16日から、カンヌ映画祭が開幕したので
わたしも飛行機で観た映画の話を少し。
まずは本年度アカデミー賞作品賞を授賞した
白黒のサイレント映画、「アーティスト」。
効果音や音楽でのごまかしが横行する中、
丁寧に作られた、新鮮で小粋な映画という印象。
ストーリー自体はありふれたものなのだけれど
音や言葉に頼らない表現の細やかさが、
なんとも味わい深い作品に仕上がっていて。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/0a/b8d835d36a960b83c50ae0597255e3b8.jpg)
もう一つはその対極にある映画、
ハリウッド版「ドラゴンタトゥーの女」。
彼女が天才的なハッキングの才能を駆使して
秘密を解き明かしていくあたりは痛快なんだけど
暴かれた過去の連続殺人事件の秘密の重さと、
主人公のリスベットの抱えるものの重さが
なんとも痛々しくて、やるせなくて。
でも彼女の救いが見たくて全3作観てしまいそう。
最後に、メリル・ストリープ主演の
「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」。
これはメリル・ストリープの圧巻の演技に加え、
サッチャーという1人の女性の生き方を
まっすぐに描いた、文句なしに秀逸な作品。
特に「鉄の女」後の、晩年の人生の描き方には
人生や老いという普遍的なテーマも感じられて。
普段なかなか映画を観る時間がないけれど
仕事からも解放された出張帰りの飛行機の中は
わたしにとっては絶好の映画タイムでした。
わたしも飛行機で観た映画の話を少し。
まずは本年度アカデミー賞作品賞を授賞した
白黒のサイレント映画、「アーティスト」。
効果音や音楽でのごまかしが横行する中、
丁寧に作られた、新鮮で小粋な映画という印象。
ストーリー自体はありふれたものなのだけれど
音や言葉に頼らない表現の細やかさが、
なんとも味わい深い作品に仕上がっていて。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/0a/b8d835d36a960b83c50ae0597255e3b8.jpg)
(タイを象徴する色-仏様へのお供えのお花)
もう一つはその対極にある映画、
ハリウッド版「ドラゴンタトゥーの女」。
彼女が天才的なハッキングの才能を駆使して
秘密を解き明かしていくあたりは痛快なんだけど
暴かれた過去の連続殺人事件の秘密の重さと、
主人公のリスベットの抱えるものの重さが
なんとも痛々しくて、やるせなくて。
でも彼女の救いが見たくて全3作観てしまいそう。
最後に、メリル・ストリープ主演の
「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」。
これはメリル・ストリープの圧巻の演技に加え、
サッチャーという1人の女性の生き方を
まっすぐに描いた、文句なしに秀逸な作品。
特に「鉄の女」後の、晩年の人生の描き方には
人生や老いという普遍的なテーマも感じられて。
普段なかなか映画を観る時間がないけれど
仕事からも解放された出張帰りの飛行機の中は
わたしにとっては絶好の映画タイムでした。