ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

ゆるい関係

2015年03月15日 21時53分00秒 | フランス語
春学期の最後の日、アンスティチュでの
フランス語のクラスメイトの皆さんと
一緒にお食事会に行ってきました。
他の人が見たら、何の集まりか
きっと分からないだろうと思うくらい、
年齢も、仕事も、雰囲気もバラバラ。

教室ではお互いのことは名前くらいで
どこに住んでいて何をしているのか、
お互いに話をしたのは初めて。
妙に人権と憲法関係に詳しいマダムは
なんと、大学の法学部の教授。
いつも個性的なファッションの女性は
パリと日本を行き来する画廊のオーナー。
経済と政治に詳しいムッシューは
アメリカ滞在歴10年の会社経営者。

(街角でみつけた春の色)

ほかのみなさんも、個性豊かで
アンスティチュに来なければ
決して出会えなかったタイプの方々。
あまりにも知らない世界過ぎて
どの方の話も本当に面白くて。

だからと言ってお互いに、
必要以上に深入りすることもなく、
仏語というただ一つの共通点で結ばれた、
なんとも言えない、ゆるい関係。
でも、わたしのような年齢になると
こうした距離感で付き合える関係が
不思議と心地良く思えるのでした。
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フランス語まみれの一日

2014年12月18日 22時10分00秒 | フランス語
今日は本当に寒くて、温暖なこのあたりでも
時折風の中に、雪の細かなかけらがキラキラ。
同じく寒かった先頃、フランス留学フェアがあり
わたしもフランス語通訳としてお手伝い。
学んでいるアンスティチュからの紹介だけど
フランス語での書類選考や電話面接もあって、
なにもかもが初めてとあって、ドキドキ。

各ブースに1人ずつ通訳がつく形で、
私の隣のブースの通訳をされていたのは
フランスに7年滞在して、博士号も取って、
今大学で非常勤で教えているという方で、
反対側のブースは、プロの通訳ガイドさん。
その向こうは、日本滞在歴の長いフランス人。
うーん、フランス滞在歴ゼロのわたしが
一体何を間違って来てしまったんだろう、と
あまりの「場違い」感に冷や汗たらたら。


(会場の外で開催されていたクリスマスマーケット)

でもどうにか無事に務めることができたのは
担当したフランス人が良い人だったからかも。
それに学生さんだけでなく、社会人の方など
さまざまな理由でフランス留学を目指す方々と
お話出来て結構楽しかったし、刺激にもなって。

最後に、「私も更に上達するためにいつか行きたい」
(pour se perfectionner en français) と言ったら
「そんな必要ないから、楽しむためにいらっしゃい」
(C'est pas nécessaire. Venez pour profiter.)
と言ってもらえたのが、うれしくて。
フランス語まみれの一日は、良い経験になりました。
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滝川クリステルさんのフランス語

2013年09月18日 22時01分00秒 | フランス語
今ごろ!?と驚くのも無理もない遅れっぷりながら
ちまたで話題のIOC総会での東京のプリゼンの
滝川クリステルさんのフランス語スピーチ見ました。

冒頭にMesdames et Messieursがないのは
何かちょっと、唐突な感じがあるけれど
さすがフランス人とのハーフだけあって
惚れ惚れするような、美しいRの発音だなあ。
フランス人から言わせるとぎこちないらしいけど
フランス語の勉強も兼ねてディクテしてみました。
不安なのもあるから間違ってたらご指摘下さいね。



Nous vous offrirons un accueil vraiment unique. En japonais, il
est possible de le décrire avec un seul mot, o-mo-te-na-shi.
« Omtenashi », c’est un sens profond de l’hospitalité,
généreux et désintéressé, qui remonte à l’époque de nos
ancêtres, et qui est depuis resté ancré dans la culture
ultramoderne du Japon.

Cet « omotenashi » explique pourquoi les Japonais prennent
autant soin les uns et des autres, de la même façon qu’ils
prennent soin de leurs invités. Laissez-moi vous donner
un exemple. Si vous perdez quelque chose, vous êtes presque
sûrs de le retrouver. Même de l’argent liquide. Rien que
l’année dernière, plus de 30 millions de dollars en cash ont
été rapportés à la police de Tokyo. D’après un récent sondage
portant sur l’avis de soixante-quinze mille voyageurs,
Tokyo est la ville la plus sûre du monde. Ils ont également élu
Tokyo numéro 1 pour la qualité de ses transports publics et
pour la propreté de ses rues. Tokyo est aussi considéré comme
ayant les chauffeurs de taxis les plus sympathiques du monde.

Vous ressentirez cette qualité de vie dans tous les quartiers.
Vous allez découvrir notre culture traditionnelle. Vous pourrez
profiter des plus belles boutiques et des meilleurs restaurants,
dans la ville qui compte le plus d’étoiles Michelin au monde.

Tout cela, réuni dans un paysage urbain futuriste. Le quartier
d’Odaiba, où je travaille, est le centre de notre vision pour
des Jeux parfaitement intégrés au centre-ville, les premiers
Jeux en plein cœur d’une métropole pour que la culture et
le sport s’unissent de manière unique. Des parcours pour les
fans, des live sites et des animations ouvertes à tous relieront
les nombreux sites des Jeux créant une ambiance incroyable
et laissant à tous les visiteurs, des souvenirs pour la vie.
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フランス語はエクササイズ

2013年08月07日 21時28分00秒 | フランス語
フランス語をきれいに発音しようとすると
日本語ではまったく使わない筋肉を使うから
あまりやると、顔が筋肉痛になりそうで。
フランス語の先生にも、フランス語を話す時は
もっと大げさに口を動かすよう常々言われていて。

そもそも日本語はあまり表情筋を使わずに
話せる言語みたいなんだけど
フランス語は、顔の筋肉総動員。
実際こんなことがあったんですって。

(残暑お見舞い申し上げます)

先生のフランス人のお友達のご主人が日本人で
顔の表情から音声を認識するシステムを開発してて
日本人数人で試して完璧に作動することを確認後、
ついでにフランス人の奥さんにも試してもらったら
あっという間に、機械が故障してしまったのだとか。

大爆笑してしまったけれど、何か分かるかも。
わたしも発音に気をつければつけるほど
舌かんだり、顔の筋肉壊れそうになるから。
美しい踊りには筋トレとストレッチが必要なように
美しい発音にも顔の筋トレとストレッチは必要。
わたしも表情認識システムを壊すくらい
顔の筋肉を動かせるようにならなくちゃ。
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流浪のクラス難民

2013年04月14日 22時41分00秒 | フランス語
今まで行っていたクラスが閉鎖になったため
先週は新しいクラスを求めて見学しまくり。
月曜日の夜1つ見学したのを皮切りに
昨日は丸1日、4コマも見学してしまった。

そうでなくても早朝5時半の地震で起こされ、
JRが一時不通になったせいで、
バスだの私鉄だの地下鉄だのを乗り継いで
着いた時点で、すでにクタクタだったのに
クラスからクラスへと丸一日放浪し、
家に帰ったら20時過ぎになっていて。
面白かったけど、さすがに疲れたかも。



たぶん、ここまで見学しまくった生徒は
ほかにはいなかったに違いない。
道場破りか、クラス荒らしと思われたかな。

ランチは、難民仲間の元クラスメイトの方々と
それぞれが見学したクラスの情報交換もして
それぞれに一長一短だったものの、
おおよそのメドは立ったかなというところ。
難民生活は終わりにして、これからは
新しいクラスで、心機一転がんばろう。
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