉強方法は採用していませんでしたが、受験仲間の何人かは、受験機関の短期合格ノウハウに関する講座を受け、それを実施していましたが、いまだに合格していません。
彼らと一緒に勉強して気になっていたのは、短期合格者の勉強方法は、その人個人に会った勉強方法で、他の人に展開できるほど一般化された方法ではないということです。
このような方法を実施して不合格が続くと、実力がそれほど上がらずに、テクニックに走ることになり、結局合格が長引くことになるからです。
論文合格に王道なし、基本的な勉強を地道に行うことが、合格への早道ということです。
私が最も苦労したのは論文試験です。短答試験は比較的得意にしており、合格基準点を10点近く上回って合格していましたが、論文試験は対照的に不得意でした。特許は何とか○を取ることができましたが、意匠、商標は、AまたはBで、3科目総合しても平均点60点には及びませんでした。
この原因は、自分でも分かっていたのですが、要するに問題とは離れて自分の書きたいことを書いていたのです。論文答練の添削では、「知識は十分にあるのですが、論点の記載が厚すぎて、その他の部分が薄くなり、全体として流れの悪い答案になっています。」と指摘されることが多く、他の受験生の書く答案と少し異色の答案だったようです。
そこで、合格した年は、論点への指摘を少し抑え、問題文の文章に沿って、問題文の表現をそのまま用いるようにしました。結果として、それが良かったようです。
具体的な勉強方法は、皆さんとそれほど相違はないと思いますが、年内は、改正法の勉強と受験期間の論文テキスト(Lのアドバンステキストを使用しました)の熟読をして、1月から3月末まで受験機関の答案練習会に参加しました(当初はWでしたが、合格した年はLでした)。
短答試験終了後から再びアドバンステキストを熟読して論文の勘を取り戻し、その後、事例演習(法学書院の論文事例問題集を使用)を集中的に行いました。これは、題意把握と論文書き込み力を向上させることが目的でした。この事例演習により論文合格に一歩近づいた言えます。
論文本試験直前は、論文公開模試を受け、重要基本レジメと最高裁判決文の読み込みを行いました。最高裁判決文は、大学院の授業で嫌というほど勉強しましたので、判決文をざーとみれば理解できるため、それほど時間をとられることがなく、重要基本レジメの熟読に時間を割くことができました。この重要基本レジメの熟読も論文合格の要因の一つだと思います。
結局、基本が大事だということですね。
論文試験勉強をして分かったことは、短期合格を意識するあまり、短期合格のノウハウをそのまま取り入れて勉強することは、結局合格が遅れてしまうということです。
私は、短期合格を意識していなかったので、上記のような勉強方法は採用していませんでしたが、受験仲間の何人かは、受験機関の短期合格ノウハウに関する講座を受け、それを実施していましたが、いまだに合格していません。
彼らと一緒に勉強して気になっていたのは、短期合格者の勉強方法は、その人個人に会った勉強方法で、他の人に展開できるほど一般化された方法ではないということです。
このような方法を実施して不合格が続くと、実力がそれほど上がらずに、テクニックに走ることになり、結局合格が長引くことになるからです。
論文合格に王道なし、基本的な勉強を地道に行うことが、合格への早道ということです。