中秋の名月の翌日、
セラミックパークMINOで催された、
「月見の宴」に行ってきました。
到着すると谷に架けられた長い橋を渡ります。
よく見ると天井には陶器のカケラが散りばめられて
異空間に入っていくようなワクワク感。
モダンな建物の中央には水の流れる中庭。
その奥にはお茶室があって、
お茶を頂くことができました。
水辺の渡り廊下の奥にあるお茶室は、
豊かな緑と静けさに包まれていて。
お着物をお召しになった方々に交じって
お茶室でお茶を頂くのなんて久しぶり。
先日「日日是好日」という茶道を続ける女性の
映画を見たばかりなこともあって、
ドキドキしながらもとても良い経験でした。
夕方に始まる演奏会までは時間があったので、
同じ建物内にある岐阜県現代陶芸美術館で、
三島喜美代さんという作家の陶芸作品を鑑賞しました。
お茶碗やお皿が並んでいるのかと思ったら、
これらが全部陶器だというから驚き。
これなんて、漫画雑誌にしか見えないけど、
開いているページも積んである雑誌の束も
ぜーんぶ陶器で出来ているのだそう。
こんなモダンな作品を生み出している作家さんが
間もなく92歳になる女性と聞いてさらにびっくり。
私の中で、陶器の概念が変わりました。
その後全国の合唱コンクールで入賞するほどの
ハイレベルの児童合唱団のコンサートを鑑賞しました。
私も中学時代、コーラスをやっていたけど、
一人一人の力量がすごすぎて、ただただ感服。
当初、適当なところで帰るつもりでいたのに、
最後まで立ち上がることもできませんでした。
厳しかった暑さもようやく一段落し、
芸術の秋の始まりを味わった夕べでした。