16日から、カンヌ映画祭が開幕したので
わたしも飛行機で観た映画の話を少し。
まずは本年度アカデミー賞作品賞を授賞した
白黒のサイレント映画、「アーティスト」。
効果音や音楽でのごまかしが横行する中、
丁寧に作られた、新鮮で小粋な映画という印象。
ストーリー自体はありふれたものなのだけれど
音や言葉に頼らない表現の細やかさが、
なんとも味わい深い作品に仕上がっていて。

もう一つはその対極にある映画、
ハリウッド版「ドラゴンタトゥーの女」。
彼女が天才的なハッキングの才能を駆使して
秘密を解き明かしていくあたりは痛快なんだけど
暴かれた過去の連続殺人事件の秘密の重さと、
主人公のリスベットの抱えるものの重さが
なんとも痛々しくて、やるせなくて。
でも彼女の救いが見たくて全3作観てしまいそう。
最後に、メリル・ストリープ主演の
「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」。
これはメリル・ストリープの圧巻の演技に加え、
サッチャーという1人の女性の生き方を
まっすぐに描いた、文句なしに秀逸な作品。
特に「鉄の女」後の、晩年の人生の描き方には
人生や老いという普遍的なテーマも感じられて。
普段なかなか映画を観る時間がないけれど
仕事からも解放された出張帰りの飛行機の中は
わたしにとっては絶好の映画タイムでした。
わたしも飛行機で観た映画の話を少し。
まずは本年度アカデミー賞作品賞を授賞した
白黒のサイレント映画、「アーティスト」。
効果音や音楽でのごまかしが横行する中、
丁寧に作られた、新鮮で小粋な映画という印象。
ストーリー自体はありふれたものなのだけれど
音や言葉に頼らない表現の細やかさが、
なんとも味わい深い作品に仕上がっていて。

(タイを象徴する色-仏様へのお供えのお花)
もう一つはその対極にある映画、
ハリウッド版「ドラゴンタトゥーの女」。
彼女が天才的なハッキングの才能を駆使して
秘密を解き明かしていくあたりは痛快なんだけど
暴かれた過去の連続殺人事件の秘密の重さと、
主人公のリスベットの抱えるものの重さが
なんとも痛々しくて、やるせなくて。
でも彼女の救いが見たくて全3作観てしまいそう。
最後に、メリル・ストリープ主演の
「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」。
これはメリル・ストリープの圧巻の演技に加え、
サッチャーという1人の女性の生き方を
まっすぐに描いた、文句なしに秀逸な作品。
特に「鉄の女」後の、晩年の人生の描き方には
人生や老いという普遍的なテーマも感じられて。
普段なかなか映画を観る時間がないけれど
仕事からも解放された出張帰りの飛行機の中は
わたしにとっては絶好の映画タイムでした。