ものづくりのプロを目指す人たちが学ぶ「京都芸術デザイン専門学校」。
ファッションデザインコースの授業を、特別に体験したミモロです。
「ミモロも素敵なお洋服や靴が欲しいなぁ…。でも自分じゃ作れないし…」とブツブツ。
それを聞きつけた、教学部長の仲野達夫先生が、学生さんたちに「ミモロちゃんの洋服づくりをやってくれる人はいませんか?」と声をかけてくださいました。
その声に、ファッションデザインコース2人の女子と、皮革製品やアクセサリーのデザインなどを学ぶマイスターレッツの男子と女子各1名が、名乗り出てくれたのです。
「わー感激!どんなお洋服と靴ができるのかなぁーワクワク」と、もうミモロは、うれしくてたまりません。
なんて幸せなミモロでしょ!
「ミモロの冬のファッション制作プロジェクト」のスタートです。
とある放課後、みんなが集まってくれて、まずは、ミモロの体のサイズを図ることから。
まず靴を担当してくれるマイスターレッツコースの大塚広次朗さんが、ミモロに尋ねます。
「どんな靴が欲しいの?」「あのねー歩きやすくて、脱げにくい靴がいいなぁ」
ミモロの足は、すぐ靴や下駄がぬげてしまうんです。
「じゃ、ブーツはどう?こんな感じのは?」と、小さなブーツをミモロの前に。
「キャ!かわいい・・・こういうの欲しかったのー」とすっかりブーツが気に入った様子。
「ちょっと履いてもいい?」
柔らかいレザーのブーツで、履き心地もよさそうです。でもミモロには、ちょっと大きすぎるよう。
「ミモロちゃんの足に合わせて作るから、サイズを測らせて…」
「オーダーシューズだぁー」。すごく贅沢なミモロです。
「じゃ、今度会うまでに作ってくるから、楽しみにしててね。バイバイ」と。どこかに行ってしまいました。
次に現れたファッションデザインコースの安慶美穂さんと西村小春さんが、今度は、ミモロの体を採寸します。「まずは、ミモロちゃんのサイズを知らくちゃね」と。
「正確に測りたいから、お洋服脱いでー」と。「えー裸になるのー」と。
でも素敵なお洋服が欲しいミモロ、「わかりました。必要とあらば、私脱ぎます!」ときっぱり。
なんかどこかで聞いたことがあるようなセリフです。
「バストはここかな?」「えーそこウエストじゃないの?」と。
ふたりは、いろいろいいながら、ミモロの採寸を次々に。
首と頭のまわりも採寸。
「ウー何も見えない…」
帽子は、マイスターレッツの中野めぐみさんが作ってくれることに。
採寸を終えて、「どんな感じのお洋服がいい?」と。
「あのねー。カーディガンみたいなのと、お出掛けに着て行く、おしゃれな感じのコートやスカートが欲しいなぁ」と、ミモロはリクエスト。「わかった。ちょっと考えてみるわねー」と。
今度、会う時は、きっと素敵なお洋服が…。その日が、待ち遠しいミモロです。
*人形のお洋服は、小さくて簡単そうですが、実は、結構大変。着物のときと同じく、サイズがバラバラで、人間のようにある程度目安になる型紙の原形がありません。ミモロの場合は、同じようなサイズのぬいぐるみを渡し、それをモデルに作ってもらうことに。またあまりにミモロは小さくて、縫いにくいんです。
さて、どんなお洋服と靴ができあがるか・・・楽しみですね。
明日のブログでは、ミモロの完成した洋服をお披露目します。
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