被災地の方には、申し訳ない気がするが、この梅雨が適度な湿気をもたらし、畑の野菜やベランダの花がすこぶる元気だ。仙人掌やサフランモドキの花が咲いて、隣にある業務スーパーでタピオカブームが大変なことになっている。タピオカの入荷情報が、スマホのメルマガに入るようになったのは、つい2ヶ月前ぐらいからだ。入荷の予定が、突然中止になった知らせが多い。昨日、メルマガに冷凍タピオカが3時に入荷を知らせが入ると、店の前には待っていた人の行列ができた。
そもそも、タピオカって何か。最近、しばしばこの名を聞くようになったが、食べたこともミルクティーになったものを飲んだこともない。グーグルでこの食品を検索してみた。南米やブラジル原産の植物にキャッサバというものがある。サツマイモのように根茎にデンプンを蓄えてイモになる。これを何故タピオカと呼ぶのかといえば、このイモからデンプンを取り出す方法を現地語でタピオカと呼んでいることによるらしい。
糊化されたタピオカは、回転させて球状に加工する。これをタピオカパールと呼ぶ。煮戻してデザートや飲料に加えて食する。色は黒いが、食感はモチモチとして白玉に似ているらしい。いまや、タピオカブームは、若者を中心に全国に広がっている。阪急三番街の広告に、半分に縦切りしたタピオカミルクティーと50年前に流行ったクリームソーダの写真を合わせて、「甘いものパワー、今も昔も最強かも」のキャッチコピーを入れている。業務スーパーでは、インスタントタピオカが一袋300円で売っているらしいから、ブームが一段落したら、話のタネに飲んでみたい。