17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。
春になると、梅が咲き、桃が咲き、
沈丁花、水仙、桜が咲いて、
菜の花、雪柳、レンギョウ、チューリップ、
ハナミズキ、パンジー、芝桜、ネモフィラ、
藤、アヤメとノンストップで花々の競演。
今はバラがとてもきれいです。

年を取ると、体のあちこちに不具合が出てきたり、
ままならないことも増えてくるけれど
こうしてまたバラが見られたという幸せな記憶が
また一つ増えていくのは、やっぱり幸せなこと。

留まることのない季節の中では
衣替えやら何やら、慌ただしいけど
色とりどりに咲き誇るバラを見ると
つい足を止め、時を忘れてしまうのでした。
このあたりでは桜はどこも満開となり、
この週末は、まさに春たけなわ。
風が吹くたびに花びらが舞い散って
ため息が出るような美しさでした。
桜は何度見ても感動してしまう。

こんなに日本人が桜を愛するのも
きっと冬があるからだろうな。
数ヶ月続く、寒く暗い季節を耐え、
やっと訪れる春だからこその喜び。
命の芽吹きを祝うように咲く桜が
命の賛歌そのもののように感じられて。

もう数日で散ってしまうだろうけれど
散り透いてしまうその時まで
しっかり目と心に焼き付けておこう。
この切ないくらい美しい季節を
再び迎えられた幸せを感じながら。
日に日に朝晩の冷え込みが厳しくなり
季節は晩秋から初冬へと移ろう頃。
散歩に出かけた近所の公園では
銀杏が散り敷いて、黄金色のじゅうたん。
こちらは色とりどりに色づいた、
すずかけの木の落ち葉。
実際は息をのむほどきれいだったのに
写真に撮ると何だか普通なのが残念。
仕事では怒涛の年末モードに入り、
家でもバタバタすることばかりで
心が電池切れになりそうだけど
こうして穏やかな自然に包まれて
ベンチで温かなミルクティーを飲み、
ゆっくり呼吸をしているうちに
少しずつ充電される気がします。
朝晩が冷えるようになって
秋もすっかり深まり
紅葉の美しい季節になりました。
散歩道の土手の二本の桜も
深い秋の色に染まってきれい。
近くの公園では、銀杏が黄金色。
散り敷く落ち葉のかたわらで
サッカーに興じる子どもたちの
元気な声が響いていました。
もみじもずいぶん赤く色づいて
秋もいよいよクライマックス。
来週にはまた一段と冷えるらしいから
冬物のコートを出さなくちゃ。
そう言えば、河川敷を散歩していたら
川辺の木の枝につるされた小さな短冊に
「携帯を拾っていただいて
ありがとうございました」の文字が。
ひょっとして先日拾った携帯の持主?
だったら、とてもうれしいなあ。
なんだか心がとても温かくなりました。
お天気に恵まれた土曜日、
市内の穴場スポットに
ひそかにお花見に行きました。
桜はいよいよ満開となり、
まさに今を盛りと、春爛漫。
コロナの第四波が迫り、
今は遠出は出来ないけれど
それでも桜は十分にきれい。
ああ今年も、桜が見られたなあ。
一瞬で人を幸福感で満たす、
桜の力は本当にすごい。
うちのマンションの北側の
小さな公園にある数本の桜も
今日、みなそろって満開。
今は街中どこを歩いても、
満開の桜が景色を染めている。
ありがとう、今年も咲いてくれて。
コロナの中でも、咲いてくれて。