ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

中国各地の親しみやすい本場の家庭料理。地元に大人気の「中国菜 燕燕(えんえん)」。

2015-06-03 | グルメ

出町柳の駅から、京都御所方向に、徒歩7分ほどの今出川通沿いにある「中国菜 燕燕]は、地元で大人気の中国料理店。
洒落た雰囲気の外観

ドアを開けて中に入ると、思ったより広いスペースに、テーブル席が並びます。

「どうしてもランチ食べに行くの~」とある日、ミモロは、ランチタイムが終了する14時ギリギリに到着。なんとか食べさせてもらいました。
すでに店内には、お客様の姿はなく、入店時間ギリギリに飛び込んだミモロだけ。店員さんが、「大丈夫…なににしますか?」
台湾出身の留学生さん。

「すみません…急いで食べますから…」とさっそくメニューをチェックします。「大丈夫…」とにこやかに…。

ランチメニューの中から、選んだのは、鶏の甘酢がけ…。
さっそく運ばれた御膳には、スープをはじめ、小皿とデザートものっています。

「わ~こんなにたくさんのってる~。え?これで850円…感激~」と、食べる前から、目を細めるミモロです。

さて、このお店のオーナーの中野賢二さんは、ちょっと変わった経歴の持ち主。
中学高校と東京で過ごし、大学では、フランス語を勉強。そしてフランスへ渡ります。そこでなぜか目覚めたのが、日本文化の素晴らしさ。子供のころから、ものづくりが好きだったという中野さん。帰国後は、陶芸を学び、伊賀に窯を構える陶芸家として暮らし始めます。陶芸作家として過ごす中で、ある時、中国人の料理人と出会い、それが縁で、中国料理店を開くことに…。

「日本の中華料理ではなく、本場の味の豊かさを知ってほしい…。よくここは、何料理ですか?北京?上海?四川?と聞かれますが、うちは中国各地の地方で愛されている家庭料理です。中国人の料理人に、作ってもらった品の中で、僕自身が味わい、美味しい、これなら日本人にも愛されると思う料理をお出ししています」と。

夜には、さまざまな100以上の料理がメニューに…。
そのバラエティーの豊かさも評判です。

「僕が、料理店を始めたのは、食事が家族との楽しいひとときだったという記憶からかもしれません」と。家族や友人たちと囲む夕餉の膳。そこには、幸福感があふれます。

京都にお店を構えたのは、当初、陶芸家との2足のわらじを履くつもりだったから。でも、次第に料理店の方が忙しくなり、陶芸の方は、しばしお休み…。「でも、またいつかやりだすかもしれません…」

中国料理との縁は、優れた料理人との出会いもありましたが、お父様が、中国でお仕事をされていたことにも縁を感じたそう。
お父様の話す、中国の素晴らしさを、子供心にも思い描いていたのでしょう。

さまざまな文化に触れたオーナーの中野さん。その根底には、アーティストとしての美意識が感じられます。
それは、店内の設え…白と茶色の木の家具、そして木の床は、以前、上海で訪れた中華料理店を思い出させる設えです。
また、料理へのこだわりと同時に、中国茶やお酒など、自身で選んだ納得の品が用意されているのです。

中国茶は、料理に合わせて好みのものが、有料で注文できます。そして、茶葉を購入することも可能。
「わ~いい香り…」
ミモロは、ウーロン茶を100グラム購入しました。

「ほかにも変わったお茶がある…今度、こっちも飲んでみよう…」


棚には、日本酒もずらり。その前に「あ、パンダ」
小さなものによく目がいくミモロでした。

夜は、アラカルトのほかに、おまかせのコース3000円~もあります。「でも、コースだから特別お得というわけじゃなくて、それぞれが手ごろな価格なので、アラカルトもおすすめですよ」と。

「え~絶対、夜、来ます…」とミモロ。すでにメニューをチェックして、食べるものを決めているよう…。

「わ~ご近所にまたすてきなお店見つけちゃった~」と、すっかりランチを平らげてポッコリ膨れたお腹が抱えながら、お店を後にしました。


昼は、11時から13時が、満席になりやすい時間。また夜も満席になるので、予約をおすすめ。

*「中国菜 燕燕」京都市上京区今出川通寺町西入ル大原口町211 075-222-1489 入店時間ランチ11:30~14:00、夜18:00~21:30 木曜、第3水曜休み (店情報で、夜の営業が17時からになっているものもありますが、18時なのでお間違えなくとオーナーさん)


人気ブログランキングへ
ブログを見たら、金魚をクリックしてね~ミモロより
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする