ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

ミモロの熊野詣(6)熊野本宮大社から新宮の熊野速玉大社へ。おすすめは熊野川の舟下り

2015-06-28 | 奈良、近畿

京都から、憧れの熊野詣に来ているミモロ。最初の参拝地、熊野本宮から、山を下り、海に近い新宮へと向かいます。
紀伊田辺駅からレンタカーで熊野三山を巡るミモロですが、熊野本宮から新宮へは、車以外にも、昔から別の交通手段があるのです。

それが、熊野川の舟下り。『川の参詣道』とも言われるルートです。

熊野川は、和歌山県と三重県の県境を流れます。「対岸は、三重県なんだって~」

本宮大社から車で、168号線を進み、新宮市に入ると、間もなく、「新宮市熊野川行政局」があり、それを過ぎて、道の駅が見えてきます。その下の河原が乗船場です。

「え~?どこに船着き場あるの?」と河原を見渡しても、それらしい場所はみつかりません。
「乗船時間が近づくと、舟が来ますから、それに乗ってください…」と、道の駅の方に教わります。

しばらくすると、一隻の舟が、川を上ってきました。そして、舟下りの用意が始まりました。

この舟下りの船頭の道上友治さんは、この道11年のベテラン。毎回、下流の新宮市街地の降舟場から、モーターを使い舟を操縦して川上へと上るのだそう。「車に積み込んでここまでくれば…とも言われますが、毎回、川の状況は変わります。ですから、自分の目で川の状態を見ながら、下るときに注意すべきところなどを把握してるんです」と。

以前の大雨で、大きな被害にあった熊野川流域。両岸の崖くずれなどで、川には、岩が流出し、川の流れも変わったのだそう。
岸には、まだその時の水害の爪痕が残っています。

この舟下りは、全長16キロ、約1時間30分かけて、周囲の美しい景色や名所を眺めながらの舟旅です。


木製の舟は、昔ながらの雰囲気…。

「これで新宮に行きたい…」と、舟に乗りこむミモロです。
 

乗りたいね~。でも今回は、車で来てるから、それに4歳未満の乗船はできません。「ネコでもダメ~?」ネコは、もっとダメ。
「う~ん」とうなりながら、渋々舟を降りるミモロでした。

乗合舟は、1日2本10:00と14:30に運行。乗船料は、3900円。完全予約制で、乗船日の前日17時までに、電話で申し込みます。

舟は、熊野川の風光明媚な名所を、船頭さんの巧みなお話しと共に、巡ります。

舟に乗れなかったミモロは、車で、舟が通る場所に先回り。

「あ、来たよ~」眼下に流れる熊野川に舟の姿が見えました。

「ここだよ~」と舟に乗っている人たちに、懸命に手を振るミモロです。
でも、あまり小さなミモロ…舟の人たちは、気づかない様子。

「あ~行っちゃった~」

舟は、ゆったりと川面を進みます。
「いいなぁ~」と、その様子をじっと見送るミモロです。


さぁ、車で新宮の「熊野速玉大社」に行きましょ…。

ミモロが訪れたときは、春…。沿道には、桜の花が満開に…。


*「熊野川舟下り」の詳しい情報は、ホームページで

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