雲があるが、久しぶりに日がさした。2日ぶりに畑に行く。そこその収穫。キュウリはまだ一抱えほども収穫できる。低温であまり実が生らなかったオクラも、久しぶりに収穫できた。取れたてのオクラたっぷりの贅沢な味噌汁。テレビでは、日照不足で野菜の値が高騰してというニュースが流れる。こんなニュースに接すると、野菜を自給している者としては、ふと安堵する。
オクラは熱帯性の植物で、暑いインドでは、一番好まれる野菜であるらしい。本来、気温が高い8月に収穫のピークを迎えるが、まだ梅雨のような気候のためか、我が家ではまだ成長途上といったところだ。ベランダで芽だしをした苗が、いま60㎝ほどで、葉が大きくなり、花はかくれるよう咲いている。樹の幹も、実も同じ色をしているので、うっかりすると見逃してしまう。
モロヘイヤがいまが盛りである。一雨ごとに葉の枝が伸びるので、樹が坊主のようになるほど収穫しても、3日も経てば、収穫したよりもさらに新しい枝が増えて収穫量が増える。天からの雨、地中のミネラルをたっぷりと蓄えた栄養満点のオクラだ。さった茹でて、包丁でトントンと叩けば、ネバネバオクラのできあがり。醤油をまわして、熱いご飯にかけてよし、冷奴にのせてよし。夏バテを防ぐ、定番の夏野菜である。