熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

日本の財政

2019-05-05 18:57:41 | Weblog
明石順平さんが書かれた「データが語る日本財政の未来」を読みました。

日本が世界最悪レベルの借金大国であることは広く知られていますが、「日本は資産があるから大丈夫」「借金は日本人からのものだから大丈夫」「日本は世界最大の債券国だから大丈夫」等の楽観的意見がありますね。

本当なのでしょうか。

この本は、日本財政の状況を把握するための基本的な知識から説明して、財政楽観論者が唱える説をデータに基づいて完全に否定しています。

この本に書かれているのは、厳しいけど不都合な真実です。

このようなつらい現実を直視して、政府や日銀の金融政策、財政支出に待ったをかけなければいけません。

今本には、「国債とは何か」「財政赤字が増えた原因」「税収の国際比較」「アベノミクスの失敗」「アベノミクスの失敗をごまかす[ソノタノミクス]」「日本は資産があるから大丈夫?」「巨額の日銀当座預金がもたらすもの」「歴史は繰り返す~高橋財政~」「今、そこにある危機」について分かりやすく書かれています。

この本に書かれているように、政府が公表するデータの改ざんやデータの取り方(サンプリング方法)の突然の変更、不都合なデータの非公表等により政府の信頼は地に落ちています。

政府が公表するデータは信頼が置けないので、自己防衛するしかないでしょうね。

一番いいのは、このような不都合な真実を隠蔽する自公議員を落選させることですが、なぜか有権者が騙されたままなので、自己防衛するしかないようです。

私は、近い将来に財政破綻をする日本国債は保有せず、日本株や円建て預金を少なくして、外債や外貨預金に資産を移しています。

もっともこのような対策も、財政破綻で財産税という最終手段を取られてはアウトですが。

賢い有権者が現れてくれるのを待つしかないか。





ブログランキングに参加しています。よろしければ、以下のURLから投票して下さい。


特許・知的財産 ブログランキングへ

 
弁理士 ブログランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

未だに占領地

2019-05-05 15:01:05 | Weblog
全国の米軍専用施設の7割を抱える沖縄県が欧州4カ国を調査したところ、いずれの国も駐留する米軍の訓練などを自国の法律で制限していたことが明らかになりました。

一方、日本には米軍の活動を規制する法的権限がなく、沖縄では市街地の上空を戦闘機が飛ぶ光景が日常化しています。

5月3日で施行から72年となった日本国憲法は前文で平和的生存権をうたうが、米軍の「やりたい放題」を止められずに、住民が事故や騒音に脅かされる状況が続いているという憲法違反状態です

「どうなっているの、これ。戦争状態じゃない」という苦情が沖縄県宜野湾市の基地被害110番に届いています。

私が住んでいるところも米軍や自衛隊の航空機が上空を飛ぶことがあるので、騒音の迷惑は(沖縄とは比較になりませんが)理解できます。

米軍基地が近くにない人達には想像力が及ばないでしょうが、沖縄県民の差別的扱いに少しでも理解する努力をしなければいけません。

米軍基地があるのは地政学的理由だとか宣う元自衛官の自民党議員もいますが、とんでもない話です。

自分の住んでいる場所に米軍機とを誘致するか、家族と一緒に沖縄の米軍基地の近くに住むかしなければ全く説得力のない説明です。

自分は高みの見物で、言いたい放題とは政治家の風上にも置けない。

次の選挙で落選させる以外に選択肢はないですね。





ブログランキングに参加しています。よろしければ、以下のURLから投票して下さい。


特許・知的財産 ブログランキングへ

 
弁理士 ブログランキングへ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする