ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

ミモロの熊野三山詣(3)かつて熊野本宮大社があった大斎原と、地元の産物が揃う道の駅

2015-06-25 | パワースポット

憧れのパワースポット、熊野へ来ているミモロ。「熊野本宮大社」に参拝の後、「ここもお詣りしなくちゃね~」と出かけたのは、本宮大社から歩いて10分ほどの広々とした場所にある「大斎原(おおゆのはら)」です。
山深い熊野では、珍しい広々とした場所で、ここは、熊野川と音無側、そして岩田川が合流する中洲なのです。

「わ~大きな鳥居~」その草原のような場所に聳えるのは、高さ33.9メートルの壮大な鳥居です。なんでも日本一なのだそう。ちなみに、2位は、奈良の大神神社の32.2メートル。そして京都の平安神宮は、第7位で、24メートルです。

さて、実は、ここ「大斎原」は、かつて「熊野本宮大社」があったところで、明治22年の洪水で、それまでの本宮大社の建物のほとんどが流出してしまったのです。

熊野本宮大社の縁起は、今から2000年前に遡るもの。それによると、敷地は約1万坪で、楼門が聳え、いくつもも社があり、能舞台や神楽の舞台なども揃っていたのだとか。

「すごい立派な神社だったんだね~」と、かつての様子を伝える絵や写真を見て…。

つまり、平安時代の貴族たちは、京都からこの場所を目指して来たのです。「後白河上皇もここにお詣りしたんだね~」。

いまは、ここには鳥居のほかに、当時の社殿を物語る石祠が立っています。


穢れを祓う川に囲まれた中洲…確かに神様が降りられるには、ふさわしい場所です。


ミモロの住むご近所の下鴨神社も賀茂川と高野川の合流する場所にあります。川の清からな水は、穢れを祓うには、欠かせないもの。「神様って、清らかなお水が大好きなんだよね~」と。


ミモロを案内してくださった「世界遺産 熊野本宮館」の平岸さんと、川を眺めながら…
 

「ミモロちゃん、熊野の物産がいろいろあるとこ案内します」と平岸さん。
「え?美味しいものあるの?」と目を輝かせるミモロ。「はい、ありますよ~」
向かったのは、「熊野古道ほんぐう」という道の駅。
 
「わ~いろんなものがある…」とひとつひとつ見てゆくミモロが、興味を抱いたのは、木製の品々。
 紀伊は、日本屈指の木材の産地。
「厚いまな板~。木製のおもちゃもある…」でも、木製の品の中で、ここならではと思われるものが、太い柱です。
「え~これも売り物?」 
店内にさりげなく置かれたみがき柱。「買う人いるのかなぁ~。持ってくの大変だし~」と。

また、気温が温暖な紀伊地方は、柑橘類の産地でもあります。
  
「じゃばら」というのは、ゆずやカボスなどと同じ柑橘系果実で、熊野の北山村だけに自生していたものだそう。その1本の原木から栽培をスタートさせ、今では、熊野を代表する産品にまで成長しました。

「ゆずっぽい感じの味で、すごく爽やかなんだ~」と。

「じゃばら」という変わった名前は、昔から原産地の北山村でお正月料理に使われていたもので、「邪」を祓うという意味で名づけられたのだとか。

今や、「じゃばらドリンク」「じゃばらマーマレード」「じゃばら飴」「じゃばらケーキ」など、あらゆるものに使われ、製品化されて、熊野のお土産品に…。

ほかにもいろいろな産品が…
  

「いろいろあるけど、やっぱりこれ~」とミモロは、じゃばらドリンクがお気に入り。
「ゴクン・・・」甘酸っぱい味が口に広がり、旅の疲れを癒します。






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コメント
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