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もの忘れが気になる。顔は覚えているが、名前が思い出せない。約束したスケジュールを忘れて迷惑をかけることがしばしば。間もなく免許証の更新だが、絵を見せて、一定時間後にいくつ覚えているか、という認知症検査が不安。加齢とともに記憶力は確実に弱体化している。ひょっとして、このままいけば認知症を発症するのでは、という不安につきまとわれる。
記憶を司るのは脳の中にある海馬という部分である。大脳の奥の方に傷つきにくいように大事にしまわれている。直径1cm、長さ5㎝、小指ほどの大きさである。海馬には1000万個ほどの神経細胞があり、これが脳全体にある神経細胞(その数は1000億個といわれる)と常に連絡をとり、情報を集めてくる、いわば記憶の製造工場である。
昨日、TVの「家庭の医学」で、この問題が取り上げられた。海馬にある神経細胞は何本もの神経線維を伸ばして、他の神経細胞とつながってネットワークを構築する。ところが、老化とともにこのネットワークが崩れて、記憶が出来なくなる。もの忘れを頻出する原因である。ここで重要な役割を果たすのが、脳内物質である。この物質を増やすことで、記憶力が改善されることがわかってきた。従来、ウォーキングなどが、この物質を増やすのに効果があるとされてきた。
きのうの番組で紹介されたのが、手のひらのタオルマッサージである。両手でタオル挟んで持ち、軽くタオルをこするようにマッサージする。テレビを見ながら10分間このマッサージを行うことで、脳の血流が盛んになり、脳内物質が増えることが確認された。72歳の物忘れがひどくなった男性が、このマッサージを4日間行っただけで、脳内物質が増え、記憶にも効果が現れたことが映し出された。早速、自分も真似をして、タオルマッサージを始めることにした。効果のほどは、後日報告する。もっとも、随分ウォーキングをしても、もの忘れをするので、そんなに期待はできないのかも知れない。