常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

アナベル

2022年06月22日 | 
気温が30℃を超してくると、早朝の散歩がいい。そしてアナベルやカシワバアジサイの白い花が爽やかだ。もう一つ気になる白い花があった。庭の木に植えられているが、調べて見ると夏ツバキであった。木のもとにには、花が丸ごと落花している。やはり夏ツバキも、花茎のところか落ちるものらしい。平家物語の「沙羅双樹の花の色、諸行無常の響きあり」という有名な下りは、釈迦が悟りを拓いたとき、この木の花の下であったらしい。わが国には、なかなか本種がないので夏ツバキが代わりに植えられたらしい。さわやかな花と精神の充実には、想像をこえた作用があるのだろうか。


昨日、歯科に行ってきた。いつもは、磨き方が下手と指摘されることが多いのだが、「磨き方上手になりました。歯垢が取れています。これからもこの調子で」と褒められた。幾つになっても、褒められることは心地いい。歯科で定期健診を受け、口腔の掃除をしてもらうのだが、実は毎日の歯磨きこそが大事だ。褒めてもらうことで、口腔の清潔と健康が保たれることは、ありがたいことである。80歳で20本以上の健全な歯を保っていることは珍しいことであるらしい。

昨日、ブックオフで買った本。菅谷明子『メディア・リテラシー』。その定義は「多様な形態のコミュニケーションにアクセスし、分析し、評価し、発信する能力のこと」とある。毎日流される、テレビのバラエティー。そこにどんな意味を見出すのか。情報の洪水のなかに生きて、メディア・リテラシーを持つことは、きわめて大切である。
コメント
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