熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

悪あがき

2016-05-28 16:19:40 | Weblog
今週は、二つの悪あがきというか三文芝居を見せられました。

一つは、東京都知事の記者会見。

1回目の会見では、「精査する」を連発、2回目は、「厳しい第三者の目」を連発、そして3回

目は、弁護士が精査して「早急に明らかにする」を連発と、記者の質問には、一切答えませんで

した。

これは悪あがきそのもので、レベルの低い3文芝居を見せられているようで、不愉快でしたね。

もう一つは、伊勢志摩サミットでの安倍首相の発言。

冒頭発言で「リーマン・ショック」との言葉を繰り返し使ったうえで「最も懸念されることは世

界経済の収縮」と強調し、世界経済がはらむリスクについて力説したのですが、首脳宣言では

「新たな危機に陥ることを回避する」との認識にとどまり、現在は危機的状況ではないとの見方

で一致したそうです。

オランド仏大統領も、サミット終了後の記者会見で「現在は経済危機ではない」と明言していま

したし、メルケル首相や他の首脳も同様の見解でした。

ロイターの記事によると「あるG7外交筋は、匿名でロイターの取材に応じ、安倍首相がことさ

ら経済の弱さを指摘するのは、消費増税を延期したい思惑があるからだと指摘した。危機感を世

界で共有することで、安倍政権が増税延期の大義を得ようとしているのではないかとの見方

だ。」そうです。

複数の関係筋によると、安倍首相は増税延期の方針をすでに固めているが、政府内には「国際会

議の場を消費増税の判断材料に使うのは問題。G7諸国から疑問視されかねない」との見方も浮

上しているらしい。

焦点だった財政出動でも、日本は今回のサミットで、需要喚起に向けた財政拡大路線でG7が一

致する姿を描いていたが、財政政策の重要性を共有するにとどまり、どう政策を実施するかは

「国別の状況を考慮する」と、各国に委ねる方向でまとまりました。

また、首脳宣言には「財政戦略を機動的に実施」との文言が盛り込まれたものの、ある政府関係

者は「原文の『フレキシブル』を『機動的』と訳すことには違和感がある。『柔軟な』とするの

が一般的では」と首をかしげる。「機動的」との語感が、政府支出を積極的に増やすイメージを

想起させるとの指摘ですね。

その政府関係者は「G7の中でも著しく成長率の低い日本から、財政出動を呼びかけられたこ

とに疑問を感じた国も多いだろう」と振り返ったそうですが、全くその通り。

サミットを選挙に利用しようとする姑息な手段ですね。

それにしても、この悪あがきはどうにかならないものか。

一国のリーダーがこれでは、恥ずかしくて、トランプ大統領候補を批判することができなくなり

ますね。









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核なき世界

2016-05-28 00:04:32 | Weblog
オバマ米大統領は27日夕、米国の現職大統領として初めて被爆地・広島を訪れました。

平和記念資料館(原爆資料館)を視察し、原爆死没者慰霊碑で献花した後、演説で、戦争の悲惨さを強調し、「恐怖の論理にとらわれず、核兵器なき世界を追求する勇気を持たなければならない」と述べ、「核なき世界」を主導していく決意を改めて示しました。

2009年のチェコでのプラハ演説で訴えた「核なき世界」に向けて取り組む決意を強調し、「広島と長崎は『核戦争の夜明け』ではなく、私たちの道徳心の目覚めの始まりだ」と述べ、原爆投下を教訓に、「核なき世界」をあくまでも追求すべきだとの考えを示しました。

今日は歴史的な一日になりましたね。

核なき世界へ向けた第一歩を踏み出しました。

この歩みをさらに進めなければいけません。

唯一心配なのは、米国の次期大統領が誰になるかです。

トランプ氏が大統領になると、確実に核なき世界への歩みは大きく後退するでしょう。

米国人の良識に期待するしかありませんね。








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