玉簾の滝は酒田市升田にある。落差63m、幅5m。山形県内で一番大きい滝である。かつては修験道の修練場であったらしく、滝の前には御岳神社が祀られている。弘法大師が不動明王を鎮座させる聖地を探し求め、日向川の上流のこの地で見つけたという伝説がある。滝の中腹に不動明王の石碑が置かれている。
夏休みの暑い日には、涼を求める家族連れの姿が見られる。お盆や、連休などには夜間、滝のライトアップも行われている。この大きな滝に近づくと、水滴がしぶきとなって降り注ぎ、マイナスイオンがあたりに立ち込める。どんなに暑い日でも、涼しい冷気が立ち込める。最近では、訪れる人元気を送るホットスポットとしても注目を集めている。