常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

富士見平

2018年07月13日 | 日記

明日、瑞墻山に登る。

富士見平小屋に一泊し、翌日金峰山の五丈岩に行く。

一番の楽しみは、富士見平から見る富士山の雄姿である。

富士は多く静岡県の沼津や伊豆の方から眺められてきた。

誰の目にも焼きついている表富士である。

明日見る富士は甲斐の国から見る富士だ。

俳人飯田蛇笏は、山梨県八代郡に生まれた。早稲田大学へ進み

東京へ出たが、明治42年に帰郷後は

生涯を甲斐の山峡で送った。有名な俳句がある。

 

 芋の露連山影を正うす 蛇笏

 

山峡で畑仕事をした蛇笏は、甲斐の山々の懐に抱かれていた。

そこから見る富士山は、どのように見えていたであろうか。表富士とは

一味違う風貌がある。

 

裏富士のすそ野ぐもりに別れ霜

秋の風富士の全貌宙にあり

富士の凪ぎ天鳶啼くをさまたげず

 

 

コメント
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