ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

やめない理由

2013年03月26日 21時37分00秒 | フランス語
近頃ふと思うことがある。
どうしてフランス語を続けるのかな、と
やめる理由なら幾らでもあるのに
やめないのはどうしてだろう、と。

「こうなったら」続けるしかない、
それが多分、一番素直な気持ち。
何がどうなったわけでもないんだけど
せっかくここまでやったのだから
どうせならもう少し操れるようになりたい。



それに結局は、なんだかんだ言って楽しい。
仕事と関係ないことに夢中になれること、
自分がまだ成長できるという実感を得ること、
日本とも米英とも違う文化や社会を知ること、
それらがストレス発散になると同時に
わたしの人生の彩りにもなっているのかも。

だから、役に立とうが立たまいが、
計算抜きで、もう少し続けたいな。
それにそんな人生の寄り道が出来ることは
贅沢なことだし、ありがたいことだから
つべこべ言わずにがんばらなくちゃ。
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ルーブルの光

2013年01月30日 21時04分00秒 | フランス語
最近のCMの中で一番のお気に入りは
東芝のLEDのルーブル美術館バージョン。
お人形のような巻き毛の少女の愛らしさと
ハリポタのダンブルドア校長を思わせる
ミステリアスなご老人との
物語のひとコマのようなすてきな作品。



この映像の中のルーブル美術館は何てきれい。
まさに Comme c'est joli !
わたしがフランスに旅行したのは15年も前。
その時も夜のライトアップは見なかったから
またいつか見に行きたいなあ。
Si on allait voir à l'intérieur !
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国家的拷問?

2013年01月16日 21時01分00秒 | フランス語
この年末年始に読み終えたばかりの、
Ted Strangerの"Sacrés Français!"。
フランス在住のアメリカ人による
「ここが変だよ、フランス人」風の
流暢(と思われる)フランス語のエッセイ。
思わず笑ってしまうようなことが多くて。

私も常日頃、綴りには悩まされているだけに
そのややこしい書き取り(dictées)を
torture nationale(国家的拷問)や
dictées sadiques(サディスティックな書き取り)
なんて茶化してるくだりには大笑い。



日本語や英語でもそうだけれど
コンピュータを使うようになってからは
スペルチェックにおんぶにだっこ。
たまに手書きで作文すると悲惨な状態。
créerの女性形過去分詞、crééeなんて
eが何個だったか分からなくなっちゃって。

このままではやばい、というわけで
今年は書くことにも力を入れなくては。
サディスティックな国家的拷問に耐え
今年も更なる上達をめざしつつも
衰える一方の日本語もどうにかしないと。
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フランス漬けの秋

2012年10月18日 22時08分00秒 | フランス語
スポーツなどと同様、語学の勉強には
やればやるほど面白いように伸びる時期と
どれだけやっても進歩が感じられない時が。
わたしのフランス語は今まさに、それ。
やってもやっても伸びてる気がしなくて。

仏検1級もDALF C2もまだ射程距離から遠く、
問題集などで勉強出来ることは
もうひと通り、やってしまったから
ここから先は決められたレールを離れ
自分の力で進んで行くしかないのだけれど。
成長を実感できない中で歩いているから
どうにも、心が定まらなくて。

(大好きな柿をいっぱい食べられる秋は幸せ)

ただ会話力不足はひしひしと感じるから
聞いて話す機会を増やしてみようと、
始めたのが、Skypeを使ったレッスン。
教室に行かなくてもいいから便利でお手軽。
先生の質も結構高くて、楽しいものだから
週1回で始めたのが、最近では週2回。

アリアンスと合わせれば、週3日は仏語。
それ以外にも始めたことがあるから
プライベート、少々忙しくなり過ぎかも。
まだ3ヶ月だから効果は分からないけれど
無理せず、楽しいと思えるペースで
しばらく続けてみようと思っています。
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北米連合軍 vs フランス

2012年09月29日 18時03分00秒 | フランス語
今回フランス語のクラスで扱ったテキストは
フランス人とカナダ人やアメリカ人を比較するもので
これがとにかく面白くて、爆笑もの。

フランス人に笑顔が少ないのは有名だけど
En France, les personnes qui sourient tout le temps
sont soit des imbéciles, soit des hypocrites,
ou alors ce sont des Canadiens.
「フランスでは、いつも笑っているのは
馬鹿か、偽善者か、カナダ人」とフランス人の先制パンチ。

Si le Japonais ne dit jamais non,
le Français ... se montre bien souvent
incapable de reconnaître son ignorance.
「日本人が決してノーと言わないとすれば
フランス人は滅多に自分が知らないことを
認めようとしない」とカナダ人がカウンター。

(みみにゃんには理解不能)

そこにアメリカ人が、恋愛・結婚観で参入。
アメリカでは不倫は高い代償を伴い、
政治家などは政治生命も失いかねないけれど、
フランスでは予期しうる偶発事故にすぎず
la qualité de séducteur (女性を口説く能力)が
政治家としての資質の一つとみなされるくらい。
確かにサルコジも、女性関係はかなりだったし。

フランスでは異性間でも同性間でもそもそも
結婚は対等な立場の二人の人間がするものだから
相手に対して「責任を取る」という概念がなく
不倫で離婚しても、慰謝料は発生しないのだとか。
アメリカでは罪の意識からくるストレスで
カウンセリングする人が少なくないらしいけれど
フランス人にはそもそもストレスを感じないから
カウンセリングがなぜ必要か、理解出来ないらしい。
呆れた口調で、アメリカ人は書いていたけれど。

しかし、不倫しておいてカウンセリング受ける、
アメリカ人もアメリカ人だと思うけれど、
そのアメリカ人にそこまで言われるフランス人って。
ユーモアたっぷりの文章に何度読んでも笑えてきて、
言葉の勉強は文化の勉強だとつくづく思うのでした。
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