久しぶりに祇園に出かけたミモロ。今日は、花見小路にある「津田楼」で、ランチをいただくことに。


暖簾をくぐり玄関へ。ブーツを脱いで、中に入ります。

そもそも「津田楼」は、幕末創業の歴史あるお茶屋さん。2010年、レストランバー、古美術ショップとして新たにオープンしました。現在は、女性でも気軽に上がれる人気のお店です。
1階のレストランバーには、大きな欅の1枚板のカウンターが。

2010年の改築は、まずこの欅のカウンターを室内に運び入れてから、はじめたそう。
「窓側のお席の人が、遠くに感じるー。すごく大きなカウンター」と、ミモロはその大きさに押され気味。
ランチタイムは、「選べる三菜 つだろう膳」2500円の1種類。でも7つの品々から、お好みで3つ料理が選べる自由度はいっぱい。さらに小鉢、炊き込みご飯、田舎汁、香物がついたボリュームあるお膳です。

この日の7つの料理は、ブリ大根、黒湯葉と赤腹じゃこのサラダ、春野菜と天然ヒラメの天婦羅、京豆腐と麩の揚げ出し、筍と飯蛸の炊いたん、旬のお造り、イベリコ豚ホワイトアルパラ巻です。
ようやく3つの料理を選んだミモロは、料理が運ばれるのが待ちきれない様子。
「早くこないかなぁー」

「お待ちどうさまでした」と、まずは小鉢がミモロの前に。今日は壬生菜と湯葉、干し大根のおひたしです。

さて、次に3つの料理をのせたお膳がカウンターに。「来た来た…」嬉しさに身を乗り出すミモロ。


ミモロが選んだのは、ブリ大根、春野菜と天然ヒラメの天婦羅、筍と飯蛸の炊いたんの3品。

「お味のしっかりしみた大根。ブリの組み合わせが絶妙だね。フーこの天婦羅なんだろ?フキノトウかな…。蛸も柔らか、筍もしっかりしたお味…」とミモロは、次々にお料理を平らげます。具だくさんの田舎汁も美味しくいただきました。

「あのー2階のお座敷を見てもいいですか?」と、ミモロは、お許しをいただいて、2階へ。
「ここよく知ってるんだもんね」と馴れた足取りで階段を上ります。

2階には、お茶屋さんの風情を留めるお座敷が。


実はここは、ミモロが毎月「古筆」を習っている場所。(以前、ブログでもアップした柳本勝海先生の「古筆」教室です。詳しくはぜひそちらも見てください)
生徒さんがいないお座敷は、いつもとは雰囲気がちょっと違う感じ。ひっそりとした静けさが漂います。
床の間には、お雛様の掛け軸、1階にはお雛様。


この時期、本当にどこにもお雛様の姿が。季節感を大切にする京都らしいおもてなし。
「いいね、こういいうの」とお雛様が大好きなミモロにとっては嬉しい季節。
「ごちそうさまでした」

ブーツを履いて、お店を後にします。
「うー満足満足!」お腹いっぱいになったミモロは、祇園の町のお散歩に出かけました。

*「津田楼」京都市東山区祇園町南側570の121 電話075-708-2518 営業時間:昼11:30~14:30 夜18:00~midnight 水曜休み *さまざまな文化講座も。ホームページで、ぜひご覧ください。

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