ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

祈り

2018年03月11日 12時57分00秒 | 社会
東日本大震災から、今日で7年。
このところ連日流される特集番組は
見るたびに、やっぱり心ふるえる。
人間の力がどれほどちっぽけで
いのちがどれほど儚いものかを
普段は忘れそうになっているから。

どれほど大切にしてきたものだって
一瞬にして奪われることもある。
当たり前だと思っていた明日が、
当たり前ではなくなることもある。
だからこそ、このありきたりの日々が
無力ではかない、このちっぽけな命が、
愛おしく、美しいものだってことを
思い出させてくれる、今日は祈りの日。

NHKドラマ「この声をきみに」でも
朗読されていた銀色夏生さんの詩。
この詩をわたし自身の祈りに代えて。



「祈るように願う」

祈るように願う
形から入っても
思いがそれに続きますように

祈るように願う
悲しみの海は深くはないと
あの人が気づきますように

祈るように願う
何度でもやり直せることを
あの人が気づきますように

祈るように願う
今見えるものにも別の面があることを
あの人が気づきますように

祈るように願う
今悩んでいるその場所から
心だけは飛び出すことができることを
あの人が気づきますように

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