日本弁理士会関東支部が主催する研修会「医療発明の審査基準改定と再生医療技術」に参加してきました。
研修内容が専門的で義務研修の対象でないことから、参加者は少ないのではと予想していましたが、予想に反してかなりの人数でした。
これほど医療関係に興味がある弁理士が多いとは意外でした。
「先端医療分野における特許保護の在り方」について、医療分野における特許保護の現状、今後のあり方(審査基準における特許対象の明確化・特許対象の見直し・先端医療特許取得への支援等)を分かりやすく説明していただきました。
時間の関係上、物足りない部分もありましたが、概ね満足できた講演でした。
医療分野における特許保護については、かなり議論のあるところです。
すなわち、現在のように、いわゆる医療行為を「産業上の利用可能性がない」という理由で拒絶するという「入り口規制」的な取り扱いは、かなり無理筋で、法改正の必要性を唱える論者が多いのも頷けます。
講師も指摘していましたが、医療分野における特許保護についての明確な理由が明らかにされていないので、不都合な点が出てきたときに審査基準を改定するという、継ぎ接ぎ的な対応をしているのが現状です。
やはり医療行為についても特許の対象として、医師等が行う医療行為には特許権の効力が及ばない旨の規定を設けるという、「出口規制」の方が良いのでは思います。
先端医療分野における特許保護の現状と今後の在り方の概略が理解でき、収穫の多い研修でした。
今後、知財コンサルティングに活かしていきたいと思います。
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研修内容が専門的で義務研修の対象でないことから、参加者は少ないのではと予想していましたが、予想に反してかなりの人数でした。
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医療分野における特許保護については、かなり議論のあるところです。
すなわち、現在のように、いわゆる医療行為を「産業上の利用可能性がない」という理由で拒絶するという「入り口規制」的な取り扱いは、かなり無理筋で、法改正の必要性を唱える論者が多いのも頷けます。
講師も指摘していましたが、医療分野における特許保護についての明確な理由が明らかにされていないので、不都合な点が出てきたときに審査基準を改定するという、継ぎ接ぎ的な対応をしているのが現状です。
やはり医療行為についても特許の対象として、医師等が行う医療行為には特許権の効力が及ばない旨の規定を設けるという、「出口規制」の方が良いのでは思います。
先端医療分野における特許保護の現状と今後の在り方の概略が理解でき、収穫の多い研修でした。
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