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常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

シシウド採り

2013年06月04日 | 日記


笹谷峠に妻とシシウド採りに行ってきた。山形工業の山小屋をテレビのアンテナの方へ行く道の両脇にシシウドがたくさん生えている。もう大きくなって固くなってしまったものが多いが、葉のかげ見るとこれから葉を広げようとする若いものがあるので、それをを採る。蟻が茎には固まってとりついているのを見かけるが、それだけこの新芽が甘い証拠であろう。

この季節になると、毎年タケノコとシシウド採りにでかけるが、シシウドが話題になることも多い。秋田の人が、これをアマニュウといって好んで食べる。我が家では、3日間水にさらして灰汁を抜き、炒め煮にするが、タラの芽のようにそのまま天ぷらにするものいいという。茎には甘みがあり、山羊に食べさせると乳を多く出すようになるという。山形では、シシウドを食べる習慣がなく、だれも採らないので、わずかの時間で好きなだけ採ってこれる。

梅雨のころになると、山裾が白い花で覆われる。その殆どがシシウドの花だ。せり科のこの植物は、人から採られることも少なく、繁殖を謳歌している。昨年このブログにシシウドについて書いたが、この季節になると検索して読んでくれる人も多い。それだけ、あまり知られていない山菜なのだろう。


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