常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

雲の上

2017年09月16日 | 旅行


千歳空港から山形空港までのフライトは、約1時間、FDAの小型機である。帰路、千歳空港で時ならぬ雨に見舞われた。空は真っ黒な雲に覆われ、大粒の雨が空港の滑走路にたたきつけるように落ちてきた。バスからタラップに登るのだが、サービスの人たちが傘をかかげ、飛行機の雨除けまでわずか数10㎝の隙間しかないのに、それでも雨に叩かれて、ワイシャツがたちまちに濡れた。着陸してくる飛行機を待ちながら、離陸が10分ほど遅れ、その間に雨が上がった。離陸後、数分で雲を突っ切り、たちまち雲の上に出る。青空が広がり、突き抜けてきた雲が、積乱雲であったことが目視できる。小型機であるが、飛行は安定している。

それにしてもこの4日間を、何と表現すればよいのか。5年ぶりに会う兄弟と甥、姪、10年ぶりに会う旧友と恩師、高校を卒業して始めて会う顔。一晩世話になり、妻を亡くしたばかりの友人は、その来し方を、読んできた大切な本にふれながら、口をつくように、時間を忘れて語った。こんなに、自らの生きざまについて、長い間話しあったのは、長い人生ではじめて経験であったような気がする。クラス会に出てきた人たちは、元気な人ばかりだが、そのかげには、毎回参加しながら、亡くなったり、体調を崩して参加できなくなった人もいる。喜寿を迎え、これからは何が起きるか予測できない年代に達している。それだけに、会うことが、とても大事になっている。



今回の北海道の旅で得たものが二つある。20年近く続けてきた詩吟を、旧友たちに披露できたこと。吟題は吉田松陰「親思ふ」、優秀吟コンクールで吟じたものだ。酒の席で、話が弾んでいたが、会場に吟声が響くと、一瞬静まって、吟を聞いてくれた。そこそこ、詩吟が人々の耳に達することができたように感じて、吟じながら感動を覚えた。

二つ目は、ラインの友達が3名増えたことである。ラインは若者のものと思っていたが、スマホの所有者が5名ほどおり、喜寿になってもSNSでコミニュケーションをとれることが分かった。こちらでは山登りや詩吟の仲間と、気軽にラインで連絡を取り合っているので、その輪が北海道の旧友の間にまで広まったことがうれしい。来年のクラス会はもう日程も決まった。まだ参加の約束は表明していないが、それまでさらなる健康の精進が必要になる。
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