常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

カボチャ

2018年07月20日 | 日記

今朝、坊ちゃんカボチャを4個収穫した。

肌の色合いを見ると、少し採るのが早

過ぎたかも知れない。カボチャの造形

が素朴で、写真に撮るのが好きだ。そう

いえば武者小路実篤も、好んでカボチャ

をスケッチしていたように思う。

 かぼちゃ咲き貧しさがかく睦まする 

能村登四郎の句である。

カボチャには貧困の記憶がつきまとう。

戦争が終わってすぐ、食べ物は畑の

カボチャばかりであった。どこの家庭

でも、主食カボチャ、間食にカボチャ

であった。

学校で友人と握った手を広げて見せ

あった。どの手にも、黄色いカボチャ

のカロテンの色素が浮き出ていた。

成人してからしばらくの間、この記憶

のせいでカボチャを敬遠していた。

カボチャが身体にとても良い食物で

あることがだんだん分かってきた。

カーパー著『食べるクスリ』の

カボチャの項を読むと、「一日に

カボチャを半カップ相当量食べれば

肺がんのリスクが半減する」と記載

されている。

また、カロテンが制ガンに働く秘密

は、抗酸化栄養素として活性酸素の

フリー・ラジカルを襲い無害化する

ことにあると多くの科学者が考えて

いると指摘し、カボチャに限らず

ニンジンなどの黄色野菜が血管の

老化を防ぎ、ガン予防に有効な

食べ物であることを説いている。

 

コメント (2)
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