ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

非日常の充電タイム

2008年06月21日 23時47分32秒 | 音楽・アート
実は土曜日、兵庫県立芸術文化センターに
以前から楽しみにしていた
佐渡裕プロデュースのオペレッタ、
「メリーウィドウ」を観てきました。

初日と言うことでエントランスには花がずらりと並び、
ちょっとドレスアップした人々があふれるロビーは
開演前からワクワク感でいっぱい。

ドキドキしながら幕が上がると、
佐藤しのぶの華のあるハンナは最高だし、
ジョン・健・ヌッツオの艶のあるテノールも素敵。
ベル・エポックの衣装も、どれもとても豪華だし
ピアノをデザインした舞台装置も小粋でおしゃれ。
フレンチカンカンなどのダンスシーンにもうっとり。

その上ざこばの狂言回しの面白かったこと。
落語家がオペレッタ?と見るまでは不安でしたが
これが最高の当たり役で、
あんなに笑えるオペレッタは空前絶後かも。
佐渡さんも自らステージに上がって歌っちゃったり
サービス満点、エンターテイメント満載で
目も耳も心も、幸せ満タンにしてもらった気分。

音楽って楽しい!
ステージって素敵!
こんなに素晴らしいもの作れるのだから
人間ってすごい!!と
子供みたいに、心を躍らせながら
非日常の幸せを満喫した数時間でした。

非日常といえば、
近くの席に江原啓之さんが座っていらして
非日常ついでに、握手してもらっちゃいました。
お相撲さんだと勘違いした位の大きな方でしたよ。



さあ、幸せも元気も、満タンにしてもらったことだし
梅雨空もなんのその、
満開のあじさいのような笑顔で、
日常に戻ることにしましょう。
今日は夏至。

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この道、喜んで

2008年06月19日 22時15分41秒 | 生活
人は、幸福からも、不幸からも
いろいろなことを学ぶものだけど
とりわけ不幸からは
たくさんのことを学ぶもの。

病気になって、健康のありがたさを知ったり
大切な人と離れ離れになって、その人の大切さを知ったり
断水になって、水のかけがえのなさを知ったり
足を怪我して、歩けることの喜びを知ったり。

何不自由ない時ほど
ささいなことが苦になったりするのに
困難な時ほど
ささいなことが喜びになったりするから。

だからきっと、
幸福にも不幸にも、意味があるのでしょう。



そう思うと、今回の父のことも含めて
困難はただの困難ではなく、
災難はただの災難ではなくなる、そんな気がして。

だから、「この道、喜んで」の言葉を
胸の中で何度もくりかえしながら
道端に咲く、小さなひめじょおんのように
雨の日も、風の日も、かんかん照りの日も、
わたしも、喜んで生きていきたいと思うのでした。

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お留守番

2008年06月17日 21時46分01秒 | ねこ
このところ週末ごとにお留守番のため
みみにゃんは、ちょっぴり淋しそう。
やっぱり私がいないと淋しいみたい。



それともまさか・・・
単に眠いだけだったりする?

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花菖蒲

2008年06月15日 22時41分48秒 | 花・自然
父の病院に向かう途中
送ってくれた義兄の好意で
近くの菖蒲園に連れて行ってもらいました。
本当にさまざまな種類があって
まさに百花繚乱。
雨の季節の花菖蒲の本当に美しいこと。

この菖蒲は凛とした着物を着こなした
すらりとした粋な江戸美人を思わせる。
「いずれアヤメかカキツバタ」という言葉があったな。



こちらはそれより少しピンクに近い分、
若くてかわいらしい、
小袖の似合う小町娘というところかしら。



これは白い花びらに紫の縁取りが何とも涼しげ。
すっきりしながら、でも華やいでいて。
浴衣を着流している感じの咲きっぷり。



これは菖蒲といってもかなり現代的な感じ。
花びらもフリルみたいになって
鹿鳴館時代の洋装の貴婦人かな。



これは菖蒲と言うよりは
アイリスと言った方がふさわしそう。
白いドレスの、清楚なマドモワゼル。
少し百合の風情もありますね。



今年は菖蒲を見に行くことは諦めていただけに
ほんの少しの時間だったけど
こんなにたくさんの菖蒲が見られるなんて
本当にうれしかった。



今日は父の日だから、
これらの写真とともに、
わたしの心いっぱいに映った花菖蒲を
全部、病室の父に贈ろう。

ああ、きれい、幸せ、うれしい、という
明るく喜びに満ちた思いだけでも
テレパシーで伝わりますように。
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からだ、ほぐれて

2008年06月13日 23時19分21秒 | 健康・癒し
腱鞘炎を患って以来ずっと、
定期的に鍼灸のお世話になっています。

最初は、体に鍼を刺されるのが怖くて
かえって体が緊張してしまったものなのに
今では平気どころか、
早く刺されたくて、待ち遠しかったりする。

お灸も、最初は熱いの通り越して
痛くて我慢できなかったものなのに
近頃じゃもう気持ち良くって、うっとり。
冷え性の手足や、筋肉のコリコリの奥に
じーんと、つーんと、
温かい刺激が沁みていく感じ。

施術後は全身の筋肉がほぐれるせいか
まったりと、かったるくなって、
それが何とも心地良いの。

刺されたり、熱かったりするのに
ほっこりと和らぐなんて
人のからだって、なんて不思議。



ああ、わたしはもっと自分の体に
いっぱい感謝しなくちゃいけないな。
酷使し続けていることを、
ちゃんと反省しなきゃいけないな。

腱鞘炎や肩こりを抱えながら
それでも仕事を続けられているのは
自分だけの頑張りではないのに。

すべての命がそうであるように
きっと体も、自身の所有物ではなく
神さまからの、大切な預かりもの。

やがていつかお返しする、その日まで
感謝しながら、ていねいに、
持てるものを最大限に生かしつつ
使わせて頂かなきゃいけないものだと思うから。
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