ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

雪の京都の町歩き。初めての雪だるまづくり・・・でも・・・

2012-02-20 | かわいい

今年初めて、たくさんの雪が積もった京都の町。ミモロは、朝、はりきって雪の町のお散歩に出かけます。

いつも見慣れたお散歩コースである岡崎の疎水周辺の景色も、雪をかぶって、全く違った雰囲気です。

平安神宮の雪景色を、ゆっくり鑑賞した後、さらにお散歩を続けることに。

「あそこ、どうなったるかなぁ?」とミモロが向かったのは、岡崎神社。
ミモロが、楽しみにしたのは、神社の狛ウサギ。
「やっぱり雪ウサギになってるー」顔に雪をかぶったウサギになっていました。

「あれ、これは大変そうー」途中みつけた童の像。
こちらは、雪をかぶって、ちょっと苦しそうですね。

道の傍らの南天も赤い実に雪が積もって、いっそうきれいに。

岡崎の動物園近くの並木道も、白い幻想的な世界に。
「ルルルルー、ルルルルールル」と何か口ずさむミモロ。もしかして、「冬ソナ」のメロディー?
どうも気分は、ヨンさまのよう。

ミモロは、サクサクサクと雪をかき分け進みます。
誰も踏んでいない雪は、フワフワ。

「キャー」と、突然ミモロの悲鳴。
調子に乗って歩いていたら、雪に足を取られて、顔から雪の中へ。ミモロ、大丈夫?

「うん、大丈夫。だってフワフワの雪だもの…」雪まみれになりながらも嬉しそう。

京都市美術館の敷地の中の公園で、ミモロは、なにか始めます。
しばらくすると「できたー!」とミモロの横には小さな雪だるまが。ミモロのマフラーも結んでいます。

なんかミモロとそっくりな顔。「カワイイ?ミモロのお友達なのー」と。

「え、もう帰るの?朝ご飯?」と雪だるまとの遊びに夢中のミモロ。

「もっと一緒にいたいのにー。ちょっと待ててね。後でまた来るからねー」と、雪だるまに伝えます。

「またねー」と雪だるまも、言っているみたい。
ミモロは、雪だるまを公園に残し、おうちへと戻ります。


家に戻ったミモロ、「あ、大変…手袋が片方なくなってるー」雪だるま作りに夢中で、どこかに落としてしまったよう。

「ワーン、また落し物しちゃったー」
夏、祇園祭でも、大切な団扇をなくしてしまったミモロは、悲しくて、悲しくて…。

きっとさっき転んだ時に、落としたのかも…後でもう一度、行ってみましょう。
「うん、あるといいなぁークスン」と、やっと泣きやみ、涙をぬぐうミモロです。


お昼過ぎに、再び、さっきの公園へ。
「雪だるまさんも待ってるから、早くー早くー」と、足早に向かいます。
太陽も照り、気温も上昇した午後。周囲の雪も、かなり解けてしまいました。

公園に到着したミモロ、「あれ?雪がないー」と、さっき遊んだ場所をあちこち歩き回ります。

「雪だるまさんがいないー。どこ行っちゃたのー」もちろん、雪だるまの姿はどこにもありません。

「あ、手袋…」
雪だるまがいたベンチの上には、小さな赤いミモロの手袋がポツンと置かれています。

「きっと雪だるまさんが、ミモロの手袋、拾っておいてくれたんだねー」と。


小さな雪だるまの顔を思い浮かべるミモロです。
「手袋、拾ってくれて、どうもありがとう…」手袋を握りしめながら、涙がポロリ…。

なくしたと思った手袋が見つかった嬉しさと、消えてしまった雪だるまを思い、ちょっと淋しいミモロです。

京都の雪…ミモロには、心に残るいろいろな思い出が…。



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コメント (4)
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