「春日大社」の禁足地の神山へのぼり、点在する社に参拝する「春日山錬成会の夏の峰入り」に参加したミモロ。
朝8時半から、山を下りたのは、15時を回っていました。
お山から、春日大社へは、若草山を経て戻ります。



「わ~広~い」眼下に広がる奈良の町。本当にのびのびとした景色です。東大寺大仏殿を見ながら、草をはむ鹿。
まさに奈良という感じの景色…。

緑の草が茂る若草山を、春日大社目指して下ります。

若草山は、まさに鹿のパラダイス。「アフリカみたいにライオンに食べられないから暮らしやすいでしょ…」と。


いま、小鹿の姿も目立ちます。まだフワフワの産毛が残る小鹿です。

「やっと戻ってきた~」朝出発した場所に、ようやくたどり着きました。

16時過ぎからは、直会がスタート、今回、峰入りの大先達を務められた千鳥権禰宜さまより、ご挨拶。
「みなさん、今回は、ひとりの脱落者もなく、無事に参拝できました。途中、ヒルに噛まれた方もいらしたようですが、怪我もなく、納めることができたことは、神様のお力です…」
そう、この時期、山にはヒルがでます。近畿いったい、いいえ、きっと日本全国の山にヒルは生息しているのだと。
今回は、数人の人が噛まれました。傷みもなく、かゆみもなく、ただ噛まれた部分は、血が止まりにくいので、服に血がにじんで、初めて気づいたという人も…。
ミモロは、毛深いので、大丈夫でしたが、私、靴下の上から噛まれ、気づきたら足に梅干の種くらいのヒルがぶら下がっていました。幸い、手で払うとポロリと落ち、傷口の出血もなく、赤い丸が足に残っただけでした。
ヒルといえども、神山での殺生は…と思い、そのままに…。
「虫よけつけてたのにね~」とミモロ。どうも虫よけは、ヒルに効果がないようでした。
さて、直会は、まずは乾杯から…。

続いて、柿の葉寿司や小豆粥の御膳を頂きます。


遠く千葉や愛知、静岡、兵庫、石川から参加した方々との交流も楽しいもの…。
「ミモロさん、下鴨神社のそばにお引越しされたんですよね。また、秋にも峰入りやりますから、参加してくださいね~」と、今回、奉行を務めた中野権禰宜さん。以前は、京都の下鴨神社にいらしたことも…。

「今度、お友達誘って来たいです…」とお返事。中野さんから手渡されたパンフレット。「お友達に渡そう…」とミモロ。
「本宮神社への特別登拝」。
普段は、入れない禁足地のお山にある本宮神社に、式年造替を記念して特別に登ることができるもの。
「ここを見逃すと、20年先になっちゃうよ~」とミモロ。参加費は、12000円。参拝用の法被、鉢巻き、記念品と直会が付きます。詳しいことは、「春日大社」のホームページで。

時間は、9時から13時。所要時間は、4時間です。
帰りは、近鉄奈良駅まで、参加者の方に車に送っていただき、近鉄と京阪の特急を乗り継ぎ、なんと1時間で、出町柳駅に到着。
電車にのったばかりのころは、車窓の景色に夢中になっていたミモロ。

気づくと、シートの片隅で、眠っています。

ミモロ、そろそろ起きて…。乗り換えよ…。
「う~ん…ムニャムニャ~」と、目覚めないミモロ。眠ったままのミモロをバッグに入れて…

ミモロの毛並から、かすかに森の匂いが漂ってきます。

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