千代田区永田町の「ザ・キャピトルホテル東急」からチェックアウトしたミモロ。
「京都に戻る前に、東京のパワースポットに行く…」と、ホテルのすぐ近くの「日枝神社」へと向かいます。

文明10年(1478)太田道灌が江戸城築城の際に、川越の日枝神社を勧請したのが、この「日枝神社」のはじまりだそう。徳川家康が、江戸城を居城する際に、城の鎮守神として城内へ。その後、2代将軍秀忠による江戸城改築の時に、麹町(現在の国立劇場の付近に)神社を移します。そこで明暦の大火にみまわれ、社殿を焼失。4代将軍家綱が、松平忠房の土地を召し上げ、そこに権現造の社殿を建て、江戸の安寧を守護する社として祀ることに。
ご祭神は、大山咋神(オホヤマクヒノカミ)で、素戔嗚尊の孫神さまとも言われます。
*明暦の大火は、江戸時代最大の火事で、江戸城の天守閣をはじめ、多くの大名屋敷、市街地など江戸の6割を焼き尽くしたもので、死者は、3万から10万人と。江戸城の天守閣は、以後、再建されず終いに。
「うわーここの階段、キツそう…フー」

神社があるのは、小山の上。(そばに迂回路もあります)
「あともう少し…ヨイショ…」ミモロがんばれ!

ミモロの後ろの鳥居にご注目!普通の鳥居とは、ちょっと違い笠木(鳥居の横にわたる木)の上に三角の手を合わせたのような形が付いています。「山王鳥居」または「合掌鳥居」とも呼ばれるもの。日吉大社なども同じ鳥居です。

階段を上ったところには、堂々としたりっぱな神門が聳えています。
門の両脇を見ると、「あ、お猿さんだー。とても穏やかなお顔だねー」


日枝神社の神使いは、猿。サルは、魔去ると言われ、厄払い、魔除けとして崇められています。
2匹の猿は、夫婦猿。メスの猿は、子ザルを抱いています。
この御神徳は、夫婦円満・子宝・安産・子孫繁栄など。
門をくぐり、社殿へと進みます。

この神社がある永田町は、オフィースの多い地域。周辺も外資系企業などがはいるビルが聳えます。

「京都にはない景色だねー。まさに都会のパワースポット」
確かに、京都には、これほどの高層ビルがありません。
しかも神社のそばに…。
周囲を高層ビルに囲まれても、この境内に入ると、静かさが漂い、気の流れも違います。
出勤前や昼休みに、ここを訪れるサラリーマンやOLなどの姿も…。
まさに、心やすらぐ都会のオアシス…。ここで休んでパワーをチャージしにくる人も多いよう。

さて、社殿の前には、狛犬ならぬ狛猿?ミモロも抱っこしてもらいました。
参拝したミモロは、社務所で猿をモチーフした絵馬などを見つけました。

境内を歩きながら「あれ?双葉葵…どこかで見たことがある御神紋だー」とミモロ。

さすが京都で、いろいろな神社を見て回っているだけのことはあります。
葵と言えば、葵祭の上賀茂神社を思い出します。
実は、京都、上賀茂神社のご祭神、別雷命(ワケイカヅチノミコト)は、大山咋神の子神とも言われます。
徳川家の家紋の葵も、京都の上賀茂神社と縁があるそう・・・。なんかみんな繋がっているみたい…。

境内では、エサをついばむ鳩の姿も。「なんかのんびりするねぇー東京のパワーをもらって、さぁ京都に戻ろうー」と。
「もうすぐ城南宮や北野天神の梅も咲き始めるかなぁー」と、京都を思うミモロです。
*「日枝神社」東京都千代田区永田町2-10-5 5:00~18:00(4~9月)6:00~17:00(10~3月)
東京メトロ銀座線・南北線「溜池山王駅」徒歩5分。「赤坂見附駅」徒歩8分。外堀通の鳥居からは、エスカレーターもあります。

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