
今年の梅雨明けは何か変だ。
別に気象庁に異議を申し立てるつもりもないが、
関東で梅雨明けが発表されてから、暑い日もあ
ったが、列島全体で見ると、梅雨の末期のような
雨が降る。それも前線が停滞して、局所的な大雨
となり山陽地方の大惨事となった。
今朝、6時前に気温は26℃になった。
この分では2日続きの猛暑日は間違いない。
この高気温をもたらすのは太平洋の亜熱帯高気圧。
梅雨が明けると、10日ほどもこの高気圧に覆われ
晴天と熱帯のような暑い日が続く。
一方、北には寒気を持つオホーツク海気団がある。
北海道では、まだストーブを必要する日もあるが、
これはオホーツク海気団のせいだ。
列島の真上で、この二つの気団が、がっぷり四つ
を組んで押し合っている。太平洋の気団が力をつ
けてオホーツク気団を押し出すと、梅雨明けと
なる。
本格的な梅雨明けは、大被害をもたらした大雨
が止んだときのような気がしないでもない。
これから、台風の発生を含みながら、本格的な
夏が到来する。
本格的な夏山の季節がやってくる。