
加賀の千代の句に
朝顔に釣瓶とられてもらい水
というのがあるが、
我が家の狭いベランダでは
物干し竿に巻き付いている。
入院していた妻が
最初に目をやったのが
ベランダで育てている花たち。
留守の間、毎日水やりをしたが
やり手が違うと、どれも
心なし元気がない。
一通り眺めると
水が不足している花たちを
重点に水を与えた。
今朝のアサガオは、不安が
解消したのか元気に咲いた。
植物も自分を可愛がってくれる
人の心がわかるらしい。
千代女の句も、植物への愛情が
伝わってくるが。
「加賀の千代」を「かかの知恵」
としゃれた落語もある。
アサガオは庶民に愛される花だ。