常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

半夏生

2019年07月01日 | 日記
梅の実が大きくなり、ブドウの実も成長を初めている。夏至を過ぎると、その初候は鹿角解(しかのつのおつ)、中候は蝉始鳴(せみはじめてなく)、そして末候は半夏生(はんげしょうず)である。半夏は毒草のカラスビシャクのことである。梅雨が終りに近づき、田植えが終わり、梅の実を収穫する目安にもなった。

夏至を過ぎて11日目、今の暦では7月2日頃のことを言う。古語辞典にあたってみると、この日の朝、天から毒気が降ってくるので、井戸には蓋をし、野菜を食べず、また酒や肉を断ち、諸事忌日として、庶民は禁欲の生活をした。

いつまでも明るき野山半夏生 草間 時彦

九州から四国にかけて、今年も大雨になっている。台風ではなく、停滞した前線に湿気が入って大雨が降り続く。高気圧の張り出しや、大陸から入ってくる寒気など、さまざまな条件が重なって、昨年に続いてての大雨被害である。植えたばかりの田は潅水して、一面海のような状態である。天候が回復して被害が少なくなることを祈るばかりだ。
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