梅雨は畑にたっぷりと降りそそぎ、野菜たちを元気にしている。ズッキーニは受粉前の実が花を終わらせた。小さな実がついているが、受粉していないのは、このまま成長せずに生りながら腐れていく。腐れる前のものを収穫する。今年始めてのラタトウユを作る。
写真をよく見ると、脇の方に出ているのがスベリヒユだ。茎が赤く、梅雨の雨でその茎を大きく伸ばしている。オメガ3脂肪酸をふんだんに含んでいるので食用にされる。先日、テレビの「秘密の県民ショー」でこれを食べると、山形県民は雑草も食べていると、笑いをとっていた。スベリヒユはこの地方では「ヒョー」と呼ばれ、茹でてカラシ醤油で食べる。あるいは茹でたものを干しておくと保存食にもなる。日なたの匂いのするヒョーは山菜の仲間として昔から山形の人々に愛されてきた。
きょうは畑から、このヒョーと山東菜、ズッキーニ、茄子、キュウリ、シュンギクを収穫した。ルッコラが大きくなっているが、こちらはどうやって食べるか、これから研究する。